牧山ひろえの発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○牧山ひろえ君 最も参加の効果が出ると言われていた自動車分野についても譲りっ放し。私は、本当に食の安全について交渉をしっかりしてくださるのかどうか、非常に疑問に思います。
 TPPの交渉に当たっては、先ほど大臣もおっしゃられたWTO協定の一つであるSPS協定というものなのですが、この現行の基準を発展させる方向で議論することになっています。ただし、各加盟国は科学的な根拠がある場合のみ自国独自の厳しい基準を維持することができるとされているんですね。
 科学的な根拠というのは何なのかと私は厚生労働省に問合せをしました。そうしたら、一例として、日本人はお米をたくさん食べるので、お米に関しては厳しい基準が認められるでしょうなどの説明でした。
 しかし、今の日本人の食生活見てください。ハンバーガー食べたり、おそば食べたり、スパゲッティ食べたり、カレーライス食べたり。私の自宅では、週末、必ずメキシコ料理食べるんですね。みんな好きなものを食べているんですよ。もう昔のように三食、御飯、おみそ汁、おしんこ、お魚という時代ではないんです。給食でもそうです。いろんなものを食べています。ですから、安全基準は広く取っておくということが必要だと思います。
 しかし、現実の動きは、広く取っておくの逆なんですね。原則緩和、科学的根拠が認められたときだけ独自の基準が生き残れるというものなんです。しかし、科学的といっても、現段階の学問水準なんですね。しかも、多くは短期の動物実験。何十年も食べてみないと本当の影響が分からない、そして次の世代になってみないと分からない。それぞれの国の状況に合った予防原則の適用が私は必要だと思うんです。
 私は、食の安全から考えて、TPP交渉における先ほどの原則と例外の設定自体がおかしいと思います。話は全く逆で、科学的根拠が認められない限りその国の安全基準を下げないと決めるべきだと思います。この考えについて、是非念頭に入れて交渉に臨んでいただきたいと思います。
 また、私は、アトピーの子供を持つ二児の母親として、また高齢の両親を持つ娘として、食の安全を守るために厳しく交渉の経緯を見守っていきたいと思っております。
 続きまして、経済活性化についてです。
 日本経済の国際競争力強化のため、またTPPやFTAの進展によってますます国際貿易が活性化していくと見込まれることも踏まえ、日本の港湾のプレゼンス、これについては私は存在感の向上が必要だと思います。
 そのための対策として、全国百を超える港への分散投資がアジアにおける日本の港湾の弱体化を招いたという反省に基づいて、京浜港と阪神港が国際戦略港湾に指定されました。港湾政策の選択と集中に向けてかじを切ったというのは、私は方向としては正しい施策だったと思います。国際戦略港湾政策については、私も国会の審議などで積極的に推進を訴えてまいりました。そのかいもあって、港湾のハード面の整備などは徐々に進んできております。
 特に、最近はコンテナ船が非常に大型化しており、京浜港を利用する基幹航路のコンテナ船のうち、四割を超える船舶が水深十六メートル以上を必要とする大型船となっております。つまり、十六メートル以上の水深を持つコンテナターミナルが十分にないと国際基幹航路の拠点となり得ないんです。ですが、このところの積極的な設備投資によって、京浜港の場合ですと、従来、十六メートル以上の大規模ターミナルが横浜港に三バースしかなかったのが、現在、新たに横浜港に三バース、東京港に一バースのターミナルが追加整備されています。一気に倍増以上ということで、私も、この進展ぶりには長年の主張のかいがあったとうれしく思っております。
 しかし、ハード面はいいとして、一度釜山港などへの貨物の流出が始まってしまってからでは、なかなかこの流れを変えるというのは難しくなってきているようです。
 総理、現在の世界の港湾別コンテナ取扱個数で、東京港が大体何位ぐらいかとお考えでしょうか。

発言情報

speech_id: 118315261X01720130514_028

発言者: 牧山ひろえ

speaker_id: 9631

日付: 2013-05-14

院: 参議院

会議名: 予算委員会