西川京子の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○西川(京)委員 ありがとうございました。
実は、この結論を導くまでに、自由民主党という政党は大変自由な政党でございますので、党の部会での意見は百家争鳴という状態で、いわば英語がぺらぺらしゃべれて、その中身がない人間を育てたってしようがないだろう、国際的に通用する国際人というのは、実は、本当に日本人として自分の国を愛し、日本の文化あるいは歴史、伝統、そういうものに深い造詣を持った教養人、それが世界に通用する日本人だろう、そういう意見が大勢でございまして、いわば英語教育とICT教育、そして理数、この三本に絞った提言というのにはかなりの批判も出ました。
いや、実はそうではないんだと、もう一つ、やはり今のいじめの問題から含めて、日本人の精神、道徳教育の必修化とともに、日本人の魂を育てる教育、それが一番大事なことであって、これは、この中で、今回は成長戦略に資する人材、三本の矢ということで提言したということでまとまりました。
今回、一番その根本にある、本当に、自分の国がすばらしい、そして、日本人としてこの地に、この島国に生まれてきてよかった、そういう思いを持っている子供たちが育っていかなければ、日本の将来はない。私は、この精神のところの根本的な教育、このことはやはり一番大事だと思うんですね。
実は、その問題に関して、学校現場で教えている教科書あるいは入試の状態、そういうのが、この戦後ずっと日本の教育界あるいは歴史学会を覆っていた自虐史観、反日思想、これが色濃くまだまだ出ている今の状況、これに大変憂慮を持っております。
特に、今回、教育基本法を改正した新しい学習指導要領の中での初めての検定制度、その中で、検定で合格した高校の教科書、これに、歴史教育の部門で大変看過できない状況の記述が数多く散見されますので、具体的にその話をちょっとさせていただきます。
このパネルを皆さんに見ていただきたいと思います。
この右上の日本史の教科書、これはある出版社が出しているところで、大体五〇%ぐらいのシェアを持っております。
この中で、ちょっと一つの説明のところを読んでみますが、戦地に設置された慰安施設には朝鮮、中国、フィリピンなどから女性が集められ、いわゆる従軍慰安婦とあります。このいわゆる従軍慰安婦という言葉自体、朝日新聞その他のマスメディアがつくったいわば戦後の造語でありまして、そういう組織はなかったんですね。
また、女性の私が申し上げるのも大変心痛む話でありますが、当時の貧しさゆえのいわば売春、それは、日本が統治している時代の朝鮮においても、キーセン学校、ここの右下にもあります学校、そういういわば風習というか、そういう制度は公にあったわけですね。
日本でも、昭和三十四年でしょうか、売春防止法、これの前までは公に当然認められていた、職業としてあったわけで、そういう中での、軍隊と一緒にそういう施設がついていったという中でのいわば売春の話、これが、いわばメディアの一つの造語の中で、軍が関与して、略奪して、連れてきて、連行して性奴隷にしたというような大変ひどい話になっているのが、今の従軍慰安婦の、アメリカでの、韓国のいろいろなロビー活動の問題なんです。
そういう中で、これはきちんと検証して、いわば単なる売春行為である、それは、いつの時代の戦争でも、どこの軍隊でもある話です。なぜゆえに日本軍だけがここまでおとしめられて言われなきゃいけないのか。そういう現実がある中で、教科書にそういう問題を、まだ明らかに、政治的にも歴史学的にも決着もしていない問題を載せる、こういう問題、非常に問題だと思います。
そして、同じ教科書で、南京陥落の前後、日本軍は市内外で略奪、暴行を繰り返した上、多数の中国人一般住民、婦女子を含む、捕虜を殺害した、南京事件。
