黒田東彦の発言 (財務金融委員会)

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○黒田参考人 ただいま委員から御指摘ありましたとおり、中央銀行総裁としての最大の使命は、やはり物価の安定であるというふうに思います。
 先ほども申し上げたとおり、日本銀行は、過去十数年にわたってさまざまな金融緩和策をとってまいりました。特に、前総裁のもとで、先ほど申し上げたような包括的金融緩和ということをされたわけですけれども、残念ながら、物価は足元でまだマイナス含み、先ほど申し上げたように、生鮮食料品を除くところでもまだまだ上昇していない状況にあります。
 その意味で、私が考えますに、三つほど重要な点があると思うんです。
 まず第一は、やはり、二%の物価安定目標というものを定めたわけでございますので、そのコミットメントを強く認識して、日銀総裁としてあるいは政策委員会のメンバーとして、その実現に最大限の努力を払う、そのためには、できることは何でもやるという姿勢でやっていくということがまず第一に必要であろうと思います。
 第二には、伝統的な金融緩和の手法というのは、御承知のとおり、短期金利をだんだん下げていくという形で金融情勢全体を緩和していくということが行われるわけですけれども、長らくデフレが続いてきて、短期金利はもうほとんどゼロというところですので、そのための非常に重要なポイントというのは、やはり、先ほど申し上げた、強いコミットメントを背景にして期待に働きかける、物価上昇期待というものを経済関係者に持っていただくように、市場との対話あるいは企業、家計とのコミュニケーションということを強化して、デフレ期待から物価上昇期待に期待を転換するようにするということが第二に必要な点であろう。
 第三に、もとより、そのためには、質的、量的な面で大胆な金融緩和を行う、これまで日本銀行が行ってきた以上の量的、質的な緩和を行うということであろうと思います。
 強いコミットメント、市場との対話、そして質的、量的な大胆な金融緩和ということで二%の物価安定目標を早期に実現したいというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 黒田東彦

speaker_id: 19167

日付: 2013-03-26

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会