阪口直人の発言 (外務委員会)

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○阪口委員 今、暫定内閣が成立をして、五月二十五日の大統領選挙に向けてさまざまな動きがありますが、このウクライナの暫定内閣について、その閣僚のメンバーなどを見ると、大変に興味深いことがございます。
 まず、ティモシェンコ元首相が総裁を務める祖国という政党からは、首相代行、また副首相、内務大臣、国家安全保障国防評議会のトップなどが就任をしている。ティモシェンコ元首相の影響力が大変に強い内閣になっているかと思います。
 一方で、ナショナリスト政党とされるスボボダ、自由という意味だそうですが、そこからも閣僚が出ている。
 一方で、最初に申し上げた、デモが大変に過激になっていった中で大きな役割を果たしたとされるヤロシュ氏は閣僚には入っていないという状況でございます。
 一方で、五月の大統領選への出馬を表明したビタリ・クリチコ氏、彼は世界ヘビー級のチャンピオン、それも大変に長い間にわたって防衛を重ねた世界チャンピオンで、国民的な英雄でもありますが、このビタリ・クリチコ氏が率いる改革を目指すウクライナ民主連合、ウダル党、ウダルというのは一撃という意味らしいですね、このメンバーは一人も閣僚には入っていません。ウダル党というのは四十議席を獲得して第三の政党でありますから、野党連合の中に入っていないというのは、私はちょっと不自然に思うところもございます。
 ところが、その理由として、二月初めにアメリカのヌーランド国務長官補とパイエト駐ウクライナ大使が、ウクライナ野党勢力の今後の人事について話し合っていた。その内容がユーチューブに流出をして、この中で、ヌーランド氏が、クリチコが政権に入るのはよい考えではないということを言っている。こういった内容が、これはもう本当に世界じゅうに出回っております。私も簡単にユーチューブにアクセスして聞くことができました。ヌーランド国務長官補は、経済に関する経験や政治の経験があるヤツェニュク氏が首相になるのはいいけれども、先ほどのスボボダの党首のチャフニボク氏とクリチコ氏は外にいればいいというようなことを言っているわけでございます。
 この点、国家主権、我々が守るということを非常に大切にすべきだと考えている。日本もそういう方向性で今後さまざまな態度を決めていくと思いますが、国家主権という点で見ると、アメリカ政府がウクライナの政権転覆を支援する、あるいは、少なくとも、それを踏まえて、新閣僚の人事について介入をするというんでしょうか、結果的にそのとおりになったわけですから、介入する、これはある意味、新政権の正統性というものに対する疑義のベースになる、こういった国際社会の批判の裏づけになっていると私は思うんですけれども。
 この点について、まず、ユーチューブをごらんになったかどうかということと、今私が申し上げたアメリカの国務長官補のこういった発言が閣僚人事に多大な影響を与えた、この二点について大臣の御所見をいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 阪口直人

speaker_id: 9238

日付: 2014-03-12

院: 衆議院

会議名: 外務委員会