甘利明の発言 (内閣委員会)
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○甘利国務大臣 現在、私の所管ではありませんので、どうしても個人的な見解の域を出ないということを前提としてお聞きをいただきたいと思います。
東電問題は、基本的に、官房長官がお答えさせていただいた路線のとおりだと私も思っておりますし、党の方で、国と東電のある種すみ分けをして、提言があろうかと思います。それを受けて、政府としても与党と平仄を合わせながらこの問題の抜本解決に取り組んでいくということになろうかと思います。
やはり、民間企業にとって大事なことは、未来が見えるということだと思います。現場で働いている方々は、体力的にも精神的にも、恐らく折れる寸前になっていると思います。私が一番心配するのは、心が折れてしまった場合に、その後どういう危機がやってくるかということでありますから、きちんと将来像の絵図が描けて、頑張ればちゃんと未来が待っている、切り抜けられるという姿を、絵図を見せることが大事だというふうに思っております。
それから、原子力が基幹電源であるかどうか、これも個人的な見解という前提でお話をさせていただきます。
官房長官が答弁させていただきましたとおり、安倍内閣におきましては、安全第一、これは委員とも全く共有することだと思います。安全を犠牲にして、それから先に進むということはできません。
今、規制委員会が抱えている規制は、恐らく世界で一番厳しいものになっているということだと思います。世界で一番厳しいという視点でもって安全を確認する。規制委員会は、再稼働を指示するところではありません、安全の判断をするところだけであります。それから先は政府の判断です。安全が確認されたものは有効に活用するということは、国民利益にかなっているものだと思います。
現状、言ってみれば三兆六千億円の国富が海外に垂れ流しになっている状態であります。十年続ければ四十兆近い国富が外に流れていくわけです。これをとめる手だてを考えていかなければならない。そこは、安全が確認されたものについては国富の垂れ流しを食いとめるということに資するのではないかというふうに思っておりますから、エネルギー基本計画の中で電源構成をする構成員の一つであることは間違いないというふうに思っております。
それから三点目、今のエネルギー危機に関してであります。
実は、成長戦略の中で企業立地策を講じています。総理いわく、日本が世界で一番企業が立地しやすい環境をつくると。投資を呼び込む、外からも呼び込むし、国内投資も活性化していく、極めて大事なことであります。
その中で、エネルギーが低廉で安定的に供給される見込みが立つということは、投資の予見性にかかわってくることでありますから、もちろん、新エネの低廉な普及ということも大事な課題でありますし、ベストミックスをどう図っていくかということ、そして、投資する側は将来にわたってこのくらいの金額でエネルギー供給が受けられるという予見性をしっかり持たせるということは極めて大事なことだというふうに思っております。