麻生太郎の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(麻生太郎君) 今回の世界の大きな金融機関の中で、やっぱりキムさん、ドクター・キムが世界銀行の総裁になったというのはちょっと驚きを持って見られた人事だったと。オバマさんの二期目の人事としては最も驚いた人事の一つだったと思います。特に、前の人と比較するとえらい違いですから、そういった意味では非常にいい人材を得たんだと思いますが。少なくとも、財務省としても、この保健外交戦略と言われる、保健外交というのを推進する上で、途上国の保健のシステムというものの強化を重点分野として世界銀行と一緒に協力していくことというのは大事なことだと思っています。
少なくとも、この国民皆保険というのは昭和三十四年、岸内閣のときにこれ初めてできて、三十五年からこれは施行されたんですけれども、いずれにしても、こういったようなものがきちんとでき上がっている国、世界で最もこういうものがうまくいっている国というのは、それは日本が一番進んでいますから、そういった意味では、今後ともこの日本の国民皆保険にかかわる経験といったようなものを、開発途上国が今後いろいろ政策を立案していくに当たって、是非そういったものを、我々持っている知見、経験を我々の方から提供して、保健財政とか、またそういったものをやる意味で人材等々を中心としたテーマで共同研究というものを実施していくということは、これたしか本年の十月だったか十二月だったかに政策提言を取りまとめて研究成果を共同発表するというように聞いております。
また、この共同研究の成果を生かして、アジアの保健人材の育成というのを目的とした研修プログラムというものを、これは世界銀行と協力して実施するということを目下検討いたしつつあるというのが現状で、この点に関しましては、少なくともアジアが今後発展していく上において、幼児死亡率の低下始めポリオだ何だ、いろいろまだまだ解決されねばならぬ問題がアジアに多くありますので、そういった問題の解決のためにも非常に重要な、共同政策としてはちょっとほかの政策とはまた違った意味で値打ちが上がり、評価の高くなり得るものだと、私どもはそう思っております。