松田学の発言 (予算委員会)
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○松田委員 今大臣がおっしゃった金利というのは非常に重要なんですが、金利となると今度は金融政策なんです。
金利が名目成長率よりも低い状態というのを、一応、二〇一〇年代は何となくそれを維持する姿が想定されているように見えるんですね。ただ、これは、自然にほっておくと、通常は金利が成長率より高いのが普通なので、これは相当無理をした政策を前提にしている。それがこの異次元の金融緩和にもし来ているとすると、この異次元の金融緩和、これは相当異次元でありまして、これがどの程度きくかなんです。
お手元の資料の一枚目に日米欧のマネー統計というのがありますけれども、これを見ますと、日本と、今やっているんですが、米国やユーロ圏なんか見ましても、アメリカでは、いわゆるマネタリーベースを三倍ぐらい、リーマン・ショック後にふやしても、マネーストック、いわゆるマネーサプライは三割ぐらいしかふえていない。ユーロ圏は、リーマン・ショックの後、二倍ぐらいふやしても、マネーサプライはほとんどふえなかったというように、今、日銀がやっているのは、ブタ積みという言葉もありますけれども、長期国債を買って、その分、銀行からの日銀への預金が膨らんでいる、いわゆる日銀のバランスシートが膨らんでいるだけで、これが本当にマネーサプライにつながるかどうかというのは、実は全く別問題という面があるわけですね。
多少は銀行の融資もふえているといっても、期待したほどふえるためには、やはりインフレ目標も、今円安でとりあえず物価が上がっているのじゃ、これじゃコストプッシュになってしまうので、やはりディマンドプルにならないといけない。そうなってくると、実際マネーがふえないといけないわけですね。
そこまで実際ふえたところで、では、本当に物価上昇が起こる、最初は実質金利が下がって効果があるといいますけれども、そうじゃなくて、ここまで日本の金利が異常に低水準なので、これはやはり、名目金利が上昇してくるというのは、いつかは起こるわけですね。
この状態になると、財政がつじつまが合わなくなる、となってくると、日本銀行はいつまで異次元緩和をやって、何をメルクマールとして、よく出口戦略、これは、バランスシートを拡大すると、QE3のあの店じまいが大変な混乱をもたらしているとおり、リスクも拡大するんですが、どういう経済状態を前提としてこの異次元緩和を継続するか、判断するか。
きょうは日本銀行総裁にもお越しいただいておりますが、日銀の基本的なスタンスについてお聞かせいただければと思います。