岸田文雄の発言 (外務委員会)
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○岸田国務大臣 まず、福島第一原発を経験した我が国として、こうした事故を通じて得た経験、知見を国際社会としっかり共有し、そして原子力の平和利用の安全性に貢献していく、こうした我が国の基本的な姿勢でありますが、当然のことながら、相手の国の原子力政策ですとか、あるいは核不拡散の観点ですとか、何よりも相手の国の要請等、具体的にはそういった諸点を勘案して対応していくということになるかと存じます。
そして、御指摘のトルコの原子力協定における規定でありますが、先ほども答弁させていただきましたが、我が国としましては、トルコとの交渉の結果、実質的にトルコにおける濃縮、再処理は禁止できるという判断のもとにこういった規定ぶりになった次第です。そして、そのことについて、先ほども申し上げましたが、日本政府としては認めるつもりは全くありませんし、トルコ側にも再三伝えておりますし、国会においても何度も明言させていただいているということであります。
そして、将来について、それを、国会の承認を必要とする等歯どめを考えるべきではないかという御質問だったと理解いたしますが、そもそもこの問題について承認のプロセスを考えること自体、将来そうしたものを認める可能性を認めることになってしまうのではないかと考えます。
このことについては、我が国は、全く入り口の段階から、濃縮、再処理は認めないという方針で臨み、その実質をかち取るためにどうあるべきなのか、そうした方針で議論に臨み、そして、そうした考え方は、我が国国内だけではなくして、トルコ政府に対しましても正式な交渉の場でしっかり伝え、そして記録にとどめてきました。そして、国内においても、政府のみならず、国会の場においても再三議事録にとどめてきたところであります。
こうした姿勢で臨み、そもそも全く認めることは考えていないということをしっかりと御理解いただき、政府の方針について御理解をいただきたいと考えております。