外交防衛委員会
⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。
会
会議録情報#0
平成二十六年四月十七日(木曜日)
午前十時開会
─────────────
委員の異動
四月十六日
辞任 補欠選任
大野 泰正君 岡田 直樹君
中泉 松司君 脇 雅史君
堀井 巌君 北村 経夫君
北澤 俊美君 羽田雄一郎君
藤田 幸久君 金子 洋一君
四月十七日
辞任 補欠選任
山口那津男君 新妻 秀規君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 末松 信介君
理 事
佐藤 正久君
松山 政司君
三木 亨君
福山 哲郎君
石川 博崇君
委 員
宇都 隆史君
岡田 直樹君
北村 経夫君
小坂 憲次君
牧野たかお君
脇 雅史君
金子 洋一君
羽田雄一郎君
白 眞勲君
牧山ひろえ君
新妻 秀規君
中西 健治君
井上 哲士君
アントニオ猪木君
小野 次郎君
国務大臣
外務大臣 岸田 文雄君
副大臣
外務副大臣 岸 信夫君
大臣政務官
経済産業大臣政
務官 田中 良生君
防衛大臣政務官 木原 稔君
事務局側
常任委員会専門
員 宇佐美正行君
政府参考人
外務大臣官房審
議官 山上 信吾君
外務大臣官房参
事官 下川眞樹太君
外務省総合外交
政策局軍縮不拡
散・科学部長 北野 充君
外務省中東アフ
リカ局長 上村 司君
財務省国際局次
長 梶川 幹夫君
文部科学大臣官
房審議官 磯谷 桂介君
経済産業大臣官
房審議官 森 清君
資源エネルギー
庁電力・ガス事
業部長 高橋 泰三君
原子力規制委員
会原子力規制庁
長官官房審議官 片山 啓君
原子力規制委員
会原子力規制庁
長官官房審議官 山本 哲也君
防衛大臣官房審
議官 鈴木 敦夫君
防衛省運用企画
局長 中島 明彦君
参考人
株式会社国際協
力銀行代表取締
役総裁 渡辺 博史君
─────────────
本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○参考人の出席要求に関する件
○原子力の平和的利用における協力のための日本
国政府とアラブ首長国連邦政府との間の協定の
締結について承認を求めるの件(第百八十五回
国会内閣提出、第百八十六回国会衆議院送付)
○平和的目的のための原子力の利用における協力
のための日本国政府とトルコ共和国政府との間
の協定の締結について承認を求めるの件(第百
八十五回国会内閣提出、第百八十六回国会衆議
院送付)
○第三海兵機動展開部隊の要員及びその家族の沖
縄からグアムへの移転の実施に関する日本国政
府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正す
る議定書の締結について承認を求めるの件(内
閣提出、衆議院送付)
○武器貿易条約の締結について承認を求めるの件
(内閣提出、衆議院送付)
─────────────
この発言だけを見る →午前十時開会
─────────────
委員の異動
四月十六日
辞任 補欠選任
大野 泰正君 岡田 直樹君
中泉 松司君 脇 雅史君
堀井 巌君 北村 経夫君
北澤 俊美君 羽田雄一郎君
藤田 幸久君 金子 洋一君
四月十七日
辞任 補欠選任
山口那津男君 新妻 秀規君
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 末松 信介君
理 事
佐藤 正久君
松山 政司君
三木 亨君
福山 哲郎君
石川 博崇君
委 員
宇都 隆史君
岡田 直樹君
北村 経夫君
小坂 憲次君
牧野たかお君
脇 雅史君
金子 洋一君
羽田雄一郎君
白 眞勲君
牧山ひろえ君
新妻 秀規君
中西 健治君
井上 哲士君
アントニオ猪木君
小野 次郎君
国務大臣
外務大臣 岸田 文雄君
副大臣
外務副大臣 岸 信夫君
大臣政務官
経済産業大臣政
務官 田中 良生君
防衛大臣政務官 木原 稔君
事務局側
常任委員会専門
員 宇佐美正行君
政府参考人
外務大臣官房審
議官 山上 信吾君
外務大臣官房参
事官 下川眞樹太君
外務省総合外交
政策局軍縮不拡
散・科学部長 北野 充君
外務省中東アフ
リカ局長 上村 司君
財務省国際局次
長 梶川 幹夫君
文部科学大臣官
房審議官 磯谷 桂介君
経済産業大臣官
房審議官 森 清君
資源エネルギー
庁電力・ガス事
業部長 高橋 泰三君
原子力規制委員
会原子力規制庁
長官官房審議官 片山 啓君
原子力規制委員
会原子力規制庁
長官官房審議官 山本 哲也君
防衛大臣官房審
議官 鈴木 敦夫君
防衛省運用企画
局長 中島 明彦君
参考人
株式会社国際協
力銀行代表取締
役総裁 渡辺 博史君
─────────────
本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○参考人の出席要求に関する件
○原子力の平和的利用における協力のための日本
国政府とアラブ首長国連邦政府との間の協定の
締結について承認を求めるの件(第百八十五回
国会内閣提出、第百八十六回国会衆議院送付)
○平和的目的のための原子力の利用における協力
のための日本国政府とトルコ共和国政府との間
の協定の締結について承認を求めるの件(第百
八十五回国会内閣提出、第百八十六回国会衆議
院送付)
○第三海兵機動展開部隊の要員及びその家族の沖
縄からグアムへの移転の実施に関する日本国政
府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正す
る議定書の締結について承認を求めるの件(内
閣提出、衆議院送付)
○武器貿易条約の締結について承認を求めるの件
(内閣提出、衆議院送付)
─────────────
末
末松信介#1
○委員長(末松信介君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、堀井巌君、中泉松司君、大野泰正君、北澤俊美君及び藤田幸久君が委員を辞任され、その補欠として北村経夫君、脇雅史君、岡田直樹君、羽田雄一郎君及び金子洋一君が選任されました。
─────────────
この発言だけを見る →委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、堀井巌君、中泉松司君、大野泰正君、北澤俊美君及び藤田幸久君が委員を辞任され、その補欠として北村経夫君、脇雅史君、岡田直樹君、羽田雄一郎君及び金子洋一君が選任されました。
─────────────
末
末松信介#2
○委員長(末松信介君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とアラブ首長国連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件外一件の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として外務大臣官房審議官山上信吾君外十一名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とアラブ首長国連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件外一件の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として外務大臣官房審議官山上信吾君外十一名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
末
末
末松信介#4
○委員長(末松信介君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とアラブ首長国連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件外一件の審査のため、本日の委員会に株式会社国際協力銀行代表取締役総裁渡辺博史君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とアラブ首長国連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件外一件の審査のため、本日の委員会に株式会社国際協力銀行代表取締役総裁渡辺博史君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
末
末
末松信介#6
○委員長(末松信介君) 原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とアラブ首長国連邦政府との間の協定の締結について承認を求めるの件及び平和的目的のための原子力の利用における協力のための日本国政府とトルコ共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件の両件を一括して議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言だけを見る →質疑のある方は順次御発言願います。
