後藤千恵の発言 (国民生活・経済・社会保障に関する調査会)

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○参考人(後藤千恵君) 渡邉社長がこうした雇用を始めたきっかけは、会社を設立したのが二〇〇〇年、今から十二年前です。そのころSE、エンジニアは、もう超売手市場といいますか、なかなか集められない状況だったらしいんですね。それで、技術者の人を募集しても、技術の高い人は来ても、何かちょっと人柄に問題があったり横柄だったりやる気がなかったり、どうもいい人が集まらない。そういう中で、素人さんを雇ってみたら、これが頑張る。そこで、経験や知識がなくてもすごい頑張りでいい成果を上げるということが分かって、当初、渡邉社長さんたち四人で始めた企業なんですが、もしかしたら、自分たちの雇用の仕方、やっぱり変えるべきではないかというふうにそこで思い当たったらしいんですね。
 障害のある人たちも、実際に雇ってみたら本当に一生懸命頑張ってくれる。一生懸命頑張る人を育てる、それによって力になってもらおうというふうに考えを変えて、どんどんそういう人たちを積極的に採るようになったそうです。先ほどお話ししたみたいに、そうした雇用を成長につなげているということですね。
 もう一点、どうすれば広がっていくかということですけれども、基本的には、やっぱり志の高い方々だなという感じはいたします。
 志の高いといいますか、やっぱり今どうしてもグローバル化が進んで、厳しい競争の中で特に株式会社などは短期的な利益を上げなければいけない、株主の方を見なければいけない、そういうことに迫られるわけですけれども、やっぱりちょっと発想を変えて働く人を大事にするということが、このISFネットのように、生産性を高め、企業の収益を高め、その企業を成長させていくことにつながる、ひいては経済を成長させていくことにつながるんだというふうにやっぱり発想を変えていくということが大事だと思います。
 そういうふうに発想を変えていった企業に対して、社会がやっぱりきちんと認めていく。そして、例えばそういう企業の売っているものを買うことによって、消費者が行動することによって評価をしていくとか、社会全体でそういう企業が増えていくような環境を広げていくということも大事になってくると思います。

発言情報

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発言者: 後藤千恵

speaker_id: 25989

日付: 2013-02-27

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済・社会保障に関する調査会