玉城デニーの発言 (本会議)

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○玉城デニー君 生活の党の玉城デニーです。
 私は、生活の党を代表して、本動議に対して反対の立場から討論を行います。(拍手)
 衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口較差を緊急に是正するための公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に関する件につきましては、本年四月、政治倫理の確立及び公職選挙法に関する特別委員会において、十分に審議を尽くすべきであるとの意向で、私ども生活の党を含めた野党会派から、保岡委員長に対して、たび重なる慎重審議の取り扱いを求めてまいりましたが、四月十九日、民主党・無所属クラブ、日本維新の会、生活の党の各所属委員が出席していない中で審議を強行再開し、各党各会派からの慎重審議に対して意見の一致を見ないまま、採決に至りました。
 特別委員会における混乱した状況から始まったのが本件の扱い方であり、その不正常な委員会運営についての疑義を、そもそもまず問わなければなりません。
 昨年十一月、衆議院の解散に合わせて成立した緊急是正法の後に、広島高裁並びに広島高裁岡山支部など、選挙無効判決が示されました。その判決内容を見ると、今般の〇増五減については、あくまでも一人別枠方式を基礎としたものであり、格差是正措置とは到底言いがたいと断じていることは、極めて重たいものです。
 もちろん、その判決以外にも、違憲状態であると言われた各高裁での判決の内容から鑑みても、やはり〇増五減のみの改正先行については単なるびほう策であるという認識にしか立てないのは、国民から見ても至極当然のことではないでしょうか。
 参議院へ送付されて以降も、衆議院の各党各会派による選挙制度改革についての協議が真剣かつ丹念に行われてまいりました。しかし、いまだ各党各会派の意見は集約できておらず、今通常国会で一定の結論を得るとしていた、自民党、公明党、民主党によるいわゆる三党間合意すら瓦解してしまった状況と思わざるを得ません。
 これでは、幾ら政党間で合意形成をなしたとしても、またそれをほごにすることを繰り返すのではないかと、今後の議論形成についても危惧の念を抱かれてしまうことは目に見えています。
 今さら当然のことではありますが、我々が法案の採決に臨むときは、その賛成、反対の意思を表明する前に、十分に審議を尽くすということが大前提であります。その審議を尽くす中でさまざまなことが表出され、それによって、種々の修正が加えられたり、あるいは附帯決議が添えられるなどの手続を踏まえ、法案の議決以降も国会においてその責任を引き続いて全うせねばならないということを国民へ明確に示す約束をするのです。
 その必要かつ不可欠な審議が参議院で進んでいないことを理由として、このような重要法案をあえてみなし決議するという手続で進めようということは、まさに参議院の形骸化を与党が目指しているかのようであり、不正常なままでも動議によってみなし議決すればよいとなれば、今後の国会に対する国民の目はますます厳しいものになるのではないでしょうか。
 国民が求めている政治の主要な抜本改革である一票の格差の是正や議員定数の根本的な解決など、国会審議において進めることにも司法からさらに重い判断を受けることになるのではないかと懸念いたします。
 よって、私は、本動議に対して強く反対の意を述べさせていただき、生活の党として、五年ごとの国勢調査による選挙区の是正、比例区における定数の削減など、より国民の意思を尊重できる議論の府における審議の構築を実現するべきであることを申し添えて、反対討論といたします。
 ニフェーデービタン。(拍手)

発言情報

speech_id: 118305254X03520130624_022

発言者: 玉城デニー

speaker_id: 24233

日付: 2013-06-24

院: 衆議院

会議名: 本会議