谷垣禎一の発言 (国家基本政策委員会合同審査会)
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○谷垣禎一君 是非、司法部からの指摘にこたえられるようにそれぞれの責任を果たしていかなきゃいけないと思いますね。総理も最大党の党首としてリーダーシップを発揮していただきたい、このように思います。
そこで次に、社会保障と税一体改革、今、野田総理が一生懸命取り組んでおられますが、これの議論をしたいと思います。
それで、今までこの問題に関して、私どもは、消費税はマニフェスト違反であると、そこで、今の政権党にはそれを提起する資格がないんだということを指摘してきました。しかし、問題はさらにそれだけじゃないんですね。つまり、その中身そのものも私どもはいろんな不備があると思っております。
それで、まず税からしますと、総理の方からしますと、この任期中に消費税が上げるのはマニフェスト違反のそしりがあるから、それを免れるために、要するに増税時期を先送りしたがために、財政再建のこの目標、二〇一五年、掲げられていたと思いますが、二〇一五年にはそれが達成できないという問題がありますね。それから、税自体も、果たして消費税の持つ問題を解決していくために逆進性対策等々どうするのかといったような問題もあります。
しかし、一番大きな問題は、増税をする、消費税を上げさせていただく、それを何のために使うかということです。社会保障と税の一体改革と唱えておられるのは、つまりそれは社会保障に充てるんだ、使い道をしっかりしていくんだというお考えで一体改革と言っておられるんだと思うんですね。
ところが、それについては具体的には何も決まっていないのが現状ですね。社会保障制度の改革について、新年金制度ということも言っておられる。これは来年度法案を出すということのようですが、あとの被用者年金の一元化、それから社会保険をパートの方たちへ拡大適用していく、あるいは後期高齢者制度の廃止、みんな掲げられているんですが、全く内容が詰まっていない。要するに、税制改革ということだけが先行して、報道によりますと、それだけが先行して国会へ提出されるという報道もあるんですね。これでは、一体改革という名前には私は値しないと思います。
それから、協議をしろということも総理からも再三お呼びかけがございますが、中身が余りにもそれでは乏しいのではないか。要するに、相撲をやって、ばんと立ち上がってがっぷり四つに組もうと思ったら、野田総理から肩透かしを食ってしまったというような形になりはしないか。
だから、私は今この場で、そういう税財政の具体策、あるいは、今申し上げたような社会保障関係の法案をお出しになるのかならないのか、いつお出しになるのかと、このことを伺いたいと思います。