茂木敏充の発言 (経済産業委員会)

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○国務大臣(茂木敏充君) 安井委員、マッキンゼーで一緒に仕事をさせていただきまして、マッキンゼー、一九七〇年に日本に進出をして、私が恐らく第二世代ぐらいになるんだと思います。第一世代というのは、マッキンゼーが何の会社か分からずに入ったグループで、それなりに優秀な方だったんですけど、極めてユニークな方が多かったと。第二世代の我々もそれに近いところがあるんですけど、第三世代以降の安井委員始め、極めて優秀な方が多くて、質問ということで大変緊張いたしておりますが。
 アベノミクスの三本の矢、一本目が大胆な金融緩和、そして二本目が機動的な財政運営、三本目が民間投資を喚起する成長戦略。この三本目の民間投資を喚起する成長戦略、これから個人所得、そして消費が増える、さらには企業において民主導のまさに設備投資等が起こっていくと、こういった意味で極めて重要だと思っております。
 この成長戦略の中に大きく分けまして三つぐらいのジャンルというか、大きな固まりがあるかと思うんですけど、一つは、我々が新市場戦略プランと呼んでいるものでありますけど、全く新しい市場といいますか、これからの時代を考えて日本が直面する課題というものを解決をしていく。少子高齢化社会が進む中で、日本は単純に長寿社会じゃなくて健康長寿社会なんだと、そういう将来の目標を見据えたときに、現状と比べてどんなギャップがあるのか、解決すべき課題は何なのか、こういったことを見極めていく、こういったジャンルがあります。
 そして、二つ目には、今の日本の経済の状況を考えると、開廃業率が廃業率の方が高い、そして、アメリカやイギリスが開業率一〇%に対して日本はその半分ぐらいの五%ということで、開廃業率を逆転して開業率を欧米並みに持っていくと。さらには、業種にもよりますけれど、非常に、何というか、企業の数も多過ぎて国内で過当競争になっている、こういった状況も改善をしていかなきゃならない。さらに、グローバルな企業、それは本当にグローバルトップになるような企業もありますけど、委員も御案内のとおり、例えばヨーロッパで、規模的にはそこまで大きくないけど、ある特定の分野においてはグローバルニッチで、本当に世界になくてはならない企業、こういったものもつくっていく。こういった全体の産業の新陳代謝を進める、こういったことが二つ目の成長戦略の柱です。
 そして、三つ目に出てくるのが、まさに日本の国際展開戦略ということになってきます。日本の様々な強みを持つ産業、こういったものが国際展開する、そのための様々な障壁を除去していくと。また、インフラであったりシステムであったり、クール・ジャパン、こういったこれから日本が伸ばしていける、こういった分野の輸出であったりとか国際展開を進めると。極めて重要でありまして、TPPは成長戦略の中で、今申し上げた三つの柱の中の三番目の柱ですね、極めて重要な役割を果たす。
 そして、TPPはTPPに限らず、日本がこのTPPに参加することによって、アジア太平洋地域のルール作りに主導的な役割を果たしていく、それによって今後のRCEPであったりとかFTAAP、こういったものの土台をつくっていく、こんな意味からも極めて重要だと、そう考えております。

発言情報

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発言者: 茂木敏充

speaker_id: 5551

日付: 2013-03-21

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会