松田学の発言 (財務金融委員会)
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○松田委員 期待に働きかける場合、確かに、先ほどからブレーク・イーブン・インフレ率の話が出て、若干上がったり下がったり。期待に働きかけるというのは、でも、本当にそれが効果をあらわすためには、やはりもう少し遠い、二、三年ぐらい先まで、どういうふうな道筋で経済が動いていくかというところを示さないと、本当に期待が定着しないといいますか、ブレーク・イーブン・インフレ率も下がっているという話になってしまう。
その中で大事なのは、これは、当局はなかなか言えないと言ったが、やはり金利がどう動いていくかというイメージを市場が持てるようにしないと、今、流動性のわなかどうかは別にして、これに近い状態のもとでは、実質金利を下げるしか、つまり、貨幣価値を下げるという予想をつけて借り手の負担を低下させる、実質金利を下げるということしかないわけですね。
実質金利を下げるためには、名目金利が余り上がっちゃうと実質金利は打ち消されてしまうものですから、そうすると、先ほどもお話が出ていますが、やはりある程度、名目長期金利というのはしばらくの間は上げないで何とか推移させていく。その中で実質金利が下がっていって、そして実需が出てきて、貨幣需要が増大してきて、実体経済がよくなって、そして資金需要が増大してきて、期待インフレ率がさらに上がって、そして、マネーサプライもふえて、期待インフレが上がっていく。そういう道筋を金利と一緒に示していくべきだと思うんですが、その辺については、総裁、いかがでしょうか。