高橋克法の発言 (環境委員会)
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○高橋克法君 我々大人は、三つ子の魂百までという言葉があるように、なかなか考え方を変えるということはできない、価値観を変えるということは難しい問題ですが、子供たちにまずしっかりとした理解を持っていただくこと、そしてその子供たちが大きくなっていってこの社会を担っていく、それだけじゃなくて、実は子供が変わると親も変わるんです。私自身も町づくりをやっていて、町民の皆さん、大人の方々にいろいろ本来のあるべき姿とかをお話ししてもなかなか変わらないけれども、子供たちにその考えを理解してもらって、小学校の子供たちが授業でそういうことを理解をし、うちへ帰ってお父さんお母さんに話をすると、お父さんお母さんというのはやはり子供から言われると変わるんですね。そういう意味で、副大臣から今お話がありましたような地道な努力を続けていく必要があると思います。よろしくお願いしたいと思っております。
次に、今の環境教育にも関わるんですけれども、私の地元である栃木県の高根沢町は、平成十三年度第二次補正予算の地域調和型エコ・ハウス設置補助事業というものを活用いたしまして、エコ・ハウスたかねざわを全国に先駆けて設置をいたしました。
この施設は、地球温暖化、資源リサイクル、生物多様性と、様々な環境問題をテーマとして取組を行っている施設なんです。太陽光発電、雨水利用、屋根面の緑化などの設備があり、間伐材や廃ガラスなどのエコ材料が使われてもいます。
また、それよりも何よりも、ソフト面ではボランティア活動の拠点であり、環境に関するイベントの開催やリサイクル品の代行販売、資源回収、犬のしつけ、マイ箸、マイプレート、ファーストスプーン、子供も森で遊ぼう事業、田んぼの周りで遊ぼう事業、藍染め教室、それからエコ料理の教室、小中学校、保育園への出前講座、エコ・ガーデニング教室、これはゴーヤのカーテンとかですけれども、さらには里山文化の会といって、地元の里山を中心とした命の循環を学んでいこう、あと天体観察会、さらには、これはさらピカくんという名前があるんですが、食器洗浄機やリユース食器をパッケージにして軽トラックに乗せまして、これを各種イベントに貸し出して、できるだけごみとなるような食器や箸を使わない、使い回しをしていこう、そんなことであるとか、おもちゃの病院、いろんな事業をこの施設は行っています。
エコ・ハウスたかねざわがオープンをした平成十五年度の年間利用者は約一万人でありましたけれども、平成二十五年度においては、人口三万の町ですが、三万一千九百八十三人の方々がこのエコ・ハウスを利用しているという状況です。
その結果なのかもしれませんが、この高根沢町の一般家庭から出る一人当たりの可燃ごみの排出量は、平成二十五年度三百七十三グラム、これは平均から大分低い数字なんですが、こういった成果が出ていると思います。
しかも、費用対効果の面でいうと、この施設は実はNPO法人に指定管理委託をしていますが、年間光熱水費、人件費、その他もろもろの管理費全て入れて千二百万円しか町は払っていません。それでこれだけの成果を上げている。千二百万円というと、職員を配置すると二人分でも足りないぐらいになります、福利厚生入りますからね。そういうことなんです。
これに関連するんですが、エコ・ハウスたかねざわの建設中の議論の中心と申しますのは、完成した後どうやって運営していくんだということだったんです。
役所の方は、当然役所が直営でやるというこれまでの既成観念で、当たり前の考え方でいたんですが、私は、それでは余り面白くないだろうと。電話番で、ただそれが管理ということになってしまったら面白くないということで、これ平成十四年当時でしたけれども、できればいろいろな分野の、つまり環境だけのみならず福祉ですとか子育て支援だとか、いろんな分野と関係するネットワークを持っているようなNPO法人にこの施設の委託をしたらどうだろうかという提案を平成十四年にしたときに、実は担当者の答えは、その当時ですよ、まだ平成十四年、法令上限りなく黒に近い灰色ですと。まだその頃はNPO法人に委託というのは当たり前じゃないんです。多分、その後、制度が改正になって堂々と委託できるようになったんですが。ただ、限りなく黒に近い灰色でしたけれども、私は全責任を負うからということでもう委託をしちゃったんですが、その後灰色が白に制度が変わってなりました。
それから、その委託のときに、この施設を利活用して収益上げちゃっていいですよと、皆さんの努力によってこの施設がどんどん活発になることによって収益が上がるのなら、それ、自分の収入にしてくださいと。これ、実は当時、黒です。その後、指定管理者制度が設けられてそれはできるようになったんですが。その当時も、そういうことで、できるだけ民間の力を伸ばしたいということでそういうふうなやり方を取ったんですが、そういう意味では、このエコ・ハウスたかねざわはその誕生のときから時代の先を歩んできたというふうな自負があるんですが。
これは一つの今例を申し上げましたけれども、例えば、環境省が所管するいろいろな施設におきましても、今私が申し上げたように、町づくりの考え方の中に、地域を変えてくれるのは、活性化してくれるのはよそ者、若者、ばか者という言葉がある。これは本当のことだと思うんですが、そういった志ある民間を意識的に利活用をして、本当の意味での地域発展に資することができるのではないかと私は思うんですけれども。環境省も数々のいろいろな施設を持っていらっしゃる。環境省の御見解をお伺いしたいと思います。