岡本三成の発言 (財務金融委員会)
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○岡本委員 総裁、もう一つ。
総裁のコミュニケーション能力ということについては、日銀総裁の持たれている言葉の重みを総裁はよく御理解されているというふうに理解しておりますので、さまざまな場面で言っていらっしゃる表現は違っても、総裁が思っていらっしゃるメッセージは統一されているように私は理解しているんですね。しかしながら、市場はその言葉尻の裏を、あるように誤解して、探そうとします。
例えば、先日の政策決定会合の後に、今の金融政策はうまくいっております、したがいまして、追加的な金融緩和の予定はありません。丸で終わってしまった後に、市場はすごく反応したわけです。一方、昨日の総理とのランチのときには、必要があればちゅうちょなくやりますと。これは言葉尻だけをとると違うように見えますけれども、私は一貫しているように聞こえるんですね。
したがいまして、今まで以上に言葉に、失礼な言い方ですけれども、お気をつけいただいて、市場の期待をさらに刺激するような今後の取り組みをお願いできればというふうに思います。
その上で、トピックを金融緩和の出口戦略に移したいと思うんです。
どういうことかというと、この委員会の場でも総裁は何回も、出口戦略を議論するタイミングでは全くありませんと。しかしながら、日銀といたしましては当然、出口戦略もそのときの市場の状況によって手法は変わるわけですから、常にブレーンストームをしながら、適切なタイミング、必要なタイミングがあったら、そのときに最も適切な手段を実行しますということで私は十分だと思っているんです。
今後のこの委員会の中での議論につきましてある意味くぎを刺す意味でも言及をさせていただきたいと思うんですけれども、四月八日にIMFがワールド・エコノミック・アウトルックという非常に読み応えのあるレポートを出していますけれども、この中で、最大の世界経済に対するリスクファクターの一つは、先進国が余りにも早い金融緩和の出口戦略を議論して、拙速に取り組むことであるというふうに書かれております。
したがいまして、この日本の現状だけではなくて、世界景気を冷やさないという観点からも、十二分に日本の景気が回復をしたということが確認されて、市場においてもそろそろ出口戦略を議論することが有効だなと思うタイミングになるまで、そのようなことを不必要に質問もしないし議論もしないというようなことが必要だというふうに考えております。
その意味で、今まで述べられてきた答弁と同じようなことをもう一度ここで総裁にお伺いするわけですけれども、今後の出口戦略についてどのようにお考えか、お答えをいただければと思います。