松田学の発言 (財務金融委員会)
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○松田委員 来年度の政府見通しは、相当程度、公共投資とかが寄与して上がっているので、それがずっと持続するかどうかは甚だ疑問だと思いますが、その中で、今、中長期的なお話をされたんだと思いますけれども、二年で実質成長率が上がって、それで物価上昇率が上がっていくというのは、相当説得力のある説明をもっとしなければいけないんじゃないかという感じがせざるを得ませんでした。
それからもう一つ。総裁、期待に働きかけるというのは私もそのとおりだと思うんですが、期待というのは、数量的、定量的になかなかはかれるものではなくて、漠然たる概念であれなんですが、確かに景気は気からといいますので、マインドセットが変われば人々がお金を使ってというのはよくわかるんですけれども、それであれば、インフレ期待が上がる前に、まず、経済の先行きが明るくならないといけない。日本経済は希望がないといいますけれども、少し希望をつくっていって。
それで、デフレの何が悪いかというと、やはり物価が下がることの帰結として経済が収縮していく。それが悪いということであれば、もう少し、名目経済成長率ということの方が目標設定としてはすぐれているんじゃないかと、いろいろ議論があります。今度イングランド銀行総裁になるカーニーさんもそうおっしゃっていると言いますが。
名目経済成長率の目標を設定して、そこに対して日銀が一定部分の責任を負い、政府も共同でやっていくというような経済運営もあり得るかと思います。その点については、総裁はどんなお考えでしょうか。