大西健介の発言 (厚生労働委員会)

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○大西(健)委員 料理はとりあえず出てきているんですよ。でも、メーンディッシュがないんですよ、メーンディッシュがないんです。そのことを申し上げたい。
 それから、やはり、対象は明らかになっている、また、こんなに負担がふえるんだよというのはあるけれども、では、どれぐらい負担がふえる人がいて、あるいはどれだけ対象が広がるのか、それがわからないと、難病患者の人たちも、一体自分たちは今度新たに対象に加えてもらえるのか、あるいは負担がふえるのか、それもわからないと、不安ばかりが高まるんじゃないですか。
 あるいは、消費税が上がって、難病予算のパイそのものがふえるのかどうなのかも本当にわからないんです、これじゃ。だから、これでは議論できないということを重ねて申し上げたいというふうに思っております。
 それから、もう一つ、私は、やはりこれは中身がないんだと思うんです、はっきり言って。
 社会保障と税の一体改革として進められてきた消費税率の引き上げですけれども、今申し上げたように、やはり私は、肝心の社会保障の改革の内容が見えてこない、国民の皆さんはそう思っていて、それが不信感を募らせているんだというふうに思います。
 三党の実務者協議は物別れに終わってしまって、そして社会保障国民会議の方も、これは私の質問でも言いましたけれども、官僚が議論をコントロールして、首相が姿を見せたのも初回の十分だけで、安倍政権として本当に社会保障改革をやろうという姿勢が見られなかったんじゃないか、こう皆さんは受けとめているんじゃないでしょうか。
 そして、国民が望んでいるのは、消費税は上がるけれども、そのかわりに年金や医療の不安が少しでもなくなる、それならば消費税も仕方がないな、これが皆さんが思っていることなんです。ところが、その肝心の高齢者医療や年金の話が抜け落ちている。これでは、国民が増税だけ食い逃げされたんだというふうに思ってしまうのも、私は、ある意味当然じゃないかというふうに思っております。
 加えて、国民が最も不信感を募らせているのは、消費税の引き上げの増収分が本当に社会保障に使われるんだろうか、この点であります。多くの国民は、消費税がまた公共事業とかあるいは経済対策で消えてしまうんじゃないかというふうに疑っているんです。
 この委員会でもこの点については何度も聞かれて、大臣も、いや、消費税は社会保障に充てるんです、法律にそう書いてあるんです、そうしないと法律違反ですということを言われています。それ自体は、私はうそじゃないと思うんです。
 でも、何回も言っているように、お金に色はついていないんです。お金に色はついていないので、もし消費税収が社会保障財源に充てられたら、今まで社会保障財源に充ててきた財源を社会保障以外の経費に使えることになるんです。それをそのままほかに流用しなければ、本来は財政赤字が圧縮しないと、私はうそだと思うんです。
 ところが、夏の概算要求は過去最大になっている。そして、中身を見ると、公共事業も一七%増になっている。さらに、来年度の増収額は五・一兆円というふうに見込まれていますけれども、同時に、経済対策で五兆円を投じるというふうに言っておられる。これを普通の国民の皆さんが見たら、右手で国民の皆さんから消費税を取り上げて、左手でばらまいているというふうに映るんじゃないでしょうか。
 しかも、この五兆円の経済対策の中には、九千億円の復興法人税の廃止とか、あるいは公共投資二兆円というのも含まれています。これでは、山井委員が先日この委員会で言われたように、もはや税と社会保障の一体改革ではなくて、税と公共事業の一体改革、こういうふうに受けとめられても、私は仕方がないんじゃないかというふうに思っております。
 ぜひ、今本当に一番国民が聞きたいこと、消費税はちゃんと社会保障に充てられるのか、そうじゃないんじゃないか、この部分について、改めて大臣から、国民の納得がいく説明をいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 大西健介

speaker_id: 25767

日付: 2013-11-15

院: 衆議院

会議名: 厚生労働委員会