宇
宇都隆史#7
○宇都隆史君 おはようございます。自民党の宇都隆史です。
先日は、三人の参考人の先生方にこの委員会に来ていただきまして、この原子力協定の意義もそうですし、我が国の原子力政策に関しての貴重な御意見、御批判もいただいたわけであります。
この協定を審議する過程の中で、我が国の原子力政策、今後、細かい部分までしっかりと固め切っていない状況の中で、こういう形でまた協定に基づいて原子力の輸出をしていく、非常に複雑な思いがする先生方もこの委員会の中にもたくさんおいでだと思うんですが。
まず、その中で、特に争点になった一点目について質問をするんですけれども、今回の、特に二協定のうちトルコに対する協定、このトルコの中の協定の文言を見ていきますと、濃縮、それから再処理に関して非常に前向きなのではないかと受け止められるようなできる規定の文言が入って、そこが非常に、物議といいますか、その意図するところは何なのかというのが質問の争点に上ったんではないかと思います。今日は、もうこれが二時間で最後の質疑なものですから、改めてそこの部分を大臣に確認したいんですが。
特に、近年における韓国であったりロシアであったりとの同じような協定はどういう文言になっていたのか、そして、今回はそれよりもいわゆる濃縮、再処理に関して前向きであるというような意図であるのか、そこのところの御説明をお願いします。
この発言だけを見る →先日は、三人の参考人の先生方にこの委員会に来ていただきまして、この原子力協定の意義もそうですし、我が国の原子力政策に関しての貴重な御意見、御批判もいただいたわけであります。
この協定を審議する過程の中で、我が国の原子力政策、今後、細かい部分までしっかりと固め切っていない状況の中で、こういう形でまた協定に基づいて原子力の輸出をしていく、非常に複雑な思いがする先生方もこの委員会の中にもたくさんおいでだと思うんですが。
まず、その中で、特に争点になった一点目について質問をするんですけれども、今回の、特に二協定のうちトルコに対する協定、このトルコの中の協定の文言を見ていきますと、濃縮、それから再処理に関して非常に前向きなのではないかと受け止められるようなできる規定の文言が入って、そこが非常に、物議といいますか、その意図するところは何なのかというのが質問の争点に上ったんではないかと思います。今日は、もうこれが二時間で最後の質疑なものですから、改めてそこの部分を大臣に確認したいんですが。
特に、近年における韓国であったりロシアであったりとの同じような協定はどういう文言になっていたのか、そして、今回はそれよりもいわゆる濃縮、再処理に関して前向きであるというような意図であるのか、そこのところの御説明をお願いします。
岸
岸田文雄#8
○国務大臣(岸田文雄君) 御指摘のウラン濃縮、再処理の規定ぶりですが、まず、各国の規定ぶりにつきましては、例えば韓国及びロシアとの協定においては、我が国及び相手国の双方について二〇%以上の濃縮及び再処理を規制する、こういった規定ぶりになっております。また、ヨルダンあるいはベトナム、こうした国との協定におきましては、相手国についてのみ濃縮及び再処理を禁止、規制する、こういった規定になっております。
こうした各国との濃縮、再処理に関する規定ぶりに関しましては、我が国としましては、まず一つは核不拡散の見地から、それから相手国が濃縮、再処理技術を既に有しているかどうか、こういった相手国の事情ですとか、あるいは相手国の原子力あるいは不拡散に関する政策ですとか、さらには相手国との間で想定される原子力協力の具体的な対応、さらには国際的な議論、こういった点を勘案して、そして総合的に検討し、そしてそれぞれの国の協定の規定ぶりになったということであります。
そして、今回の日本とトルコの協定におきましては、この濃縮、再処理の規定について、まず我が国としては、基本的にトルコに濃縮、再処理は認めないという方針の下にこの協定の交渉に入った次第です。そして、その経緯につきましては既に当委員会でも何度か御説明させていただいておりますが、トルコが他の国と結んでいる協定との比較ですとか、あるいは国内における議論ですとか、こうした議論を踏まえてトルコ側からこの規定ぶりについて要請が出され、そして交渉の結果、御指摘のような規定ぶりになった次第です。
我が国としましては、現状お示ししているこの規定によりまして、実質、トルコに濃縮、再処理を認めることにはならない、こうした実質を確保できると判断してこういった規定ぶりを認めたわけでありますが、こうした我が国のトルコに対して濃縮、再処理を認めないという考え方については、三回にわたるトルコとの協定交渉の場においても公式の場においても正式に再三伝えてきているところでありますし、我が国政府としましても認めない方針は明らかにしているわけですし、そして国会との関係においても、再三国会の質疑の場で認めないという方針を明らかにし、議事録にとどめさせていただいてきた、こういったことであります。
こういったことを通じまして、我が国としましては、トルコに対して濃縮、再処理を認めることはないということを確認させていただいた次第であります。
この発言だけを見る →こうした各国との濃縮、再処理に関する規定ぶりに関しましては、我が国としましては、まず一つは核不拡散の見地から、それから相手国が濃縮、再処理技術を既に有しているかどうか、こういった相手国の事情ですとか、あるいは相手国の原子力あるいは不拡散に関する政策ですとか、さらには相手国との間で想定される原子力協力の具体的な対応、さらには国際的な議論、こういった点を勘案して、そして総合的に検討し、そしてそれぞれの国の協定の規定ぶりになったということであります。
そして、今回の日本とトルコの協定におきましては、この濃縮、再処理の規定について、まず我が国としては、基本的にトルコに濃縮、再処理は認めないという方針の下にこの協定の交渉に入った次第です。そして、その経緯につきましては既に当委員会でも何度か御説明させていただいておりますが、トルコが他の国と結んでいる協定との比較ですとか、あるいは国内における議論ですとか、こうした議論を踏まえてトルコ側からこの規定ぶりについて要請が出され、そして交渉の結果、御指摘のような規定ぶりになった次第です。
我が国としましては、現状お示ししているこの規定によりまして、実質、トルコに濃縮、再処理を認めることにはならない、こうした実質を確保できると判断してこういった規定ぶりを認めたわけでありますが、こうした我が国のトルコに対して濃縮、再処理を認めないという考え方については、三回にわたるトルコとの協定交渉の場においても公式の場においても正式に再三伝えてきているところでありますし、我が国政府としましても認めない方針は明らかにしているわけですし、そして国会との関係においても、再三国会の質疑の場で認めないという方針を明らかにし、議事録にとどめさせていただいてきた、こういったことであります。
こういったことを通じまして、我が国としましては、トルコに対して濃縮、再処理を認めることはないということを確認させていただいた次第であります。
宇
宇都隆史#9
○宇都隆史君 外務大臣、何度も同じような御答弁で、ありがとうございました。
つまるところ、今回のこのトルコの協定に関しても、我が国は濃縮、再処理、そういうのを絶対認めない方針というのは、この近年にわたる前政権からの、もう引き継いだ形で認めていかないと。そして、今回の協定もよく見れば片務的であり、また二〇%という文言等もなく、非常に厳しい条件を課しているというところで、やはり平和目的のための原子力の技術、これの提供に我々は貢献はするけれども、それ以外は認めないんだというそのスタンスは引き続き堅持していただきたいと思います。
さて、しかしながら、その次に考えていきたいのは、やはり安定的に安全にこの核技術というのを運用していく、その技術提供、ノウハウ、そしてそのプラント、これを我が国がそれを求めたい国に提供していくというのは、これは当然あってしかるべきなんだろうと思うんですが、今度、悪意を持たずに正規にしっかり安全に運用しようとしていても、それを悪意を持って、他から核技術であったり、あるいは核燃料であったり、こういうプラントであったりを妨害しよう、攻撃しようとする勢力というのは皆無ではないわけなんです。そこが核セキュリティーという意味でしっかりと考えていかなければならないところで、先日の参考人との意見交換の中でも、私は、日本の原子力施設に対する防護、セキュリティーというのはまだまだ劣っている、そこは教訓として抽出できていないんではないかということを指摘させていただきました。
そこで、規制庁に質問いたしますが、核セキュリティー、今言ったような対テロとか、そういう悪意を持った攻撃に対する我が国の脆弱性、これに関して、福島第一原発事故から得られた教訓として規制庁はどのようにお考えですか。
