野中廣務の発言 (国の統治機構に関する調査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(野中廣務君) 先ほども申し上げましたように、私は、現在の内閣というのは大変、第一次安倍内閣に比べて困難な中に、連日の国会審議、さらには、各それぞれの関係国を訪問し、また災害地を訪問し、各地の行事に参画し、非常に私ども内閣の一員におった一人としては想像もできないような酷使をするような状態で、大変な困難と直面していらっしゃると思うわけでございます。
 ただ、出てくる法案やあるいは政策について眺めておりますと、特定な、お言葉は失礼になると思いますが、五人ほどのブレーンがそれぞれ総理の行動やあるいは政策について意見をまとめられ、この人たちの動きの上に総理が乗って、そして毎日の忙しい工程がこなされておるというのを現実に私は感じ、また、このブレーンの人たちがそれぞれきめ細やかな、国民に対し、メディアに対し、総理の演出を行うような形になって、結果的には、法案やあるいはその他の政策が、議員のこの一部の人たちのブレーンとしての能力が十分発揮されて、逆にこれが与党の、それぞれ自由民主党あるいは公明党に対して、政策なり国会の法案の論議をいただく前の事前の協議を怠るような結果になって、非常に与党の皆さん方の不満が増幅するのではないかと思うんですが、しかし、それを与党の人たちは、内閣の総理が決めるんだ、官邸が決めるんだという声の中に、善良な与党の人たちの声は不満となって上がらずに、一人、村上議員が不満を申し出るぐらいで、余り目立った批判が出てこないと。これは内閣と議会との在り方に、あるいは内閣と与党の在り方に非常に大きな亀裂を最後には呼ぶのではないかと私は不安を持っておる次第であります。
 以上、長くなりますが、私の率直な考えを申し上げておきます。

発言情報

speech_id: 118614290X00120140219_010

発言者: 野中廣務

speaker_id: 14860

日付: 2014-02-19

院: 参議院

会議名: 国の統治機構に関する調査会