松田学の発言 (財務金融委員会)

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○松田委員 ここで金利の問題。やはり、二%の目標は本当に大丈夫か。副作用の一つとして長期金利を心配する人が多数いらっしゃるんですが。
 物価というのは実質成長率が高まってもなかなか上がっていかないといいますか、それに対して、金利というのはあっという間に上がることがある。昔、タテホ・ショックというのがあって、二%台から六%まで一気に上がったという経験もあります。その点は非常に注意しなければいけないんですが、金利が上昇すれば財政に与える影響も非常に深刻であるかと思います。
 お配りした資料の二枚目を見ていただきますと、これは成長率と金利とのグラフでありまして、よく、長期金利と名目成長率、どっちが高い低いという論争がずっと長い間行われてきたんですが、事実を見ると、日本の場合、三十回のうち二十四回が長期金利の方が名目成長率より高い、逆転している場合はバブルのときだけだったということがございます。
 こういう経済を前提にしますと、仮にプライマリーバランスが達成されても、まだまだ国債発行残高の対GDP比は拡大を続けていくという状況でありますし、それに、経済成長率が高まりますと、利払い費がふえていって税収増が追いつかない、かえって財政が悪化して、国債がさらに発行されて、そして悪い長期金利の上昇が起こってしまうんじゃないかという懸念も、いろいろあろうかと思います。
 この懸念を払拭するためには、日銀の政策で期待インフレ率が高まっても長期金利には余り影響を与えないという前提を置かざるを得なくなると思いますし、名目成長率の方が長期金利よりも常に高いような経済運営をしていくという前提を置かなければいけなくなるような気がいたしますが、その点についてはいかがでしょう。

発言情報

speech_id: 118304376X00520130326_086

発言者: 松田学

speaker_id: 24110

日付: 2013-03-26

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会