この発言だけを見る →つまるところ、今回のこのトルコの協定に関しても、我が国は濃縮、再処理、そういうのを絶対認めない方針というのは、この近年にわたる前政権からの、もう引き継いだ形で認めていかないと。そして、今回の協定もよく見れば片務的であり、また二〇%という文言等もなく、非常に厳しい条件を課しているというところで、やはり平和目的のための原子力の技術、これの提供に我々は貢献はするけれども、それ以外は認めないんだというそのスタンスは引き続き堅持していただきたいと思います。
さて、しかしながら、その次に考えていきたいのは、やはり安定的に安全にこの核技術というのを運用していく、その技術提供、ノウハウ、そしてそのプラント、これを我が国がそれを求めたい国に提供していくというのは、これは当然あってしかるべきなんだろうと思うんですが、今度、悪意を持たずに正規にしっかり安全に運用しようとしていても、それを悪意を持って、他から核技術であったり、あるいは核燃料であったり、こういうプラントであったりを妨害しよう、攻撃しようとする勢力というのは皆無ではないわけなんです。そこが核セキュリティーという意味でしっかりと考えていかなければならないところで、先日の参考人との意見交換の中でも、私は、日本の原子力施設に対する防護、セキュリティーというのはまだまだ劣っている、そこは教訓として抽出できていないんではないかということを指摘させていただきました。
そこで、規制庁に質問いたしますが、核セキュリティー、今言ったような対テロとか、そういう悪意を持った攻撃に対する我が国の脆弱性、これに関して、福島第一原発事故から得られた教訓として規制庁はどのようにお考えですか。
山
山本哲也#10
○政府参考人(山本哲也君) お答えいたします。
委員御指摘の、まず福島第一原子力発電所の事故でございます。これは自然災害によるものではございますけれども、全ての交流電源を失い、あるいは原子炉の冷却機能を喪失し、使用済燃料プールの冷却機能を喪失したということで、炉心が溶融し、大変大きな被害を及ぼした事案だというふうに認識しているところでございます。
他方、これは自然災害でありますけれども、こういう設備が被害を被りますとこういう大変大きな事態も生じるという原子力施設の脆弱性を露呈したものであるというふうに考えてございます。それで、御指摘のように、核セキュリティーの観点からは、そういう設備が仮にそういうテロ行為によりまして攻撃を受けますと甚大な被害を受けてしまうと、こういうおそれがある事象であったというふうにも認識しているところでございます。
それで、従来、原子力発電所につきましては、このセキュリティー対策につきましては、原子炉等規制法という法律の中で、事業者に対しましてテロリストの侵入などの対策を求めているところではございますが、先般のこの福島第一の原子力の事故を踏まえまして、その教訓を踏まえて関係省令の改正を行いまして、建屋の外にあります重要な設備の防護措置を求めること、それから、もちろんセキュリティー全般の対策を強化する観点から、特に国際的な水準に劣ることのないように、IAEAの核物質防護に関する勧告文書というのがございますけれども、これを踏まえた防護措置の強化を求めているところでございます。
具体的には、福島第一の教訓について申し上げますと、従来は原子炉、あるいは中央制御室といった原子炉建屋本体のところを防護するのが中心でありましたが、今回のように建屋の外にあります重要な設備が攻撃を受けた場合に対してもこれを十分守れるよう、周辺設備への防護壁の設置をするなどの対策を新たに求めているところでございます。それから、IAEAの勧告を踏まえた対策といたしましては、従来の立入り制限区域の範囲を更に広くする制限区域の設定をするとか、サイバー攻撃に対する対応、防護本部の多重化、無停電電源対策、あるいは不正傍受対策の強化、それから内部脅威でございますけれども、内部で作業される方は二人以上で、いわゆるツーマンルールというものでございますけれども、そういったことを規制として盛り込んでいるところでございます。
これは事業者の対応ではございますけれども、さらに、原子力発電所周辺におきましては、警察によります常駐の警備部隊、それから、海におきましては海上保安庁の巡視艇が常時配備されているところでございますので、こういったことを相まって核セキュリティーの強化に取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。
この発言だけを見る →委員御指摘の、まず福島第一原子力発電所の事故でございます。これは自然災害によるものではございますけれども、全ての交流電源を失い、あるいは原子炉の冷却機能を喪失し、使用済燃料プールの冷却機能を喪失したということで、炉心が溶融し、大変大きな被害を及ぼした事案だというふうに認識しているところでございます。
他方、これは自然災害でありますけれども、こういう設備が被害を被りますとこういう大変大きな事態も生じるという原子力施設の脆弱性を露呈したものであるというふうに考えてございます。それで、御指摘のように、核セキュリティーの観点からは、そういう設備が仮にそういうテロ行為によりまして攻撃を受けますと甚大な被害を受けてしまうと、こういうおそれがある事象であったというふうにも認識しているところでございます。
それで、従来、原子力発電所につきましては、このセキュリティー対策につきましては、原子炉等規制法という法律の中で、事業者に対しましてテロリストの侵入などの対策を求めているところではございますが、先般のこの福島第一の原子力の事故を踏まえまして、その教訓を踏まえて関係省令の改正を行いまして、建屋の外にあります重要な設備の防護措置を求めること、それから、もちろんセキュリティー全般の対策を強化する観点から、特に国際的な水準に劣ることのないように、IAEAの核物質防護に関する勧告文書というのがございますけれども、これを踏まえた防護措置の強化を求めているところでございます。
具体的には、福島第一の教訓について申し上げますと、従来は原子炉、あるいは中央制御室といった原子炉建屋本体のところを防護するのが中心でありましたが、今回のように建屋の外にあります重要な設備が攻撃を受けた場合に対してもこれを十分守れるよう、周辺設備への防護壁の設置をするなどの対策を新たに求めているところでございます。それから、IAEAの勧告を踏まえた対策といたしましては、従来の立入り制限区域の範囲を更に広くする制限区域の設定をするとか、サイバー攻撃に対する対応、防護本部の多重化、無停電電源対策、あるいは不正傍受対策の強化、それから内部脅威でございますけれども、内部で作業される方は二人以上で、いわゆるツーマンルールというものでございますけれども、そういったことを規制として盛り込んでいるところでございます。
これは事業者の対応ではございますけれども、さらに、原子力発電所周辺におきましては、警察によります常駐の警備部隊、それから、海におきましては海上保安庁の巡視艇が常時配備されているところでございますので、こういったことを相まって核セキュリティーの強化に取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。
宇
宇都隆史#11
○宇都隆史君 事故後に、政府としてもろもろの対策の強化というのは取られているんだろうと思います。
今御答弁いただいたように、防護壁を造ったりだとか警察を増強したりだとか周辺海域の海上保安庁の警備体制を強化したりとかあるんでしょうけれども、まだまだ、これまでの流れの中で原子力を担当している民間の警備の意識と、それから実際に我が国の国防に関わるような訓練をしている防衛省との間の乖離といいますか、差というのは非常に多いような気がいたします。
専門的に軍事的な訓練を受けたような特殊工作員が数名入り込んできて、それなりの装備を持ってきたときに、本当にそれが対応できるのだろうか。あくまで前回よりは、事故前よりは強化したというそれは比較差であって、本質的な、悪意を持ったプラントに対する攻撃に対しての対応というのがしっかり取れているのかという部分は、私はまだまだ想定外になっているんではないかなということを深刻に憂えているわけなんです。
そこで、防衛省にもちょっとお聞きしますけれども、仮に、災害でも結構です、原子力災害があったときに、そのプラントに対して災害派遣を自衛隊として行わなければならない、その上でのハード的な不備というのに、自衛隊の中で、こういう原子力災害の専門家という人員が極めて少ないという話であったりとか、そういう部隊自体も一部しか持っていないわけですね。
あるいは、そういう原子力施設が多数存在する、立地されているようなところのすぐ近くに駆け付けられるような部隊がどの場所にもきっちりあるのかというと、例えばですけれども、福井などは原発立地過密地域ですけれども、あの福井のところにもし災害があったときに駆け付ける隊区に指定されているのは石川県にある金沢の連隊なんですね。何か起こってすぐ駆け付けても、陸路だけでもう二時間近く掛かってしまうというような、そういう連隊に災害派遣の隊区は任せていて、実際にその現場で話を聞いてみると、非常に問題である、自分たちも危機的に問題点を感じているというような話も聞きます。
