黒田東彦の発言 (財務金融委員会)
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○黒田参考人 日本銀行は、日銀法に定められているとおり、物価の安定を通じて国民経済の健全な発展に資するということを使命といたしておりますので、もとより物価の安定ということが一番重要ではありますけれども、経済が持続的な成長を遂げるためには、物価のみならず、資産価格を含めて、経済物価情勢に影響を及ぼすさまざまな要因を丹念に点検していく必要があるというふうに思っております。
その意味で、世界の中央銀行は、物価安定目標というのをほとんどの中央銀行が定めておりますけれども、他方で、資産価格についても、やはりよく注視していくということだと思いますので、私どもも同様なことになろうと思います。
ただ、現時点で、資産価格あるいは資産市場にバブルが生じているとか、今すぐにそういう状況が来る懸念があるというふうには思っておりません。
当面、十五年続きのデフレから脱却するということが最大の課題だと思っておりますが、あくまでも、そういった物価の安定を通じて国民経済の健全な発展に資するように努力してまいりたいと思っております。