中島克仁の発言 (環境委員会)
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○中島委員 私、決して責めているわけではないんですね。早くやった方がいい、それを三月の時点でも言って、きょうも言わせていただいているわけですが、要するに、その放射性核種の種類、量そして子供たちの行動動態はいまだにはっきりしていないという結果だと思うんです。
チェルノブイリ、今回の新聞の記事では三十分の一、六十分の一とも言われておりますが、実際には不明確な部分が多く残されている。現実的には、チェルノブイリの例を比較検討していくのが一番目安となるんじゃないか。もう事故から二年以上がたち、現状では、小児の一通りの甲状腺のエコー、内部被曝の検査も今ようやく半分終わったぐらい。そうこうしているうちに、チェルノブイリの例でいけば、増加が始まる四年を迎えてしまう、あっという間にそういう時期になってしまうんじゃないか。そうなってきますと、発生して後手後手になる可能性は否定できないわけですね。
私、実はこの問題に関しては、厚生労働委員会でも質問をさせていただきました。水俣病の例もございますように、環境被害イコール健康被害につながるわけですよね。そして、今回は環境被害とは大きく違います。原発被害、そういう特殊なものでございまして、必ずつながるのは健康被害です。しかも、直近では、何の罪もない子供たち、その子供たちにがんというものの発生が危惧されているわけですから、これは何としても早く取り組んでいただきたい。
何度も言うようですが、責めているわけではなくて、やはりそうだったということにならないように、起きなければそれはそれでいいわけですが、その可能性は間違いなく否定できないということでございます。
そして、厚生労働委員会、田村大臣にお願いしたのは、何としても厚生行政と環境省と一緒になって、これは以前に委員長にもお話ししたんですが、福島医大が今は放射線障害による医療に取り組まれていることは十分承知しております。先日も、楢葉町に行かれて楢葉町長さんともお話をしました。もともと医師不足の地域です。そして、合併を繰り返して、何とか医療を立て直そうとした最中での今回の事故ということもございます。
そして、あの楢葉町にお子さんが戻ってくる環境というのはなかなか難しいでしょう。そういう中で今は除染を繰り返されているわけですが、恐らく今のままでは子供たちは絶対に戻ってこられない。四割の方が戻ってくることを希望しておられますが、四割の方は迷っておられる、二割の方は戻ってきたくないとはっきり言っている。
そうなってきますと、もともと医療過疎の地域で、二度とこのような事故、そして、子供たちの健康問題をしっかりと国が守っていくんだ、そういう意味も含めまして、福島に放射線に特化した医療施設を建てることによって、モニュメント的な要素を含めて、世界各国から見て、国内はもとより、内外から、放射線治療であれば福島と、そういう名前のつくような専門の医療機関、何としても、協力して横断的に各省でつくっていただきたい。いかがでしょうか、大臣。