あるいは、実際に放射能で汚染された中での活動をしなきゃいけないような場合について、ロボットであったり、今回も水を投入するのに急遽ヘリに放射線を余り透過しないようなフィルムを中に張って水を投下したという事案も聞いていますけれども、その辺りの防衛省としてのハード上の不備というのをどの程度お捉えになっているか、これ、政務官、お願いいたします。参考人でも結構です。
この発言だけを見る →今御答弁いただいたように、防護壁を造ったりだとか警察を増強したりだとか周辺海域の海上保安庁の警備体制を強化したりとかあるんでしょうけれども、まだまだ、これまでの流れの中で原子力を担当している民間の警備の意識と、それから実際に我が国の国防に関わるような訓練をしている防衛省との間の乖離といいますか、差というのは非常に多いような気がいたします。
専門的に軍事的な訓練を受けたような特殊工作員が数名入り込んできて、それなりの装備を持ってきたときに、本当にそれが対応できるのだろうか。あくまで前回よりは、事故前よりは強化したというそれは比較差であって、本質的な、悪意を持ったプラントに対する攻撃に対しての対応というのがしっかり取れているのかという部分は、私はまだまだ想定外になっているんではないかなということを深刻に憂えているわけなんです。
そこで、防衛省にもちょっとお聞きしますけれども、仮に、災害でも結構です、原子力災害があったときに、そのプラントに対して災害派遣を自衛隊として行わなければならない、その上でのハード的な不備というのに、自衛隊の中で、こういう原子力災害の専門家という人員が極めて少ないという話であったりとか、そういう部隊自体も一部しか持っていないわけですね。
あるいは、そういう原子力施設が多数存在する、立地されているようなところのすぐ近くに駆け付けられるような部隊がどの場所にもきっちりあるのかというと、例えばですけれども、福井などは原発立地過密地域ですけれども、あの福井のところにもし災害があったときに駆け付ける隊区に指定されているのは石川県にある金沢の連隊なんですね。何か起こってすぐ駆け付けても、陸路だけでもう二時間近く掛かってしまうというような、そういう連隊に災害派遣の隊区は任せていて、実際にその現場で話を聞いてみると、非常に問題である、自分たちも危機的に問題点を感じているというような話も聞きます。
あるいは、実際に放射能で汚染された中での活動をしなきゃいけないような場合について、ロボットであったり、今回も水を投入するのに急遽ヘリに放射線を余り透過しないようなフィルムを中に張って水を投下したという事案も聞いていますけれども、その辺りの防衛省としてのハード上の不備というのをどの程度お捉えになっているか、これ、政務官、お願いいたします。参考人でも結構です。
鈴
鈴木敦夫#12
○政府参考人(鈴木敦夫君) 私の方からは、まず、自衛隊のこうしたいわゆるNBC対策というか、そうしたものの体制について御説明させていただきたいと思います。
自衛隊におきましては、核・生物・化学、いわゆるNBC兵器ですが、こうしたものが使用された場合等に対応するために、化学防護車ですとか生物偵察車、除染車等を装備する化学科部隊というものが合計十七個部隊、人員にして約九百五十名、こうしたものを保有しております。
それに加えまして、その中で、平成二十二年度以降、広い範囲にわたりまして放射線探知等が可能になるNBC偵察車というものを整備を開始いたしまして、中央特殊武器防護隊を始めまして順次その化学科部隊に配備してきているという状況がございます。万が一原子力災害等が発生した場合には、これらの化学科部隊が放射線による汚染地域における情報収集、これは検知ですとか識別等になると思いますが、それを行いまして、人員、車両等の除染も行うということになっております。
防衛省といたしましては、こうした部隊を含めまして、自衛隊が持てる能力を最大限発揮できますよう必要な体制を引き続き整備するということに努めておりまして、平成二十六年度、今年度予算におきましても、NBC偵察車ですとか各種の線量率計、それから個人用の防護装備など、所要の装備の取得に必要な経費を計上させていただいておるという状況でございます。
以上でございます。
この発言だけを見る →自衛隊におきましては、核・生物・化学、いわゆるNBC兵器ですが、こうしたものが使用された場合等に対応するために、化学防護車ですとか生物偵察車、除染車等を装備する化学科部隊というものが合計十七個部隊、人員にして約九百五十名、こうしたものを保有しております。
それに加えまして、その中で、平成二十二年度以降、広い範囲にわたりまして放射線探知等が可能になるNBC偵察車というものを整備を開始いたしまして、中央特殊武器防護隊を始めまして順次その化学科部隊に配備してきているという状況がございます。万が一原子力災害等が発生した場合には、これらの化学科部隊が放射線による汚染地域における情報収集、これは検知ですとか識別等になると思いますが、それを行いまして、人員、車両等の除染も行うということになっております。
防衛省といたしましては、こうした部隊を含めまして、自衛隊が持てる能力を最大限発揮できますよう必要な体制を引き続き整備するということに努めておりまして、平成二十六年度、今年度予算におきましても、NBC偵察車ですとか各種の線量率計、それから個人用の防護装備など、所要の装備の取得に必要な経費を計上させていただいておるという状況でございます。
以上でございます。
宇
宇都隆史#13
○宇都隆史君 二十六年度の予算でそこに対する強化をしっかり盛り込んだ、そこのところは評価するところでもあります。
しかしながら、全体を見た中で本当にどれぐらいの規模の部隊が、もちろん限られた予算ですから何でもかんでもというわけにはいかないんでしょうけれども、ある程度、このぐらいの人員とこれぐらいの装備をもってすれば何か一つのものがあったときにはきっちりと対応できるというような数量的なものもよく考えた上で、昨年よりも強化をしましたというのでは、さっきの規制庁の話と一緒だと思うんですね。特に防衛省は実務を担当する役所ですから、その辺りはしっかりと認識をして体制整備に励んでいただきたいと思います。
また、今答弁の中にはなかったですけれども、先ほど私が一つの例に出しました福井原発に対してどうするのかという話に関しては、たしか二十六年度の予算で緊急の展開用地の調査費も付いていると思うんですけど、調査費が付くということはそこから数年掛けてだんだん整備するような形になると思うんですけど、比較的時間がない、緊急性は非常に高いものだと思います。現地出身の国会議員の我々の同僚からの声も上がっていますし、また国会議員だけではなくて地域の首長あるいは地方議会の方からも、いざとなったときにどうなるんですか、防衛省として何らかの方策を考えているんですかという意見はよく上がっております。
是非、この辺りも、政務官含めて政務三役、現地に足を運んでいただいて、現地のニーズと、それから国を守る上での本当に必要な措置、それからそれに対する人員、装備、よく考えた上で早急な整備を図っていただきますようお願いをしたいと思います。
最後に一点、防衛省の取組について現状をお伺いしたいんですけれども、テロに対する原発施設の警護、実際にテロ情報であったりとかその緊迫性が認められているような状況にあって、現行の法制度では、警護出動では原子力施設を自衛隊が守れることにはなっていないわけです。これ、再三にわたって自民党の部会等でも検討しなければならないということを野党時代から言ってきたわけなんですが、防衛省として、今のこの検討体制、どのような現状にあるんでしょうか。
この発言だけを見る →しかしながら、全体を見た中で本当にどれぐらいの規模の部隊が、もちろん限られた予算ですから何でもかんでもというわけにはいかないんでしょうけれども、ある程度、このぐらいの人員とこれぐらいの装備をもってすれば何か一つのものがあったときにはきっちりと対応できるというような数量的なものもよく考えた上で、昨年よりも強化をしましたというのでは、さっきの規制庁の話と一緒だと思うんですね。特に防衛省は実務を担当する役所ですから、その辺りはしっかりと認識をして体制整備に励んでいただきたいと思います。
また、今答弁の中にはなかったですけれども、先ほど私が一つの例に出しました福井原発に対してどうするのかという話に関しては、たしか二十六年度の予算で緊急の展開用地の調査費も付いていると思うんですけど、調査費が付くということはそこから数年掛けてだんだん整備するような形になると思うんですけど、比較的時間がない、緊急性は非常に高いものだと思います。現地出身の国会議員の我々の同僚からの声も上がっていますし、また国会議員だけではなくて地域の首長あるいは地方議会の方からも、いざとなったときにどうなるんですか、防衛省として何らかの方策を考えているんですかという意見はよく上がっております。
是非、この辺りも、政務官含めて政務三役、現地に足を運んでいただいて、現地のニーズと、それから国を守る上での本当に必要な措置、それからそれに対する人員、装備、よく考えた上で早急な整備を図っていただきますようお願いをしたいと思います。
