大西健介の発言 (厚生労働委員会)

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○大西(健)委員 おはようございます。民主党の大西健介でございます。
 さて、昨日、十一月十四日、あの解散を決めた党首討論の日でありました。消費税の引き上げの大前提というのは、社会保障の充実と議員定数の削減であったはずです。ところが、今、私は、国民とのその約束が、いずれもほごにされようとしているのではないかというふうに危惧をしております。
 けさの理事会でも、きょうにもこの法案の質疑を打ち切って採決をというようなお話があったというふうにお聞きをしましたけれども、とんでもないことだと私も思います。私は、この社会保障プログラム法案、審議が尽くされて賛否を決められる状態には、いまだ至っていないというふうに思っております。
 きょうは、今日までこの委員会でいろいろな論点が示されました、しかし、そのうち、政府の説明や御答弁によって十分に理解が得られてはいないのではないかという点について、改めて、もう一度お聞きをしていきたいというふうに思っております。
 一つ目の疑問、それは、そもそもこのプログラム法案というのは必要なのかということであります。
 審議を通して我が党の委員から、プログラム法案の個別の法案の中身について、繰り返し質問がありました。大臣は、それに対して、それはこれから検討するんだから、個別の法案が提出されたときに聞いてくれというようなことを、最後の方はもう逆切れするような感じでお答えをされていましたけれども、我々も詳細な制度設計まで示せなんて言っていないんです。
 でも、プログラム法案というのは、消費税引き上げによる増収分はこういう社会保障の充実に使いますよ、また、充実と同時に効率化や重点化としてこういう改革をやっていきますよというメニューをまずお示しして、そして、法案として国会にはこういう手順で示していきますよというのが、これがプログラム法案ですよね。
 だとしたら、少なくとも、充実の程度がどのぐらいなのか、あるいは負担の増や給付のカットの程度がどのぐらいなのか、最低限それぐらいはしっかりとお答えをいただかないと、賛成だとか反対だとか、そういう判断もしようがないというふうに思うんです。
 例えば難病対策についても、では、新たに対象に加える難病患者の数がどれぐらいなのか、反対に、大幅な負担増になる難病患者の方はどれぐらいいるのか、こういうお話がありました。しかし、それについても、そのボリューム感さえお示しをいただけない。それでは、一体、消費税を引き上げたけれども、難病対策の予算のパイそのものがふえるのか、ふえないのか、あるいは、ほとんどは難病患者の間の負担のツケ回しに終わってしまうのか、それさえよくわからないんです。それさえわからないと、判断のしようがない。
 そういう意味では、私は、ぜひそういうことをしっかりと示していただきたいと思うんです。
 もう一つ、反対に言いますと、このプログラム法案というのが、本当に中身がないものなんだ、これはあくまで改革の対象になる項目と法案の提出時期だけを示したものであって、内容がないんだというんだったら、そんな法案は要らないんです。そんな法案は、私は必要ないというふうに思います。だったら、もう個別の法案を順番に出してもらえばいいんです、我々としては。
 でも、改革の全体像を一応示しておきたい、決めておきたいというならば、それは、法案じゃなくて閣議決定でもいいじゃないですか。法案でこれを出してくる意味というのは何なんだというふうに思います。
 社会保障制度改革推進法にある法制上の措置、これも何度もこの審議の中で申し上げてきたことでありますけれども、この法制上の措置というのは、年金改革そして高齢者医療制度の改革、この法案を提出しようというのが、これがもともとの法制上の措置だったはずなんです。
 ところが、いつの間にかそれが変わってしまった。
 特に、十七回、実務者協議というのが行われました。この委員会の山井筆頭もその実務者協議に参加をされておりましたけれども、その実務者協議の中では、自民党、公明党さんは、年金や医療はもう現行の制度でいいんだ、これで十分なんだ、このままやっていけばうまくいくんだ、この一点張りで、改革の議論というのを拒否し続けた。その結果、結局、当初の法制上の措置が、いつの間にか変わってしまって、我々が当初想定していたものとは全く異なったものになってしまっているということだと思います。
 これは、言ってみれば、メーンディッシュが出せなくなってしまって、それでも、料理を出すことを約束していたので、とりあえず前菜を盛りつけてオードブルとして出した、こういうことになっているんじゃないかというふうに私は思います。
 この点について、いま一度、大臣、プログラム法というのは、そもそもこういう内容だったら必要なんでしょうかという点について、納得のいく御説明をいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 大西健介

speaker_id: 25767

日付: 2013-11-15

院: 衆議院

会議名: 厚生労働委員会