牧山ひろえの発言 (予算委員会)

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○牧山ひろえ君 おっしゃるとおり、選挙の結果は国民の意思表示の重要な一側面はあるかと思います。しかし、前回の衆議院選挙の投票率は五九%、約半分の方が投票し、半分の方が投票しなかったんですね。戦後最低を更新しています。
 投票率が低くなると、相対的に少数の意見で国の方向性が決まってしまうということになります。現に、前回の総選挙では、圧勝された自民党に投票したのは、全有権者数の、小選挙区の場合では二四・六七%、そして比例区の場合では一五・九九%にすぎなかったんですね。ですが、結果、獲得議席数は全体の六一%の二百九十四議席を占有する結果となっているんです。
 多くの死票が生じる今の小選挙区制度では民意を正確に表すのは難しいと思います。選挙制度の是非はおくとして、私たち国会議員の仕事というのは、国民の意思を国政に正確に反映するということが私たちの仕事だと思います。ですのに、低い投票率での選挙となると、民意の正確な反映は困難となります。私もこの低投票率の問題について今までずっと考えていて本を書いたぐらいですが、今ホームページで連載させていただいていますが、それほどこの問題は重要だと考えております。
 低投票率は以前から問題視されていますが、これまでに何一つ有効な施策は取られておりません。国民ならば投票に行くべきだとか、投票は義務だとか、そういう理想論を言っていても始まらないので、諸外国でこういった重要な問題に取り組んでいる国々をしっかりと見習って、それぞれの施策を取り入れるべきではないか、柔軟性を持つべきではないかと思います。
 それでは、最初のパネルを御覧ください。(資料提示)
 この一番下の赤い太い線が若い人たちの投票率です。前回の総選挙時の投票率を年代別で比べますと、二十歳から二十四歳が三五・三%で最も低くなっております。それに比べて、一番高い位置にある線が高年齢の方々の投票率なんですが、六十五歳から六十九歳は前回の選挙では七七・一五%の人たちが投票しております。約、若い人たちに比べて倍投票しているんですね。
 だからといって、若い人たちが政治に全然興味がないんではないかというのは私は間違っていると思います。実は、私の事務所ではインターン生を積極的にこれまでに預かってまいりました。私自身はインターナショナルスクール出身ですので、これまでにいろんな国のインターン生を預かってまいりました。皆さん共通して言えることは、最初は、私のインターンシップを始めたときに余り政治が、高く関心を持っていなかったり詳しくなかったりするんですが、私の事務所のインターンシップを通して様々な政治の場面に会って、そして私の事務所を卒業するときには、自分の国々に帰ったときには是非投票に参加したいと言って帰ってくれるんですね。
 このように、私はどの国の若者であっても潜在的には政治には関心があるんだと思います。ですから、私たち大人たち、政治家の役目は、そういった若者の政治に対する関心を呼び覚ますことが私たちの役目だと思うんです。
 ここで御紹介したいのは、投票率の高さで知られるノルウェーの事例です。ノルウェーにはスクールエレクションというものがあります。スクールは学校ですね。エレクションは選挙です。これは、学校の中で生徒会長を選ぶんではないんです。本物の選挙に学生たちが投票できるんです。ですが、本物の投票箱ではなくて、学校に置いてある模擬投票箱に自分の一票を投じることができます。実は本物の政治家、本当に実在するノルウェーの政党が競って自分の公約をアピールするんです。これは非常に注目が高くて、このときになるとマスコミが殺到するそうです。
 私は、こういった若者に対する政治意識を教育するという、こういったスクールエレクションというものも非常に参考になるかと思いますし、是非、日本の中高生のカリキュラムに取り入れるべきだと思いますが、総理はいかがですか。

発言情報

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発言者: 牧山ひろえ

speaker_id: 9631

日付: 2013-05-14

院: 参議院

会議名: 予算委員会