最後に一点、防衛省の取組について現状をお伺いしたいんですけれども、テロに対する原発施設の警護、実際にテロ情報であったりとかその緊迫性が認められているような状況にあって、現行の法制度では、警護出動では原子力施設を自衛隊が守れることにはなっていないわけです。これ、再三にわたって自民党の部会等でも検討しなければならないということを野党時代から言ってきたわけなんですが、防衛省として、今のこの検討体制、どのような現状にあるんでしょうか。
木
木原稔#14
○大臣政務官(木原稔君) これ、宇都議員がもう以前から非常に懸念を持ってずっと考えておられることだと承知しております。
自衛隊法第八十一条の二に規定する警護出動でございますが、これは、大規模なテロが行われるおそれがあり、かつ、その被害を防止するための特別の必要がある場合に下されるというものであります。警護出動の対象施設にこの原子力発電所を追加すべきとの御指摘も含めて、テロ等の不測の事態から原発施設等を守ることは極めて重要でございます。
政府部内での十分な調整が必要な事項でもありますから、国会での御議論も是非議員に喚起していただきながら、それを踏まえつつ適切に対応してまいります。
この発言だけを見る →自衛隊法第八十一条の二に規定する警護出動でございますが、これは、大規模なテロが行われるおそれがあり、かつ、その被害を防止するための特別の必要がある場合に下されるというものであります。警護出動の対象施設にこの原子力発電所を追加すべきとの御指摘も含めて、テロ等の不測の事態から原発施設等を守ることは極めて重要でございます。
政府部内での十分な調整が必要な事項でもありますから、国会での御議論も是非議員に喚起していただきながら、それを踏まえつつ適切に対応してまいります。
宇
宇都隆史#15
○宇都隆史君 本日は問題提起にとどめておきますけれども、是非真剣に御検討ください。我々が協定を結んだ韓国、ベトナムあるいはロシア、こういう国々も、基本的には公安庁とかしっかりとした国の機関、そして軍もいざとなったらすぐに入れるような体制を取りながらやっぱりこのプラント等の安全に活用しているわけですね。
現行法においては、防衛省は警察と治安出動が下令されるという前提での訓練を行っているというやには聞いております。しかしながら、治安出動下令前における情報収集、これは隊法の七十九条の二ですけれども、このときに行われる武器の使用であったりあるいは自衛隊の部隊に与えられている権限は、警護出動の与えられている権限等を見ると非常にお粗末な権限しか与えられていないんですね。その辺りのことをよくよく勘案をして、これは問題提起にとどめておきますけれども、余り時間を掛けずに、しっかりとその問題点の抽出と対策を練っていただきますようお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
─────────────
この発言だけを見る →現行法においては、防衛省は警察と治安出動が下令されるという前提での訓練を行っているというやには聞いております。しかしながら、治安出動下令前における情報収集、これは隊法の七十九条の二ですけれども、このときに行われる武器の使用であったりあるいは自衛隊の部隊に与えられている権限は、警護出動の与えられている権限等を見ると非常にお粗末な権限しか与えられていないんですね。その辺りのことをよくよく勘案をして、これは問題提起にとどめておきますけれども、余り時間を掛けずに、しっかりとその問題点の抽出と対策を練っていただきますようお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
─────────────
末
末松信介#16
○委員長(末松信介君) この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、山口那津男君が委員を辞任され、その補欠として新妻秀規君が選任されました。
─────────────
この発言だけを見る →本日、山口那津男君が委員を辞任され、その補欠として新妻秀規君が選任されました。
─────────────
福
福山哲郎#17
○福山哲郎君 おはようございます。福山でございます。よろしくお願いいたします。
もう時間がありませんので、今日はもう早速行かせていただきます。
まず外務大臣、先週のNPDI、お疲れさまでございました。各国の外相が直接広島を訪れていただいて、そして被爆者の体験も聞かれたと。さらには、慰霊碑にも献花をされ、原爆資料館も御覧になられたということで、私は大変、大臣お疲れさまだったと思いますし、外務省を始めそれぞれの皆さんに心から敬意を表したいというふうに思います。
NPDIは、御案内のように、我々の政権の岡田外務大臣が形として付けられて、今、岸田外務大臣の下できっちり動かしていただいていることに関して本当に感謝を申し上げる次第でございます。報道等では、成果が乏しいと皮肉交じりの報道がありますが、私は、軍縮・不拡散の問題というのはそんなに目に見えた成果が出るようなものではないと。いかにそのことについて各国の首脳が共有していくかが重要だと思いますし、特に今回、広島という、外務大臣は地元でもいらっしゃいますが、非常にインパクトのあるというか、被爆国として日本がその場所でNPDIをされたことについて本当に敬意を表したいというふうに思います。
一方で、実はゲストスピーカーとしてアメリカの国務次官、ガテマラー国務次官も訪日されたり、さらにはNPTの準備会合の議長が来日されたりということで、この点についても非常に良かったのではないかなと思っております。特に、国務次官のガテマラー次官が、個人的な意見とはいいながら、人間として深い同情という言葉を発せられたということは、これは歴史的に私は意義があると思います。私が副長官のときに、実はルース大使が初めて広島の慰霊祭に御出席をいただきました。こうやって歴史を一つ一つ重ねることによって不拡散の流れが積み上がっていくことを私は希望しております。
岸田大臣、是非、NPDI、終わった後の評価というか、自らの感想も含めて御答弁をいただければと思います。
この発言だけを見る →もう時間がありませんので、今日はもう早速行かせていただきます。
まず外務大臣、先週のNPDI、お疲れさまでございました。各国の外相が直接広島を訪れていただいて、そして被爆者の体験も聞かれたと。さらには、慰霊碑にも献花をされ、原爆資料館も御覧になられたということで、私は大変、大臣お疲れさまだったと思いますし、外務省を始めそれぞれの皆さんに心から敬意を表したいというふうに思います。
NPDIは、御案内のように、我々の政権の岡田外務大臣が形として付けられて、今、岸田外務大臣の下できっちり動かしていただいていることに関して本当に感謝を申し上げる次第でございます。報道等では、成果が乏しいと皮肉交じりの報道がありますが、私は、軍縮・不拡散の問題というのはそんなに目に見えた成果が出るようなものではないと。いかにそのことについて各国の首脳が共有していくかが重要だと思いますし、特に今回、広島という、外務大臣は地元でもいらっしゃいますが、非常にインパクトのあるというか、被爆国として日本がその場所でNPDIをされたことについて本当に敬意を表したいというふうに思います。
一方で、実はゲストスピーカーとしてアメリカの国務次官、ガテマラー国務次官も訪日されたり、さらにはNPTの準備会合の議長が来日されたりということで、この点についても非常に良かったのではないかなと思っております。特に、国務次官のガテマラー次官が、個人的な意見とはいいながら、人間として深い同情という言葉を発せられたということは、これは歴史的に私は意義があると思います。私が副長官のときに、実はルース大使が初めて広島の慰霊祭に御出席をいただきました。こうやって歴史を一つ一つ重ねることによって不拡散の流れが積み上がっていくことを私は希望しております。
岸田大臣、是非、NPDI、終わった後の評価というか、自らの感想も含めて御答弁をいただければと思います。
岸
岸田文雄#18
○国務大臣(岸田文雄君) 四月の十一日と十二日にかけまして、NPDI外相会合を広島で開催させていただきました。その際には、民主党の先生方、また与野党の多くの国会議員の皆様方にも、貴重な御提言ですとかアドバイス、御協力をいただきました。改めて心から感謝を申し上げたいと存じます。
今回のNPDI外相会合、二〇一〇年にこの枠組みができましてから八回目の会合ですが、初めて日本で、そして被爆地で開催することとなりました。
まずもって、今回の八回目の会合は、来年二〇一五年に予定されております五年に一度のNPT運用検討会議に向けてしっかりとした政治メッセージを発する、こういった意味で重要であると位置付けられてきたわけですが、あわせて、被爆地で初めて開催されるということから、御指摘のように、各国の外相、参加者には、原爆慰霊碑の参拝、あるいは平和記念資料館の視察、そして被爆者の方々からも直接話を聞いていただく、こういったプログラムを用意いたしました。この点につきましては、各国の参加者から大変大きな反応が、反響がありました。大変心に重く残った、忘れられない経験であると、ほとんど全ての参加者が口々にこういった感想を述べておられました。こうした被爆の実相に触れていただいた上で、この議論に参画をしていただきました。
