桜内文城の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○桜内委員 ありがとうございました。
 非常に丁寧な御答弁で、尊敬する下村文部科学大臣の御答弁なので、余りけちをつけるつもりもないんですけれども。
 ただ、何が言いたいかと申しますと、先ほどから基金の問題点を言っております。本来であれば、本当に大事なものであれば、このタイミングですから、当初予算でしっかりとやるべきだということを申し上げたい。
 なぜならば、先ほどから基礎的財政収支の財政健全化目標も言葉として挙がってきておりますけれども、これは操作可能なんですよ。補正に上げたらば、二十六年度当初予算は基礎的財政収支がその分よく見えるんですね。少なくともこの一・二兆円については、もし当初予算に上げたらばということを考えれば、そういうことになります。
 もう一つ、少しまた戻りますけれども、当初予算の補正へのつけかえというのを冒頭申し上げました。
 特に金額の大きなものでいいますと、防災・安全社会資本整備交付金、これは維持補修とかあるいは耐震化に使われるもので、行政改革推進会議では、二十六年当初予算で削減額が一千三百八十七億円だったにもかかわらず、補正予算で一千八百四十七億円積まれている、当初予算での削減額を超えて補正で積まれているという指摘がなされております。
 一方で、社会資本整備総合交付金については、同じように、当初予算では削減額が一千四百三十五億円、これに対して、補正で同じ項目で一千三百九億円、そこに積んでおるという点が批判されているんです。
 私はこれも、冒頭申しましたように、コンクリートから人へというのは私は間違っていると思っていますので、やみくもに削減するのがいいとは思いません。けれども、補正で手当てするとなると、何が生じてきているのかといいますと、補正というのは、先ほど財務大臣も少しおっしゃられましたけれども、繰越明許、一回しかできません。ですので、ほぼ、今のタイミングで補正予算が通ったとすると、一年ちょっとで全部工事が終わらなくちゃいけないんですよ。
 だから、恐らくは維持補修とか耐震化ぐらいの工事であれば補正に適していると言えるわけですけれども、それはもちろんちゃんとやっていただきたいと思いますけれども、肝心の、例えば高速道路であるとか、そういった大きなネットワーク型のインフラのミッシングリンク、要は視力検査のときの輪のうち一部分が欠けているというところがあると、ネットワークとしての価値が半減するわけですよ。そういった大きな、本当に基盤となるネットワーク型の社会資本の整備がおろそかになるんじゃないかということを指摘したいと思います。
 といいますのも、私の地元、愛媛県の宇和島です。その南に愛南町という町があります。ここは、残念ながらJRも通っていなければ高速道路も通っていないんですよ。それで、今何が起こっているかということを申し上げますと、民主党政権時代に国土交通省が、例えば高速道路の新規採択のためには、まず、BバイCといいますが、費用便益分析をされますよね。これが一を超えなきゃいけない。このBのところの計算の中で、それまでの自民党政権では、五十年後までに全部のネットワークが完成したらどれだけの通行量があるのかということで計算していたのを、民主党政権時代に、もう工事はやらないということを前提に、要は通行量がふえないという形でベネフィット、便益を計算するという方法に改めてしまったわけですよ。
 これはぜひ早急に、ネットワークの価値というものを踏まえて、BバイC、費用便益分析のやり方をもとに戻すなり、あるいは、特に今現在、これまでもそうなんですけれども、ベネフィット、便益の計算の中で、人の命というのが考慮されていないんですよ。
 例えば、愛南町というところで、夜、脳卒中になった、あるいは交通事故に遭ったというときに、宇和島まで運ばなくちゃいけないんですよ、救急車で。一時間かかるんですよ。死んだ人が何人いることか。また、医師不足の八幡浜というところもあります。ここも、救える命が、基本的なインフラがないがゆえに亡くなっていく場合がある。こういったものも、もしあればという便益に私は加えるべきだと思います。
 この辺、国土交通大臣、通告していないんですが、御感想を。

発言情報

speech_id: 118605261X00320140203_018

発言者: 桜内文城

speaker_id: 3698

日付: 2014-02-03

院: 衆議院

会議名: 予算委員会