北野充の発言 (外務委員会)
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○北野政府参考人 お答え申し上げます。
原子力協定と今検討中のエネルギー基本計画との関係についての御質問を頂戴いたしました。
我が国は、原子力についての基本的な立場といたしまして、原子力の平和利用における三つのS、セーフガード、保障措置のS、原子力安全、セーフティーのS、核セキュリティー、セキュリティーのS、この三つのSというものを重視しておりまして、これらの分野における国際的な枠組みの強化ということに取り組んできているところでございます。
原子力協定は、我が国が幅広い分野において原子力協力を行うに際しまして、平和的利用、不拡散を法的に確保し、三つのSの強化に資する重要な枠組みというふうに考えております。また、原子力関連資機材の移転というものも協定に基づきます協力の分野に含まれるわけでございますけれども、移転に当たっては、その平和的利用、不拡散というものが法的に担保されるということでございます。トルコ及びアラブ首長国連邦との原子力協定につきましても、これらの三つのSの強化に資する規定というのが盛り込まれているところでございます。
お尋ねのエネルギー基本計画との関係について申し上げますと、政府の原案に基づきまして今検討が進められているところというふうに承知をしておりますけれども、現在の政府の原案におきましても、事故の経験から得られた教訓を国際社会と共有することで、世界の原子力安全の向上や原子力の平和利用に貢献していくとともに、核不拡散や核セキュリティー分野において積極的な貢献を行うことは我が国の責務というふうに記載をされているところでございまして、原子力協定の締結ということとエネルギー基本計画についての検討というものは整合的であるというふうに考えている次第でございます。