結果として、広島宣言、そして六つの作業文書をまとめることができました。NPDIとしましても、今日まで十の作業文書を来年のNPT運用検討会議にまとめてきましたが、合わせて十六の作業文書を来年のNPT運用検討会議に発出することとなりました。
そして、これも御指摘がありましたように、今回、米国のゴッテメラー国務次官、核保有国から初めてNPDI外相会合にゲストスピーカーとして出席をしていただきました。あわせて、CTBTの促進会議の議長でありますインドネシアからもマルティ外務大臣に出席をいただき、そしてNPT運用検討会議の準備委員会の議長でありますロマン・モレイ大使にも出席をいただいたということであります。このように、NPDI自身は核兵器を持たない国十二か国の枠組みですが、CTBTですとか、あるいは核保有国ですとか、他の立場に立つ国々とも連携を確認できたという意味で、今回の会議は大変大きな意義があったのではないかと考えております。
原爆投下から七十年になります二〇一五年に開催されますNPT運用検討会議に向けて、是非我が国としましてもしっかりと国際世論をリードしていきたいと考えております。
改めて御礼を申し上げ、御報告とさせていただきます。
この発言だけを見る →今回のNPDI外相会合、二〇一〇年にこの枠組みができましてから八回目の会合ですが、初めて日本で、そして被爆地で開催することとなりました。
まずもって、今回の八回目の会合は、来年二〇一五年に予定されております五年に一度のNPT運用検討会議に向けてしっかりとした政治メッセージを発する、こういった意味で重要であると位置付けられてきたわけですが、あわせて、被爆地で初めて開催されるということから、御指摘のように、各国の外相、参加者には、原爆慰霊碑の参拝、あるいは平和記念資料館の視察、そして被爆者の方々からも直接話を聞いていただく、こういったプログラムを用意いたしました。この点につきましては、各国の参加者から大変大きな反応が、反響がありました。大変心に重く残った、忘れられない経験であると、ほとんど全ての参加者が口々にこういった感想を述べておられました。こうした被爆の実相に触れていただいた上で、この議論に参画をしていただきました。
結果として、広島宣言、そして六つの作業文書をまとめることができました。NPDIとしましても、今日まで十の作業文書を来年のNPT運用検討会議にまとめてきましたが、合わせて十六の作業文書を来年のNPT運用検討会議に発出することとなりました。
そして、これも御指摘がありましたように、今回、米国のゴッテメラー国務次官、核保有国から初めてNPDI外相会合にゲストスピーカーとして出席をしていただきました。あわせて、CTBTの促進会議の議長でありますインドネシアからもマルティ外務大臣に出席をいただき、そしてNPT運用検討会議の準備委員会の議長でありますロマン・モレイ大使にも出席をいただいたということであります。このように、NPDI自身は核兵器を持たない国十二か国の枠組みですが、CTBTですとか、あるいは核保有国ですとか、他の立場に立つ国々とも連携を確認できたという意味で、今回の会議は大変大きな意義があったのではないかと考えております。
原爆投下から七十年になります二〇一五年に開催されますNPT運用検討会議に向けて、是非我が国としましてもしっかりと国際世論をリードしていきたいと考えております。
改めて御礼を申し上げ、御報告とさせていただきます。
福
福山哲郎#19
○福山哲郎君 ありがとうございました。
五年前のNPT運用検討会議は、まさに被爆者の方が展示を国連会場でやられたりアメリカの高校生に話をされたりということで、私も出席させていただいたんですが、それからもう五年でございます。来年に向けて、是非日本として、NPDIだけではなくNPT運用検討会議においても多大な貢献をいただきますように、まずは祈念を申し上げたいと思います。
そして、その核不拡散の議論に関わる原子力協定の質疑に入らせていただきたいと思います。
珍しく、私はこの協定の賛否について悩みました。福島第一原子力発電所の事故の災禍はまだ続いています。避難されている方々は十四万人を超えています。汚染水の処理は、日々新たな課題が出現し、混迷を極めています。
トルコからの強い希望があったことは私も理解をしておりますが、日本国内の輸出時の安全確認体制がまだ不備であることは国会でも明らかになっております。トルコ国内の規制機関や放射性廃棄物の処理体制が万全でないことを考えても、私は、輸出には極力慎重であるべきだと思います。いや、輸出しない方がいいとも考えております。
しかしながら、我々民主党政権時に、ヨルダンやベトナム等との原子力協定を皆様にお願いをした経緯がございます。私は、外交というのは継続性が大切だと思っておりますし、別に批判をするわけではないんですが、例えば、当時、もう勇退された議員なので名前は申し上げませんが、ある公明党の議員は我が政権の総理に向かって、まさに放射能汚染の死の商人の片棒を担ぐ、そういう格好にしか見えないと言われました。そして、結果として反対をされました。まさに、原子力を低減すると言いながら輸出をするというのは、国内と海外でダブルスタンダードではないかという批判をあちこちの政党からいただきました。私は、批判をしたいから今申し上げているわけではありません。そのぐらい多分難しい問題なんだと思います。
自民党も、原子力ではありませんが、民主党の交渉するTPPだから反対だというような議論がありました。例えば、今日は小野寺防衛大臣いらっしゃいませんが、小野寺防衛大臣は当時TPP反対で、私とテレビ討論の相手側でした。与野党の対処の仕方というのは本当に難しい問題だと思います。それぞれの政党の事情もある、政局もある。私も、野党として反対だと言えれば非常に楽だなと、この協定は思いました。
私は、脱原発論者です。福島の事故を目の当たりにし、官邸で東電や保安院の対応と向き合った者として脱原発をしたいと願っておりますが、一方で、先ほど申し上げましたように、我が政権が原子力協定をお願いしたときの、今、岸田外務大臣のところに座っておられたのが玄葉外務大臣でございました。私はそのとき、末松委員長のところに座っておりました。
今回、我が党は、党内本当に大激論があったんですが、やはり継続性、もう一つ申し上げれば、今回のトルコとの協定の交渉に入ったのは民主党政権時です。その責任はあると考えて、非常に厳しい選択でしたが、賛成をすることを党として決めました。
私は、核不拡散の問題は、先ほどのNPDIの問題も含めて重要だと思いますし、私自身も一生懸命これからも取り組んでいきたいと思いますので、この協定というのは、不拡散、平和利用の問題も含んでいる、そして我々にも責任がある、野党になったからといって安易には反対はできないと、そういう自問自答を繰り返した中で今質問に立っています。
輸出についてはできるだけ抑制的にしたいという思いは今も変わりません。党としては国内ゼロを三〇年代に決めましたので、我々としては、海外に輸出することの批判を受け止めて、将来の在り方についてこれからもしっかり再検討が必要だという認識に立っております。
そういった思いをまず述べさせていただいた上で、岸田大臣にお伺いをします。この原子力協定というのは原発輸出を自動的に決めるものとは限らないと、例えばあるプロジェクトを確実に、そこに自動的に決めるものではないというふうに私自身は理解をしていますが、そのことについて大臣から御答弁いただけますでしょうか。
この発言だけを見る →五年前のNPT運用検討会議は、まさに被爆者の方が展示を国連会場でやられたりアメリカの高校生に話をされたりということで、私も出席させていただいたんですが、それからもう五年でございます。来年に向けて、是非日本として、NPDIだけではなくNPT運用検討会議においても多大な貢献をいただきますように、まずは祈念を申し上げたいと思います。
そして、その核不拡散の議論に関わる原子力協定の質疑に入らせていただきたいと思います。
珍しく、私はこの協定の賛否について悩みました。福島第一原子力発電所の事故の災禍はまだ続いています。避難されている方々は十四万人を超えています。汚染水の処理は、日々新たな課題が出現し、混迷を極めています。
トルコからの強い希望があったことは私も理解をしておりますが、日本国内の輸出時の安全確認体制がまだ不備であることは国会でも明らかになっております。トルコ国内の規制機関や放射性廃棄物の処理体制が万全でないことを考えても、私は、輸出には極力慎重であるべきだと思います。いや、輸出しない方がいいとも考えております。
