高木美智代の発言 (東日本大震災復興特別委員会)
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○衆議院議員(高木美智代君) お答えいたします。
元の政府案に定められた基本理念は、その制作過程におきまして、福島県知事の御意見を踏まえることにより福島県民の思いを凝縮したものになったと伺っております。本修正はそうした思いが込められた基本理念を維持しつつも、私ども直接、議員も、県知事からも、また多くの県民の方たちからも御意見、また思いを伺ってまいりました。それを基に更に敷衍し、より一層本法案が福島の復興及び再生に資するものとなるよう、御指摘の四項目を追加したものであります。
それらの趣旨につきましては、まず、新二条二項におきまして住民一人一人が災害を乗り越えて豊かな人生を送ることができるようにすることを明記したその趣旨は、福島の復興及び再生が物理的、物質的な復旧復興にとどまることなく、一人一人の人間に光を当てて行わなければならないという、いわゆる人間の復興の趣旨を明確にいたしました。
次に、第三項の地方公共団体の自主性及び自立性の尊重は、元の政府案においては、国の責務として定められていたものです。しかし、国だけでなく、福島県においても県内市町村の自主性及び自立性を尊重する必要性があるとともに、福島の復興及び再生に関する施策全般を通じた基本理念として位置付けることといたしました。
第三に、第四項に定める地域のコミュニティーの維持につきましては、福島の復興及び再生に際して地域のつながりが分断されることのないよう、きずな等につきまして細心の注意を促すものです。
最後に、第五項ですが、実は福島におきましては、残念ながら政府に対して、SPEEDIの情報公開の遅れや事故初動態勢の混乱等によりまして、政府の発表は信じられないというお声を私ども多く聞いております。そうした政府の対応の反省の上に立ちまして、福島の復興再生に対する施策が講じられるに当たっては、住民や関係者等に対しまして、放射性物質による汚染の状況及び人の健康への影響等に関する正確な情報の提供に特に留意されなければならないことを基本理念として加えたところでございます。