岸田文雄の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(岸田文雄君) 四月の十一日と十二日にかけまして、NPDI外相会合を広島で開催させていただきました。その際には、民主党の先生方、また与野党の多くの国会議員の皆様方にも、貴重な御提言ですとかアドバイス、御協力をいただきました。改めて心から感謝を申し上げたいと存じます。
今回のNPDI外相会合、二〇一〇年にこの枠組みができましてから八回目の会合ですが、初めて日本で、そして被爆地で開催することとなりました。
まずもって、今回の八回目の会合は、来年二〇一五年に予定されております五年に一度のNPT運用検討会議に向けてしっかりとした政治メッセージを発する、こういった意味で重要であると位置付けられてきたわけですが、あわせて、被爆地で初めて開催されるということから、御指摘のように、各国の外相、参加者には、原爆慰霊碑の参拝、あるいは平和記念資料館の視察、そして被爆者の方々からも直接話を聞いていただく、こういったプログラムを用意いたしました。この点につきましては、各国の参加者から大変大きな反応が、反響がありました。大変心に重く残った、忘れられない経験であると、ほとんど全ての参加者が口々にこういった感想を述べておられました。こうした被爆の実相に触れていただいた上で、この議論に参画をしていただきました。
結果として、広島宣言、そして六つの作業文書をまとめることができました。NPDIとしましても、今日まで十の作業文書を来年のNPT運用検討会議にまとめてきましたが、合わせて十六の作業文書を来年のNPT運用検討会議に発出することとなりました。
そして、これも御指摘がありましたように、今回、米国のゴッテメラー国務次官、核保有国から初めてNPDI外相会合にゲストスピーカーとして出席をしていただきました。あわせて、CTBTの促進会議の議長でありますインドネシアからもマルティ外務大臣に出席をいただき、そしてNPT運用検討会議の準備委員会の議長でありますロマン・モレイ大使にも出席をいただいたということであります。このように、NPDI自身は核兵器を持たない国十二か国の枠組みですが、CTBTですとか、あるいは核保有国ですとか、他の立場に立つ国々とも連携を確認できたという意味で、今回の会議は大変大きな意義があったのではないかと考えております。
原爆投下から七十年になります二〇一五年に開催されますNPT運用検討会議に向けて、是非我が国としましてもしっかりと国際世論をリードしていきたいと考えております。
改めて御礼を申し上げ、御報告とさせていただきます。