伊藤哲夫の発言 (環境委員会)
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○伊藤政府参考人 御指摘のとおり、近年、鹿の増加によりまして、その食害が非常に深刻化しております。
平成二十三年度において見ますと、全国で約六千ヘクタールの森林被害が生じているという状況でございます。加えまして、まさに先生がおっしゃられたとおり、若い芽を食べちゃうといったことで、南アルプスの高山植物などは顕著に減少しております。そういったことで、植物に多大な影響を及ぼしておりますし、また、鳥や昆虫など、まさにそこにいた生物全てが大きな影響を受けている、こういう状況にあるというふうに認識しております。
このため、環境省では、鳥獣保護法に基づきまして、各都道府県に対しまして、特定鳥獣保護管理計画を策定し、狩猟期間の延長などを図りながら、個体数の調整、被害防除対策等を総合的に実施するよう指導助言しているところでございますけれども、なかなか今の枠組みの中では限界があるということも我々承知をしております。
このため、今、鳥獣保護法をさらに抜本的に強化できないかということで、中央環境審議会に諮問いたしまして、御審議をいただいております。ぜひ、年内にも結論を得て、必要があれば必要な制度改正まで持っていきたい、こういうふうに考えている次第でございます。