岸田文雄の発言 (安全保障委員会)

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○岸田国務大臣 まず、冒頭委員から、基本的な構図として、日米韓対中国と考えるのか、あるいは中国を取り込む形でアジア太平洋地域の秩序を考えるのか、こういった問題提起がありました。
 その部分にまずお答えするとしたならば、我が国を取り巻くアジア太平洋地域の安全保障環境が大変厳しさを増す中にあって、日中両国は地域の平和と安定に大きな責任を有しております。また、地域の現在の環境を考えますときに、中国が国際的な規範を共有、遵守しながら地域やグローバルな課題に対してより建設的かつ協調的な役割を果たすように、米国ですとか韓国、さらにはオーストラリア、インド、こういった関係国とともに引き続き促していく、こういった構図を考えていくべきだと考えます。
 ですから、中国と日米韓と関係国が対立するというのではなくして、我が国は関係国と連携しながら中国が建設的かつ協調的な役割を果たしていくよう促していく、働きかけていく、こういった構図をまず考えるべきだと考えます。
 あわせて、アジア太平洋地域の各国の状況を見ますと、各国の発展段階あるいは政治経済体制、さらには安全保障観も実に多様であります。ですから、この地域に存在しますEAS、ARF、さらにはADMMプラスなど、こうした枠組みをその特性をしっかりと生かしながら活用していく、こういった姿勢も重要なのではないかと考えています。
 このように、関係国と連携して中国に協調的、建設的な役割を果たすよう促していく、さらには地域の既存の枠組みの中で地域の平和や安定を考えていく、こうした姿勢が何よりも重要なのではないかと考えます。よって、こうした考え方に立ちますときに、御指摘のように、中国、韓国との関係が重要になってきます。やはり、大切な日中関係、そして日韓関係を考えますときに、高い政治のレベルでの対話が重要になってくると考えます。
 先ほど言いました、中国への働きかけ、あるいは地域の枠組みの中で平和や安定を考える際に、大切な日中関係、日韓関係を大局的な観点からコントロールしていく、その視点からぜひ両国間との対話を重視していかなければならないと存じますし、現在、残念ながら大変難しい局面の中にあります、さまざまなレベル、さまざまな分野での対話を積み重ねることによって、高い政治のレベルでの対話につなげていくよう努力していきたいと存じますし、中国、韓国にもこうした我々の考え方に応じてもらうことを期待したいと思っています。

発言情報

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発言者: 岸田文雄

speaker_id: 6324

日付: 2014-04-01

院: 衆議院

会議名: 安全保障委員会