稲田朋美の発言 (経済産業委員会)
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○稲田国務大臣 公正取引委員会の事務を担当する大臣として一言申し上げます。
公正かつ自由な競争のもとで経済活動が行われることにより、経済社会の活力が生み出され、経済の成長力を高め、ひいては国民生活が豊かなものとなります。経済活動のグローバル化の進展や東日本大震災などの影響を受けて、我が国経済を取り巻く国内外の環境は大きく変化しております。
このような状況下において、我が国経済の健全な発展を実現し、国民全体の福利を確保するためには、経済実態に即応した競争政策を展開することが必要です。公正かつ自由な競争を確保し、市場が適切に機能するための基盤の整備は、我が国経済の再生に向けて取り組むべき課題であり、政府の重要な役割であります。
私は、その重責を担う者の一人として、全力で与えられた職務に当たる決意です。
具体的には、厳正かつ実効性のある独占禁止法の運用、特に、我が国の景気は緩やかに回復しつつあるものの、中小企業の多くにとって依然として厳しい事業環境が続いている状況に鑑み、優越的地位の濫用行為や下請法違反行為など、中小企業に不当に不利益を与える行為の取り締まりの強化、これら行為の未然防止に努めてまいります。
また、企業の独占禁止法コンプライアンスの整備のための施策の推進、政府規制、公的制度の見直しに向けた検討、調整等による競争環境の整備に努めてまいります。
このため、これらの業務を担う公正取引委員会の機能、体制の充実強化にも努めてまいります。
また、今後行われる消費税率の引き上げに関しましては、今月一日に施行された消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法を広く周知していくことにより転嫁拒否等の行為の未然防止に努めるとともに、転嫁拒否等の行為に対しては、同法に基づく迅速かつ厳正な対処に努めてまいります。
さらに、継続審議となっている独占禁止法の一部を改正する法律案については、同法の手続面に係る公正さの外観に関する批判を解消する観点から、審判制度を廃止するとともに、排除措置命令等を行おうとする際の意見聴取のための手続の整備等の所要の改正を行うものです。何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御賛同くださいますよう、お願いいたします。
変化し続ける経済環境の中にあって、我が国が力強く成長していくためには、公正かつ自由な競争環境を適切に確保し続けることが不可欠です。よきものを守り、伸ばし、改めるべきは果敢に見直し、前進させる、伝統と創造の精神を持って諸課題に全力で取り組んでまいります。
富田委員長を初め理事、委員各位には、一層の御指導、御鞭撻を賜りたく、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
ありがとうございました。(拍手)