中山泰秀の発言 (国家安全保障に関する特別委員会)
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○中山(泰)委員 世耕長官の御説明ですっきりした部分、多いと思うんです。
といいますのが、最近の国会の議論というのを聞いていると、非常に専門性が高い、知識のレベルも含めてレベルの高い方々が議会に参画をしている。ですけれども、うちのおやじが昔、昭和四十四年、初当選したころは、泰秀、字の読めぬ国会議員が三人いたぞと。隣に、君、これは何と読むんだと言って、こうですと言ったら、そうかと言って、答弁や演壇に立つと本当に立派な意見をお持ちの方が多かったと。
やはり、大衆のための議会、国民のための議会である衆議院というのは、しっかりと議論をわかりやすく国民に説明をして理解を得るということ、納得がいかなければ納税だって、逆に異議申し立てをしたくなる国民だっているわけですから、入り口と出口という部分は大切にしていきたいなと思います。
ここで、NSAの御説明も加えて先ほど世耕未来の長官にもしていただいたんですが、米国は、ECHELONとか、PRISMというソフトウエア、こういったものを使って諜報活動を行っている。これはもう一般にもそういう形で知られているわけです。諜報活動に関するビッグデータというものを米国では保有しているわけですね。
世耕長官はNTTにもお勤めであられましたので、ビッグデータに関する御意見ですとか知識というのは豊富であろうかと勝手に推察をいたしておりますけれども、EUなんかでも、わかりやすいのは、インテルのホームページでビッグデータと検索していただくと、アニメーションで非常にわかりやすいコンテンツが出されていますけれども、ビッグデータというものが、ビジネスのフィールドにおいても、マーケティングで大体二割ぐらいプラスの利益を出すだろうと言われているんです。
これは、ビジネスマーケティングのみならず、政府、国家間とのいわゆるビッグデータの処理、情報を集めるということは確かにNSAも含めてできますけれども、この集めた情報をいかにスピーディーに処理していくかということの方が、これからはこの処理能力の競い合いということがそれぞれの国力というものの強さをはかる一つの指標になるんじゃないかというふうに思うんです。
その中で、日米同盟というものを基軸にして、アメリカとの関係をしっかりと我々日本が、冷戦構造下でいう西側諸国として、そしてまた旧ソビエト連邦、今のロシア、平和条約はありませんよ。それから、朝鮮半島の北朝鮮、拉致、核、ミサイルという、我が国とは非常に大きな問題を抱えている。そして、韓国ですとか台湾海峡、中国、共産党を含めた中華人民共和国。こういった北東アジアのリスクというものを考えると、日米のこういった情報のセキュリティーのアライアンスというものを強化するべきだと思うんです。
ですけれども、日本でNSA機能を持たせるということは、これはなかなか今、議論としては、していく準備はするべきものであるかもしれませんけれども、まだ時期が早いという見方もあるかもしれません。
党内でも、今、左藤国防部会長おいでですが、私が前国防部会長のときに、ちょうど町村会長が、PT、いわゆるインテリジェンス・秘密保全等プロジェクトチームというプロジェクトチームで、中谷先生も含めて議論に参画しておったんですけれども、そのときに町村会長がおっしゃった言葉、私は忘れられないんです。今回のこの法案、秘密保全法案を含めて、インテリジェンス、後半の秘密保全等を我々はPTで議論するんだと。前半の部分はこれが終わったらしっかりと同時に続けて議論をしていくから、このプロジェクトチームはこの法案が仮に通ったとしても存続をさせる意義があるとおっしゃったことを私は明確に覚えています。
そこで、日米の関係でしっかりと我々ができるところというのはどこにあるかと私なりに考えたんですけれども、例えば、日本版NSAというもののイメージとして、米国の集めたビッグデータを処理するという業務を我々が逆にアメリカに一度申し出てみてはどうかということ。特に、スーパーコンピューターの「京」というものが私どもはあります。「京」は、逆に民間にもいろいろな技術研究のためにその容量のスペースを提供するわけですから、ぜひ、この世界に冠たるスーパーコンピューターの「京」を活用したビッグデータの処理というものを提案するというのはいかがでしょうか。どうお考えでしょうか。