阪口直人の発言 (外務委員会)
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○阪口委員 大臣の立場上、そのような答弁になるのかなとは思うんですけれども、ただ、例えば、プーチンさんとお話をする、そして日本の立場を説明するときに、やはり一連のさまざまな点についても我々は把握しているんだということをしっかりと説明することも大事だと思うんですね。
要するに、これは私がウクライナ人の友人などと意見交換をする中で感じていることなんですが、多くのウクライナ人は、政権交代をしたとはいえ、これまで本当に政治不信の原因になっていたさまざまな腐敗がここで解決されたとは思っていないということであります。
このティモシェンコ氏も、まさにさまざまな腐敗が理由で投獄をされていたという経歴もございます。この中身についてはこれから明らかになっていく、あるいは身の潔白が証明されるという展開になる可能性がないとも言えませんけれども、ただ、国の資産を相当私的流用していたということは言われている。
ですから、政権が東西でかわっただけで、同じことになってしまうのではないか。また、閣僚の構成がティモシェンコ氏の影響が大変に強い、そして背後に欧米がいるというのは、オレンジ革命によって成立をし、残念ながら、国民の期待を裏切った、その結果、ヤヌコビッチ政権が生まれたという前回の構造と余り変わりがないということもあるかと思います。
ですから、私は、日本こそがこのような状況をしっかり踏まえた上で、また、先ほど申し上げたように、とにかく現地の人々の話を聞く、調査をする、そういったミッションにも積極的に人を出して、その上で、やはりプーチンさん、またウクライナの新しい内閣、トップの方々との関係もしっかりと踏まえて、日本としての立場を明らかにしていくということが必要だと思います。
とにかく、私としては、これまで築いてきたもの、特に領土問題、エネルギー問題を初めとする日本の利益とも大いにつながっているものを、立場を貫くことによって犠牲にしてほしくはない。そのための対話の機会、特に現地の方々との機会、これはもうとにかく大事にしていただきたいと思うんですね。
ですから、私は岸田大臣の立場もわかりますし、なかなか慎重な物言いをせざるを得ない立場というのはわかるんですけれども、とにかく、私が申し上げたこと、これは私の考えですから、それが全て正しいと言うつもりもありませんけれども、そのあたり、しっかりと安倍総理ともコミュニケーションをした上で、全ての当事者との関係を大きく損なうことなく、しかし、日本としての独自の外交ができるような、そういう素地をつくっていっていただきたいと思います。
その上で、私がやはり大変に懸念を持っているのは、こういった外交を行う上で、安倍総理の靖国神社の参拝がさまざまな制約要因になっているのではないかということでございます。
先ほど玄葉前外務大臣から、アメリカの主要紙には、この靖国参拝というのは中国への最大のプレゼントである、そういうふうに書かれていたということの紹介がありましたが、本当に日本がさまざまな外交をする上での制約要因になり、また、中国や韓国にさまざまな外交カードを与えてしまった、そういった印象を私は持っております。
さまざまな外交をする際に、この靖国参拝での影響を岸田大臣はどのように感じていらっしゃるか、お聞きをしたいと思います。