稲津久の発言 (予算委員会)
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○稲津委員 日ロのエネルギーの協力体制というのは、ある意味、隣国であるということも非常に大事なことですけれども、もう一方では、これからどのようにして平和的に外交交渉を進めていくのかということにリンクしてくる話だと思っていますので、ぜひとも新たな取り組みも御検討いただきたいと思っています。
先日、我が国日本の一番北の果て、稚内に私は日曜日の日におりまして、稚内市とサハリン州の交流の状況についていろいろとお伺いしてまいりました。
大変驚いたんですけれども、今もサハリンのコルサコフと稚内との間では定期便のフェリーが運航しておりまして、例えば昨年ですと、これは五月から九月までの間なんですけれども、五十六便運航しております。ところが、サハリン2がどんどん進んでいたとき、これは二〇〇五年あたりですけれども、このときは四月から十二月で、運航便数も百二十便ございました。まさにサハリン2のそうした取り組みが日本に大きな影響を与えている。あの稚内の地でさえも、これだけの大きな経済交流もあったということを示しているわけなんです。
まさに、隣国であるということを捉まえて見たときに、こうしたエネルギーの新たな供給体制、日ロの間に横たわる課題でもあり、なおかつ、これからの日ロ関係を大変深めていく、そういうポイントでもあると思っておりますので、どうか、さらなる進展をお願いさせていただきたいと思います。
次に移ります。
次は、農林水産業・地域の活力創造プランということで、これは林大臣中心にお伺いをさせていただきたいと思っています。
昨年の十二月に、農林水産業・地域の活力創造本部におきまして農林水産業・地域の活力創造プランが策定をされました。これには国内外の需要の拡大を初めとした四つの柱を設けておるということで、私は、きょうはこの辺を少し具体的にお伺いしたいと思っているんです。
このプランは大変重要なプランであるということを私なりにも認識しております。きょうは特に、この四つの柱のうちの一つ、需要フロンティアの拡大、特にこの中で主軸になっております輸出の促進についてお伺いをさせていただきたいと思っています。
政府は、経済の再生に向けた成長戦略の一つとして、二〇二〇年までに農林水産物あるいは食品の輸出額を一兆円にするという目標を掲げました。これは活力創造プランにも明記をされております。
昨年の八月に公表されましたけれども、国別、品目別の輸出戦略、ここでさらに具体的な取り組みについても明示をしました。例えば加工食品のジャンルでいいますと、この時点では大体一千三百億円ぐらいの輸出状況を二〇二〇年までには五千億円にするとか、こういったことが明記をされています。
それから、こういう状況の中で、非常にうれしいことに、きのうあるいはきょうの一般紙各紙等においても、農産物の輸出が最高、五千五百六億円になったということで、特に日本食の人気、それから和食がユネスコの無形遺産に登録されたという後押しもあって、もちろんこれは政府、農水省の取り組みが功を奏したというふうに思っておりますが、そういう大変うれしいニュースもありました。
ただ、もう一方で、これからこの一兆円に向けての輸出の取り組みはそう平たんなものではない、このようにも思っております。
一兆円の目標に向けての、例えばその具体的な目標数値を見てみますと、先ほど申し上げましたように、加工食品で五千億とか、それから米、米の加工品で四・六倍の六百億とか、水産物も一千七百億から三千五百億ということで、これからの見通しを考えたときに、ハードルは決して低くはない、このように思っております。
そこでお伺いしますけれども、この農林水産物の輸出額一兆円の取り組み、目標に向けて、今後、具体的にどのように輸出一兆円の目標達成に向けて取り組んでいくのかということについて、まずお伺いをさせていただきたいと思います。