村木厚子の発言 (厚生労働委員会)
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○参考人(村木厚子君) 発言をお許しいただきまして、ありがとうございます。厚生労働事務次官の村木でございます。
五月二十一日水曜日の参議院本会議におきまして、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案の趣旨説明を行うに際して、参議院事務局を通じ議員の皆様へ事前に配付させていただいた資料に誤りがございました。
法案審議をお願いする立場でありながらこのような誤りを起こし、参議院の議事運営に重大な混乱を生じさせてしまいましたことを心からおわびを申し上げます。今後、このようなことで御迷惑をお掛けすることのないよう確認を徹底してまいります。
まず、趣旨説明文の作成過程について説明させていただきます。
国会に提出される法案の趣旨説明文は、法案を国会に提出する二月の時点で作成し、省内の決裁手続を経た上で、印刷物として法案とともに配付されているものです。
その後、衆議院及び参議院の本会議において大臣が趣旨説明を行う際には、二月に作成したものとは別の様式で読み上げ原稿として作成することとなっており、その読み上げ原稿についても、様式及び内容について再度省内の確認手続を経ています。
加えて、参議院では趣旨説明文を事前に配付することとなっていることから、大臣の読み上げ用の原稿を配付物用の様式に当てはめて別に作り直しています。通常、法案担当部局において、作成者とその上司など複数名により確認を行っています。
続いて、今回の詳細な経緯について説明いたします。
お配りした資料においては、誤った配付物を作成した経緯と本会議当日の議場での経過について記載をしておりますが、本日は、誤った配付物を作成した経緯について御説明させていただきます。
今回の趣旨説明文の作成については、五月十六日金曜日、国会連絡室から大臣官房総務課を通じて医政局及び老健局に指示がなされました。
これを受けて、五月十九日月曜日、医政局及び老健局から成る法案作成担当チーム、これは医政局四名、老健局五名で編成をされています、このチームにおいて作業に着手しました。
具体的には、省内の決裁手続を経た趣旨説明文に基づき、法案作成担当チームの係長級職員が大臣読み上げ原稿を作成し、大臣官房総務課の了解を得た後、その読み上げ原稿を基に、チームの係員級職員が参議院配付物を作成したものです。
この配付物を作成する際、様式として社会保障改革プログラム法案の趣旨説明文の電子文書を活用しようと考え、その電子文書に本法案の読み上げ原稿を貼り付けました。そのとき、一括して貼付けを行うのではなく、段落ごとに分けて貼付け作業を行ったため、元の法案の趣旨説明文の一部が紛れていることに気付かず、消去し忘れました。
その後、係員級職員が係長級職員らに電子メールでこの配付物を送り、その確認を求め、係長級職員が係員級職員に対して国会連絡室への持込みを指示し、係員級職員が配付物を三百部、国会連絡室に持ち込みました。
これらの確認や指示はメールで課長補佐級職員等数名にも共有されていましたが、管理職である両局の局長や総務課長がチェックする体制としておらず、組織全体の中でチェックする体制が取れていませんでした。これは、特定の局だけの体制ではなく、厚生労働省全体として組織的にチェックする体制になっていませんでした。
夕刻、国会連絡室は、当該資料を参議院事務局に提出しました。
以上が今回の詳細な経緯でございます。
最後に、再発防止に向けた取組について申し上げます。
この医療・介護総合確保推進法案の趣旨説明時の配付資料の誤りや、派遣法改正法案における条文誤りなど、厚生労働省において、業務遂行上の誤りが度々発生しております。
このような一連のミスが引き起こした問題の重大性を重く受け止め、組織として再発防止に向けて危機感を持って対応するため、田村厚生労働大臣から御指示を受け、佐藤厚生労働副大臣をトップに業務適正化推進チームを立ち上げ、五月二十六日月曜日に第一回の会合を行ったところでございます。今後、できるだけ早く結論を得て、業務の適正化に全力で取り組んでまいります。
法案審議をお願いする立場でありながら、以上のような重大なミスを起こし、参議院の議事運営に重大な混乱を生じさせましたことを重ねて心からおわびを申し上げますとともに、このような不適切な業務処理が生じないよう、省を挙げて再発防止に努め、業務遂行上の誤りをしない組織づくりに全力で取り組んでまいります。
以上でございます。