しかしながら、我々民主党政権時に、ヨルダンやベトナム等との原子力協定を皆様にお願いをした経緯がございます。私は、外交というのは継続性が大切だと思っておりますし、別に批判をするわけではないんですが、例えば、当時、もう勇退された議員なので名前は申し上げませんが、ある公明党の議員は我が政権の総理に向かって、まさに放射能汚染の死の商人の片棒を担ぐ、そういう格好にしか見えないと言われました。そして、結果として反対をされました。まさに、原子力を低減すると言いながら輸出をするというのは、国内と海外でダブルスタンダードではないかという批判をあちこちの政党からいただきました。私は、批判をしたいから今申し上げているわけではありません。そのぐらい多分難しい問題なんだと思います。
自民党も、原子力ではありませんが、民主党の交渉するTPPだから反対だというような議論がありました。例えば、今日は小野寺防衛大臣いらっしゃいませんが、小野寺防衛大臣は当時TPP反対で、私とテレビ討論の相手側でした。与野党の対処の仕方というのは本当に難しい問題だと思います。それぞれの政党の事情もある、政局もある。私も、野党として反対だと言えれば非常に楽だなと、この協定は思いました。
私は、脱原発論者です。福島の事故を目の当たりにし、官邸で東電や保安院の対応と向き合った者として脱原発をしたいと願っておりますが、一方で、先ほど申し上げましたように、我が政権が原子力協定をお願いしたときの、今、岸田外務大臣のところに座っておられたのが玄葉外務大臣でございました。私はそのとき、末松委員長のところに座っておりました。
今回、我が党は、党内本当に大激論があったんですが、やはり継続性、もう一つ申し上げれば、今回のトルコとの協定の交渉に入ったのは民主党政権時です。その責任はあると考えて、非常に厳しい選択でしたが、賛成をすることを党として決めました。
私は、核不拡散の問題は、先ほどのNPDIの問題も含めて重要だと思いますし、私自身も一生懸命これからも取り組んでいきたいと思いますので、この協定というのは、不拡散、平和利用の問題も含んでいる、そして我々にも責任がある、野党になったからといって安易には反対はできないと、そういう自問自答を繰り返した中で今質問に立っています。
輸出についてはできるだけ抑制的にしたいという思いは今も変わりません。党としては国内ゼロを三〇年代に決めましたので、我々としては、海外に輸出することの批判を受け止めて、将来の在り方についてこれからもしっかり再検討が必要だという認識に立っております。
そういった思いをまず述べさせていただいた上で、岸田大臣にお伺いをします。この原子力協定というのは原発輸出を自動的に決めるものとは限らないと、例えばあるプロジェクトを確実に、そこに自動的に決めるものではないというふうに私自身は理解をしていますが、そのことについて大臣から御答弁いただけますでしょうか。
岸
岸田文雄#20
○国務大臣(岸田文雄君) まず、今委員のお話を聞いておりまして、民主党におかれましても、こうした原子力政策あるいは原子力輸出に関しまして、真剣に、そして深い議論をされておられることに敬意を表し申し上げたいと存じます。
そして、その上で、我が国としましては、あの福島第一原発事故という悲惨な事故を経験した立場から、その経験あるいは知見、これを国際社会と共有することによって原子力の平和利用の安全についてしっかりと貢献をしていく責務があるということ、これを再三申し上げているところであります。
まずもって、相手の国の原子力政策ですとか様々な事情をしっかり勘案した上で、相手の国が原子力を導入しようとしている、そうした政策を持ち、そして何よりも、この原子力の安全を大事にしたいとし、そしてそのために日本の世界最高水準の技術をしっかり共有したいという思い、こういった要請をしっかり確認した上で、我が国としてそれに応じていくというのは、先ほど申し上げました我が国の国際社会に貢献する責務の在り方としてあり得る姿ではないかと考えております。
しかしながら、今審議をお願いしておりますこの原子力協定というものは、あくまでもそうした協力、貢献の前提として、相手の国に原子力の平和利用、さらには不拡散、そして様々な国際的な原子力安全関連条約の遵守、こういったものをしっかりと求めていく、こうした法的な枠組みをしっかりとはめる、こうした枠組みであるということであります。これを今国会に御審議いただいているということでございます。
この後、協定が結ばれた後、具体的な協力あるいは原子力安全への貢献につきましてはまた別途丁寧に議論を進めていかなければならないと思いますが、その大前提としてこの協定はしっかり結んでおかなければならない、こういった考えで国会の審議をお願いしている次第でございます。
この発言だけを見る →そして、その上で、我が国としましては、あの福島第一原発事故という悲惨な事故を経験した立場から、その経験あるいは知見、これを国際社会と共有することによって原子力の平和利用の安全についてしっかりと貢献をしていく責務があるということ、これを再三申し上げているところであります。
まずもって、相手の国の原子力政策ですとか様々な事情をしっかり勘案した上で、相手の国が原子力を導入しようとしている、そうした政策を持ち、そして何よりも、この原子力の安全を大事にしたいとし、そしてそのために日本の世界最高水準の技術をしっかり共有したいという思い、こういった要請をしっかり確認した上で、我が国としてそれに応じていくというのは、先ほど申し上げました我が国の国際社会に貢献する責務の在り方としてあり得る姿ではないかと考えております。
しかしながら、今審議をお願いしておりますこの原子力協定というものは、あくまでもそうした協力、貢献の前提として、相手の国に原子力の平和利用、さらには不拡散、そして様々な国際的な原子力安全関連条約の遵守、こういったものをしっかりと求めていく、こうした法的な枠組みをしっかりとはめる、こうした枠組みであるということであります。これを今国会に御審議いただいているということでございます。
この後、協定が結ばれた後、具体的な協力あるいは原子力安全への貢献につきましてはまた別途丁寧に議論を進めていかなければならないと思いますが、その大前提としてこの協定はしっかり結んでおかなければならない、こういった考えで国会の審議をお願いしている次第でございます。
福
福山哲郎#21
○福山哲郎君 御丁寧に答弁いただいて、ありがとうございました。
協定そのものについては、原発を輸出するための十分条件ではない、あくまで必要条件の一つだという認識でよろしいですね、大臣。
この発言だけを見る →協定そのものについては、原発を輸出するための十分条件ではない、あくまで必要条件の一つだという認識でよろしいですね、大臣。
岸
福
福山哲郎#23
○福山哲郎君 なかなかはっきり答えていただけなかったんですが、私はそのように認識をしております。
その中で、先ほど宇都委員との話の中で大臣はっきり言われましたので、再処理、濃縮を認めない方針は明らかにしていると、そこは私も信頼をしておりますし、先ほどのNPDIの広島宣言の会合にはトルコの外務大臣も出席をいただいていることは私は非常に評価をしています。つまり、NPDIに参加をし、核不拡散の問題についてコミットしているトルコの国の外務大臣が出られていると、まさかそこで再処理、濃縮という議論は出てこないと、それは一つの私は現れている形としては評価をしたいというふうに思います。
ただ一方で、トルコが一体他の国とはどういう協定を結んでいるのか。カナダ、アルゼンチン、韓国、フランス、米国、実はトルコは各国と原子力協定を結んでおります。日本だけがこうやってポジティブの協定を結ばされたのではないのかという懸念が若干あります。
このことについて、他国との協定はどういう状況になっているのか、政府委員でも結構でございますので、お答えいただけますでしょうか。
この発言だけを見る →その中で、先ほど宇都委員との話の中で大臣はっきり言われましたので、再処理、濃縮を認めない方針は明らかにしていると、そこは私も信頼をしておりますし、先ほどのNPDIの広島宣言の会合にはトルコの外務大臣も出席をいただいていることは私は非常に評価をしています。つまり、NPDIに参加をし、核不拡散の問題についてコミットしているトルコの国の外務大臣が出られていると、まさかそこで再処理、濃縮という議論は出てこないと、それは一つの私は現れている形としては評価をしたいというふうに思います。
ただ一方で、トルコが一体他の国とはどういう協定を結んでいるのか。カナダ、アルゼンチン、韓国、フランス、米国、実はトルコは各国と原子力協定を結んでおります。日本だけがこうやってポジティブの協定を結ばされたのではないのかという懸念が若干あります。
このことについて、他国との協定はどういう状況になっているのか、政府委員でも結構でございますので、お答えいただけますでしょうか。
北
北野充#24
○政府参考人(北野充君) お答え申し上げます。
トルコと各国との原子力協定、これまで締結、発効したものとして六件ございます。そのような各国との原子力協定につきましては、トルコとそれぞれの国との事情、原子力政策、想定される原子力協力の態様というものを踏まえてそれぞれ定められているというふうに理解をしております。
