小田兼利の発言 (国際・地球環境・食糧問題に関する調査会)
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○参考人(小田兼利君) いい質問をしていただきました。
私は、ボランティアじゃ世界の課題というのは解決できないと思っています。なぜかなら、永続性がない。だって、水にしても、私がボランティアで、じゃ国から助成金をもらったりしてボランティアで一年やった、本当は今まで汚い水を飲んでいた人たちがおいしい水を分かり出した、次に供給できなかったらどうなります。結構それ多いんですよ、世界を回っていますと。セーブ・ザ・チルドレンなんかが災害地で水を供給していた、じゃ次の月からはもう引き揚げた、こういうことだったら、いっそのことやらぬ方がいいんじゃないかななんて思ったりします。
そこで、私は日本の全てが高いと、日本の常識は海外では通用しないと言っていますけれども、日本で幾ら掛かるから幾らで売らないといけないというような考え方はやめなきゃ途上国ビジネスできません。幾らだったら買えるから、住民も納得するから、じゃ、そのためにはどういうふうにすべきかということをまず考えるべきであって、私はそのやり方しています。
それで、今、月に二十リットルずつ毎日配達してやって、月に二ドル、USドル、これみんなもうほとんどが賛成してくれます。最初はただがいいとみんな言うんですよ、もらいつけていますから、もらい慣れているから。でも、みんな納得します。
それで、本当は私のところはもうからぬのですよ、もう借金ばかり、安いから。でも、バングラデシュで起きていること、どういうことかというと、最初は十リットル、飲み水だけしか買いません、これまでただだったんだから。ところが、一月もしないうちに増えてきます。料理するのも使う、ついにはシャンプーまで使うようになる。もう本当にまさに水商売なんですよ。
本当に、そういう意味で、これ大事なもので、私は自分の水がある面での安全保障なんかにつながるなんて最近は大それたことも言っているけれども、本当に私が行くところ大阪弁がはやっているんですよ。それで、どこへ行ったって、中国と日本のもめ事を仮に知ったら、理由も聞かず日本が正しいと言ってくれますよ、私が行っているところ。本当に、まさにこういうのは日本の中小企業の持つ誠実さ、こういうのは安全保障にもつながるなという気がします。
だから、私の水技術だけでなくて、日本の中小企業なんてたくさんありますよ、役立つのが。是非是非そういうのを取り立てていただきたいですね。