足立信也の発言 (憲法審査会)

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○足立信也君 民主党の足立信也でございます。
 この発言の留意事項の中に新しい人権のみならず二院制のことも書かれておりますので、今国会では二院制と新しい人権でしたので、この二点について意見を申し上げたいと思いますが、その前に、今、舛添委員からも発言がありましたように、立憲主義というのは人類の英知、到達した英知だろうと私は思いますし、ですから普遍的であると。今フランスの人権宣言あるいは合衆国の人権条項の追加の話がありましたけれども、さらに百年前のイギリスの権利章典というものもあります。
 しかし、これが欧米の考え方だという考え方を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、日本でも戦国時代、武田信玄の甲州法度ですね、この最初のときに、二十六条があるわけですが、二十五条まで作っていて最後の一条を空けていたと。で、家来の方が信玄のところに持っていってそこに書いてもらったと、信玄もこれを守る。というのが立憲主義、日本でも戦国時代からそういう考えがあったということも是非理解していただきたいし、私は、自民党の方々が自主憲法制定ということで、党是として集まられているのはそれは結構な話だと思いますけれども、この審査会の中でその立憲主義に立脚した発言というのがほとんど聞かれないというのが非常に私は違和感を持っておりまして、もっと自由な考え方の方が集まっているんではないかと、そのように思いました。
 まず、二院制のことについてですが、これは二〇〇五年に衆参共に報告書が出た時点では、二院制の在り方、今の形でもいいんではないかということであったわけですけど、私が考えるに、それ以降、真性ねじれということもあり、また、憲法ができたのが昭和二十一年で、参議院の第一回の選挙は二十二年ですね。そこで、ハウスと内閣の在り方、これは衆議院については不信任案、それに対して解散権あるいは総辞職とあるわけですが、内閣と参議院の関係というのは規定されていない。それは憲法が先にできたからだと私は思っています。ということは、現在の議員である我々が、この長年の経過を経てその参議院というハウスと内閣の関係は一度きちっと整理しなければいけないんじゃないかと、私自身はそのように考えております。
 それから、新しい人権についてですけれども、先ほどの御発言の中で参考人の先生方の意見をおっしゃっていましたが、やはり小林節先生のところは、前川さんの質問に答えて、訂正しますと。これは上告権の関係でそのようにおっしゃったわけで、私は、その明記されているものとそうでないものが対等に最高裁で、憲法に合致するかどうかというのを議論するのは非常に曖昧になってくると思います。
 そんな中で、環境権については、私は、その一国で、一国の範囲で収まる状況では今ないと思っておりますし、私、九州ですけれども、例えばPM二・五、それから今後莫大に増えるであろうアスベストの飛散等々を考えると、環境権というものの考え方は国際的に日本がどうとらえているかというのは必要なことだろうと思いますし、それがないと国際的な協議の場でもやはり主張というのは弱くなるのではないかと、そのような観点を私は持っております。
 以上です。

発言情報

speech_id: 118314183X00620130612_022

発言者: 足立信也

speaker_id: 18128

日付: 2013-06-12

院: 参議院

会議名: 憲法審査会