今お尋ねの濃縮、再処理ということにつきましては、トルコと各国との協定におきまして、協定の適用を受ける核物質の濃縮、再処理というのは一切認められていないというケースはございませんで、また規制がない例というのも幾つかあるところでございます。
具体的に申し上げますと、カナダ、韓国、ロシアとの協定におきましては、トルコと相手国の双方を規制する形で、協定の適用を受ける核物質を二〇%以上に濃縮する場合及び再処理を行う場合には両締約国政府の合意又は核物質を供給した締約国政府による合意が必要という、そのような規定ぶりになっております。アルゼンチン、フランスとの協定におきましては、濃縮、再処理に関する規制に関する規定は特に置かれていないという状況と理解をしております。
また、アメリカとの協定におきましては、アメリカ、トルコ双方を規制する形で、再処理については、両締約国政府が合意する場合を除くほか再処理されない、また濃縮については、両締約国政府が合意する場合を除くほか移転後に濃縮されないという、そのような規定ぶりとなっております。
以上でございます。
この発言だけを見る →トルコと各国との原子力協定、これまで締結、発効したものとして六件ございます。そのような各国との原子力協定につきましては、トルコとそれぞれの国との事情、原子力政策、想定される原子力協力の態様というものを踏まえてそれぞれ定められているというふうに理解をしております。
今お尋ねの濃縮、再処理ということにつきましては、トルコと各国との協定におきまして、協定の適用を受ける核物質の濃縮、再処理というのは一切認められていないというケースはございませんで、また規制がない例というのも幾つかあるところでございます。
具体的に申し上げますと、カナダ、韓国、ロシアとの協定におきましては、トルコと相手国の双方を規制する形で、協定の適用を受ける核物質を二〇%以上に濃縮する場合及び再処理を行う場合には両締約国政府の合意又は核物質を供給した締約国政府による合意が必要という、そのような規定ぶりになっております。アルゼンチン、フランスとの協定におきましては、濃縮、再処理に関する規制に関する規定は特に置かれていないという状況と理解をしております。
また、アメリカとの協定におきましては、アメリカ、トルコ双方を規制する形で、再処理については、両締約国政府が合意する場合を除くほか再処理されない、また濃縮については、両締約国政府が合意する場合を除くほか移転後に濃縮されないという、そのような規定ぶりとなっております。
以上でございます。
福
福山哲郎#25
○福山哲郎君 今のお答えのように、日本だけがポジティブな表現をのまされたわけではないということは、それで私は確認をさせていただきましたし、二〇%の濃縮の具体的な数字が入っているということも、これは軍事転用にならないぎりぎりのラインだということについて、こういう表現を韓国側と、それからカナダとはしていると。日本では二〇%の濃縮も含めて認めていないということですから、より包含的なというか厳しい状況になっているということだというふうに認識をしております。
ただ一方で、これだけ具体的に濃縮の数字や何かが出ているということは、トルコの国内でやっぱり濃縮、再処理をしたいという国内世論等があるのではないかというふうに若干懸念をせざるを得ないんですが、そのことについては、大臣、いかがですか。
この発言だけを見る →ただ一方で、これだけ具体的に濃縮の数字や何かが出ているということは、トルコの国内でやっぱり濃縮、再処理をしたいという国内世論等があるのではないかというふうに若干懸念をせざるを得ないんですが、そのことについては、大臣、いかがですか。
岸
岸田文雄#26
○国務大臣(岸田文雄君) トルコの国としての政策を考えますときに、先ほど委員からも、NPDIにトルコのダーブトオール外相が出席したという点、御指摘をいただきましたが、トルコはNPDIのプロセスには第一回目から参加しておりますし、第四回目のNPDI外相会合も議長国としてリードするなど、不拡散の分野におきましてそもそも積極的に取り組んでいる国であると認識をしております。
こうしたトルコとの関係において、濃縮、再処理の規定を始めとする協定の交渉を行ったわけでありますが、トルコ、今日まで様々な国と協定は積み重ねておりますが、現時点で、我が国と協定の交渉をする時点において、濃縮、再処理につきましては、我が国の考え方について我が国としましてもしっかり伝えた上で理解を深め、そして今回の規定ぶりに至ったと理解をしております。
こうしたトルコの政府としての方針、そして今回の規定ぶりをめぐる交渉、これはやはりトルコ国内の様々な国民世論を反映した上での動きであると認識をしております。
この発言だけを見る →こうしたトルコとの関係において、濃縮、再処理の規定を始めとする協定の交渉を行ったわけでありますが、トルコ、今日まで様々な国と協定は積み重ねておりますが、現時点で、我が国と協定の交渉をする時点において、濃縮、再処理につきましては、我が国の考え方について我が国としましてもしっかり伝えた上で理解を深め、そして今回の規定ぶりに至ったと理解をしております。
こうしたトルコの政府としての方針、そして今回の規定ぶりをめぐる交渉、これはやはりトルコ国内の様々な国民世論を反映した上での動きであると認識をしております。
福
福山哲郎#27
○福山哲郎君 今大臣がかなりはっきり御答弁いただいたのでもうこれ以上は申し上げませんが、そのことについては、万が一トルコ政府の対応が変わったりした場合には、日本はそれを断固として拒否し、できるだけ早く国会に報告をしてほしいと思いますので、そのことについては強く申し上げておきたいと思います。
一方で、日本は、原子力協定、他国との今交渉中のものも幾つかあります。私が懸念をしているのは、これは各委員会でも大臣も御答弁いただいているかもしれませんが、NPT未加盟で核保有国であり核実験もしたことのあるインド、さらにはIAEAの追加議定書未締結国であるサウジアラビアとも今協定の締結に向けた交渉を進めていると聞いています。
私は、被爆国であり、さらには福島の事故を経験した日本として、無原則に原子力協定を進めていくことについては非常に心配をしていますし、私はある意味良くないと思っております。特にNPT未加盟のインドというのは、二国間関係が中国との関係も含めてあるのは僕は重々承知をしていますが、その交渉については慎重にするべきだと実は政権のときにも申し上げておりました。サウジアラビアも同様でございます。
そういった問題について、私は無原則に行うべきではないと思いますが、大臣の見解をお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →一方で、日本は、原子力協定、他国との今交渉中のものも幾つかあります。私が懸念をしているのは、これは各委員会でも大臣も御答弁いただいているかもしれませんが、NPT未加盟で核保有国であり核実験もしたことのあるインド、さらにはIAEAの追加議定書未締結国であるサウジアラビアとも今協定の締結に向けた交渉を進めていると聞いています。
私は、被爆国であり、さらには福島の事故を経験した日本として、無原則に原子力協定を進めていくことについては非常に心配をしていますし、私はある意味良くないと思っております。特にNPT未加盟のインドというのは、二国間関係が中国との関係も含めてあるのは僕は重々承知をしていますが、その交渉については慎重にするべきだと実は政権のときにも申し上げておりました。サウジアラビアも同様でございます。
そういった問題について、私は無原則に行うべきではないと思いますが、大臣の見解をお伺いしたいと思います。
岸
岸田文雄#28
○国務大臣(岸田文雄君) おっしゃるように、我が国が原子力において協力をする、原子力の安全に貢献する、こうしたことのためにこの原子力協定の締結を行うわけですが、その際に、やはり核不拡散の観点ですとか、あるいは相手国の原子力政策ですとか、さらには日本と相手国との信頼関係ですとか、様々な二国間関係の現状等も総合的に勘案した上でこの対応を考えていかなければならない、無原則で行うものではないと考えます。
この発言だけを見る →福
福山哲郎#29
○福山哲郎君 無原則で行うものではないとはっきりお答えをいただいたので、今後どういった原則が必要なのか。そのうちの例えば一つとしては、この間の参考人でもありましたように、相手国側の例えば立地環境の問題、そこの自治体の関係、住民避難の問題、それから使用済核燃料、核廃棄物の処理の体制の問題、規制機関の問題、そういった問題が非常に私は今後横たわってくると思っております。
そんな中で議論になっています、公的信用を付与する際における安全確認の機関が今は空白になっているということでございますが、経産省にお伺いします。この安全確認についての規制官庁としての機能を持っているところは今あるんでしょうか。
この発言だけを見る →そんな中で議論になっています、公的信用を付与する際における安全確認の機関が今は空白になっているということでございますが、経産省にお伺いします。この安全確認についての規制官庁としての機能を持っているところは今あるんでしょうか。