不破雅実の発言 (国際・地球環境・食糧問題に関する調査会)

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○参考人(不破雅実君) では、お答えします。
 今、武内先生からの御指摘にありましたビクトリア湖、要するにナイル川からの水を取水したそういう事業をもうちょっとできないのかというようなこと、住民とともにそうしたことをプロジェクトでやっていくというようなことについてという御指摘でございましたけれども、一つは表流水の利用をもっと広げたらというお話かなというふうに思いました。
 この点につきましては、特に人口が集中する都市部に関しましてはそういうような事業を起こしていく必要があると思います。ただ、そのためには、御案内のとおり、浄化のための維持管理費用、こういったものを賄うべく料金収入によってやっていくということも必要になりますので、その辺のサステーナビリティーを考えていくことも同時に行うべきかというふうに思います。
 それに対する対策としまして、例えば無償資金協力などによる給水施設におきましては、これを徐々に整備を入れていきまして進めていくということも可能かと思いますけれども、維持管理の部分までなかなかコストをカバーできませんので、そこをうまくやるために、住民の方々の能力育成といいますか、そういったことも進めて一緒にやっていく必要があるのかなと、そういうふうに思います。
 水利権の問題につきましては、途上国におきましてなかなか明確でない部分がございまして、したがいまして、新たに取水をする場合の水利権の調整のような問題につきましては、返って、その段階で改めて過去からの水の利用の状況というものをよく調査した上で影響を与えないかどうかということを検討するという、そういうやり方になるのかなということだと思います。そういう制度的な問題を支援するというものもございますが、制度自体がまだ非常によくできていないという現状があると思いますので、そこの実態調査のところを地元の方々と一緒にやっていくという必要があろうかと、そんなふうに思います。
 二番目の御質問で、漏水を防ぐためのいろんな材質を改善するような協力というものもあるのではないかという御指摘がございました。
 この点、まさに日本の技術を活用しまして、漏水を起こしにくいような材質のものを利用するという可能性は大いにあるかというふうに思います。一方で、途上国におきましては非常に古い管、こういったものが非常に多いということと、管の継ぎ目からの漏水というものが結構多いと思います。そういう問題もございますので、施工のときの管理やそういったものをまず改善していくということがあるということとともに、古い管を更新するということが一番対策になるというような場面もちょっとございまして、なかなか難しいところがあるかと思いますが、この材質を漏水を起こしにくいものに替えていくとともに、継ぎ目をうまく処理するための技術をきちんと施工のときにやると、それから、資金的にできる範囲で古い管を更新していくということによって全体的な漏水というものを防いでいく、なくしていく、そういう対策が今後行われる必要があると、そういうふうに思います。
 ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 不破雅実

speaker_id: 25058

日付: 2013-02-27

院: 参議院

会議名: 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会