松田学の発言 (財務金融委員会)
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○松田委員 お手元に配ってあります資料でございますが、日米欧のマネー統計、これをごらんいただきますと一目瞭然なんですが、これは日本だけではなくて、マネタリーベースをふやしても、なかなかマネーサプライがそう簡単にふえるものではない。
日本の場合は、九九年から大体マネタリーベースを二倍ぐらいふやして、マネーサプライは二割程度ふえている。それに対して、やはり欧米でも、リーマン・ショック後のマネタリーベースの拡大、三倍ぐらいやっていますが、それで三割程度しかふえていないということがあらわしているように、中央銀行だけの努力でなかなか簡単にマネーサプライがふえるわけでもないのだろうと思います。
ただ、欧米の経験は、リーマン・ショックのときに、恐らく金融のいろいろな意味での問題があって、金融システム安定のためには、中央銀行がバランスシートを拡大することで金融機関あるいは金融市場のリスクを分担する、これがかなり有効だったということが経験だったと思います。
では、このマネーは一体どうなったのかというと、一部に指摘されているんですけれども、国内のマネーサプライを思うようにふやせず、結局はぐるぐると世界を回って、いろいろな世界的な過剰マネーをもたらしたり、あるいは資源価格を高騰させたり、新興国にも流れたり、バブルを生んだり、インフレ懸念を起こしたりとか、あるいは、回り回って国債バブルを起こして、いわゆる欧州債務危機の引き金を引いたり、そういう説もあります。
これも、やり過ぎるとそういうふうになるという説もありますが、この点ついては総裁はどういうふうにお考えでしょうか。
〔委員長退席、竹本委員長代理着席〕