主濱了の発言 (国際・地球環境・食糧問題に関する調査会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○主濱了君 生活の党の主濱了であります。
実は、本調査会、三年ぶりの復帰でございます。新しい調査が始まりまして三年目と、こういうことでありまして、復帰した途端に終盤を迎えていたと、こういう状況でありますが、この中で初の意見を述べさせていただきます。私、水問題についてバーチャルウオーターの観点から意見を述べさせていただきたいと思います。
バーチャルウオーターとは、輸入農産物を国内で生産した場合に必要になる水の量であると、こういうことで、これまでの中で鈴木東大教授が講演をされていたものも参考にさせていただきました。日本で米の関税が完全に撤廃された場合、米の自給率は一・四%となって、そのバーチャルウオーターは二十二倍に増加すると、こういうふうに試算されているとしております。世界的に見て水の豊かな日本で水を節約し、カリフォルニア、オーストラリア、それから中国のように水の少ない地域の水を使うと、こういうことになってしまうんだと、世界の水収支から見て極めて非効率ではないか、こういったような指摘があったというふうに記録を見させていただきました。
調べてみますと、日本は世界一の農産物の純輸入国であります。既に食料の六〇%を海外に依存をしております。自給率四〇%ですから依存率は六〇%、こういうことになるわけですが、関税が撤廃されますと食料の七八%を海外に依存することになってしまうと、こういうことでございます。
他方、地球上の人口は既に七十億人を超えていると。毎年毎年五千万人ずつこの地球上の人口が増えておりまして、二〇五〇年には九十億人になると、こういうふうに予想をされているところであります。FAO、国連の食糧農業機構ですけれども、FAOでは、食料を今後六〇%の増産、これが必要であると、こういうふうなことを言っております。
これらを考え合わせますと、世界の水問題に寄与あるいは貢献すると、こういう観点から端的に意見を述べさせていただきますと、もう一つですね、食料の安全保障の観点からも意見を述べさせていただきますと、できる限り食料の自給を高める政策、これを推進すべきではないだろうか、こういうふうに思っております。この調査会は今回の水問題のみならず食料問題も含まれておりますので、いずれ食料の自給を高める政策、これを私どもは推進することによって世界の水状況の緩和に少しでも寄与すべきであろうと、こういうふうに考えているところであります。
以上です。