岸田文雄の発言 (外務委員会)
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○岸田国務大臣 まず、我が国にとりまして、経済の再生等を考えましたときに、自由貿易の推進は、極めて重要な課題であり、我が国の対外通商政策の柱であると認識をしております。力強い経済を達成するためにも、自由貿易体制をこれまで以上にしっかりと強化して諸外国の活力をしっかり取り込んでいく、こうした努力をしていかなければならないと考えています。
そして、その中にあって今回の日豪EPAですが、これは、我が国がこれまで締結してきたEPAの中で最大の貿易相手国とのEPA締結ということになります。日本とオーストラリアとの二国間関係の重要性を考えましても、今回の日豪EPAの締結はまことに大きな意義があるとまず認識をしております。
あわせて、TPPとの関係についても御質問をいただきました。
我が国は今、TPPにつきましては、早期妥結に向けて引き続き精力的に協議を続けています。お許しをいただければ、きょうにもまた甘利担当大臣が訪米いたしまして、フロマン通商代表との協議を続けることにしておりますが、TPP以外にも、日豪EPAを含めて、今、我が国は九つの経済連携交渉を続けています。まずは、こうしたさまざまな経済連携がお互いに刺激し合い、そしてダイナミズムが働いていく、こういった全体の構図を考えていかなければならないと思っています。そういった意味で、まずは、今回の日豪EPAの締結は、TPPに対してもこれは間違いなく刺激を与えることになると思いますし、お互いにダイナミズムが働く、こういった意味があると考えています。
日豪EPA自体は、TPPで取り上げられていないエネルギーですとか資源ですとか、あるいは食料、こういった分野も扱うことになっていますので、それはそれで大変意義があると思いますが、この地域全体において経済のルールをつくっていく、こういった面においては、間違いなく日豪EPAはTPPに対して刺激を与えていくと考えています。
そして、日豪EPAがTPPに対して影響を与える、日本にとって有利になるのではないかという発言があった、こういった御指摘もありましたが、この点につきましては、それこそTPP交渉においてアメリカがどう受けとめるか、相手の受けとめ方もあるわけですから、具体的にどこがどうだということは我が方からは控えなければならないと思いますが、こうしたいい意味での刺激をTPPにも与える結果につながれば、これは評価すべきことではないかとは考えております。