この真ん中の写真をごらんになってください。日本軍が一九三七年十二月十三日、南京に入ったときの写真です。これは当時のアサヒグラフ。この資料は初めて今回出てきたんじゃないかなと思いますけれども、この当日、このときに、この地で大虐殺が行われていたという。全く死体も何もない、そういう中で、整然と日本軍が入っていった現実がしっかりと出ています。
そして、その下の写真、これは、その十日後に、実は、中国の人たちが日本軍とともに自治会を自分たちで自主的に作成した写真です。
その下、これは、中国の人たちが日本の国旗を振って、城壁の上の日本軍の人たちに手を振っていますが、これは一月一日、いわば虐殺の真っ最中、やっていたときの写真です。
何よりもかによりも、この当時、一九三七年十二月の十三日以降、一月、二月、日本軍が三十万人を大虐殺したよ、そういうあれの中で、実は、日本に一番厳しい目を向けていたロンドン・タイムズ、ニューヨーク・タイムズ、この期間、この新聞社は、何も、一行もこの問題を報道していません。このことで、大きなこの事件が実はなかったことははっきりしているわけですね。
そういう中で、先日、この問題を維新の中山成彬先生がされましたけれども、実は、そちらにいらっしゃいます、故中川昭一先生がつくられました日本の前途と歴史教育を考える会、これは自由民主党の中での議連の勉強会ですが、その中で、安倍総理も、もちろん下村文科大臣も入っていらっしゃったと思いますが、お二人が政府に入った後、私は事務局長を引き受けまして、中山会長のもとでこの問題を徹底して検証しました。
その中で一番特記すべきことは、実は国際連盟のときに中国の顧維鈞外相が、その当時、二万人という数を出してきましたが、二万人の南京市民と婦女子を虐殺、暴行したという演説をしたんですね、日本非難決議をしてくれと。そのときに、実は日本に大変厳しい目を持っている欧米列強が、その意見陳述を一切無視しました。取り上げませんでした。そのことに対する国際連盟の議事録が二〇〇七年、私たちの努力で出てまいりました。外務省はなかなか出さなかったんですが、内閣府の方から出てきました。これは戸井田元衆議院議員の御努力があった結果なんですが、そういう中で、この問題は完全に決着がついているんですね。
私たちはこの議連で、この南京の問題は通常の戦闘行為でも戦闘以下でもなかったと、これは憲政記念館で、二十社以上の外信の記者、いわばニューヨーク・タイムズ、その他、香港フェニックス、中国のメディアも来ていました、日本のもちろん朝日、読売、大手新聞が来ていましたが、記者会見しました。そのときに、一切反論はありませんでした。
この南京の問題は、一九八〇年代、朝日新聞が大キャンペーンを張った中で、大きな政治問題として中国、韓国がこれを利用するようになった、これが実態です。ですから、この南京の問題、従軍慰安婦の問題は明らかに、通常の戦闘行為以上でも以下でもなかったという結論が実に正しいことだ、私たちはそういう結論を得ています。そういう結論が出ている問題を、あえて推論で教科書にたくさん載せる今の検定制度に、大変大きな疑問を持っております。
そして、時間がなくなってきてしまいましたが、私、実はきょう一番言いたかったのは、私立の女子中学校、高校、もちろん男子もですが、私立の入試問題のひどい自虐史観、これが一番の問題だと思っております。
実は、私立の中学校の受験というのは小学校の五年生、六年生。特に女子校が意外とひどいんですが、有名私立女子校の問題がこの真ん中のところですが、この中に今の従軍慰安婦の問題あるいは南京の問題、そしてどこの教科書かと思うような、伊藤博文を暗殺したのは誰ですかと。それがあたかも英雄のような書き方をしている。本当に、一瞬、私はこれは韓国の試験問題かと思いましたけれども、そういうものを導き出すような試験問題がいっぱいあるんですね。
今の現状について、いたいけな小学校の子供たち、そしてお母様たちが一緒に予備校で一生懸命そういうものを必死で勉強する、これは本当にきいてきます。教科書以上に大きな問題です。これは、ある予備校の先生が意を決して私にこういう資料をくださいました。ぜひ、この問題について、教科書検定も含めて、下村大臣、一言、短くお願いします。