岸田文雄の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のウラン濃縮、再処理の規定ぶりですが、まず、各国の規定ぶりにつきましては、例えば韓国及びロシアとの協定においては、我が国及び相手国の双方について二〇%以上の濃縮及び再処理を規制する、こういった規定ぶりになっております。また、ヨルダンあるいはベトナム、こうした国との協定におきましては、相手国についてのみ濃縮及び再処理を禁止、規制する、こういった規定になっております。
こうした各国との濃縮、再処理に関する規定ぶりに関しましては、我が国としましては、まず一つは核不拡散の見地から、それから相手国が濃縮、再処理技術を既に有しているかどうか、こういった相手国の事情ですとか、あるいは相手国の原子力あるいは不拡散に関する政策ですとか、さらには相手国との間で想定される原子力協力の具体的な対応、さらには国際的な議論、こういった点を勘案して、そして総合的に検討し、そしてそれぞれの国の協定の規定ぶりになったということであります。
そして、今回の日本とトルコの協定におきましては、この濃縮、再処理の規定について、まず我が国としては、基本的にトルコに濃縮、再処理は認めないという方針の下にこの協定の交渉に入った次第です。そして、その経緯につきましては既に当委員会でも何度か御説明させていただいておりますが、トルコが他の国と結んでいる協定との比較ですとか、あるいは国内における議論ですとか、こうした議論を踏まえてトルコ側からこの規定ぶりについて要請が出され、そして交渉の結果、御指摘のような規定ぶりになった次第です。
我が国としましては、現状お示ししているこの規定によりまして、実質、トルコに濃縮、再処理を認めることにはならない、こうした実質を確保できると判断してこういった規定ぶりを認めたわけでありますが、こうした我が国のトルコに対して濃縮、再処理を認めないという考え方については、三回にわたるトルコとの協定交渉の場においても公式の場においても正式に再三伝えてきているところでありますし、我が国政府としましても認めない方針は明らかにしているわけですし、そして国会との関係においても、再三国会の質疑の場で認めないという方針を明らかにし、議事録にとどめさせていただいてきた、こういったことであります。
こういったことを通じまして、我が国としましては、トルコに対して濃縮、再処理を認めることはないということを確認させていただいた次第であります。