金子原二郎の発言 (農林水産委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○金子原二郎君 林大臣に対しまして、我が国の漁業に関連して質問をさせていただきます。
 大臣は、先日の農林水産委員会での所信表明におきまして、本年は攻めの農林水産業の実行元年である、あらゆる施策を総動員し、強い農林水産業と美しく活力ある農山漁村をつくり上げてまいりますと述べ、特に水産業におきましては、かつて世界一だった日本の漁業を復活させると決意を述べられておりまして、全国の漁業に関係する皆さん方は、かつてこういう大臣の発言はありませんでしたから、大変な期待を持っていると思います。
 かつて日本の漁船は、遠くスペイン、西アフリカ、ニュージーランド、北米、南米の世界の漁場に千五百トンから三千トン型の大型トロール船で出漁しまして、モンゴウイカ、タコなどを漁獲して日本に運び、消費をしていました。
 お手元にあるグラフを御覧になっていただきますと、一九七〇年代から一九九〇年代の初めまで日本は一千万トンから約一千二百万トンの水揚げをしていたわけでありまして、まさに日本の水産業は世界の漁業を制覇していた時代でありました。ところが、一九七六年に米国が二百海里法を成立させると各国もそれぞれに追従しまして、日本の漁船が操業するためには入漁料を払わなければならなくなってしまい、その入漁料が年々高くなっていって、最終的には日本の漁船は世界の海から撤退をせざるを得なくなったわけであります。
 また、日本の東シナ海で操業する底引き、巻き網などの漁船も、東シナ海での操業が、中国との漁業協定で暫定水域が認められたことによって中国の船が大量に操業することになり、暫定水域の中に何百隻という中国の船が押しかけてくることになって、結果的には日本の漁船が操業できない状態になり、お手元にお配りしている長崎県の水揚げの漁獲量の推移というのを御覧になっていただければ、以西底引きというのがかつて長崎県にとっては大きな漁業、産業でございましたけれども、かつては以西底引きで約十二、三万トンの水揚げをしておった、そして大体百四十隻ぐらいの船が操業しておったのが、現在では五隻なんです。しかも、四千トン未満というような大変な厳しい状況に置かれておりまして。また一方、巻き網船団も大体六十万トンぐらい捕っておった、それが今日では十四、五万トンというような厳しい状況に置かれておりまして、日本全体で見てみましても、この配付した資料を御覧になっていただいても、かつては千二百万トンから千万トンあった水揚げが、二〇一二年では養殖業含めて約四百七十万トン、海面漁業で約三百七十万トンというような落ち込みになっているわけでございまして。
 この漁業をこれから復活させるということであるならば、漁業に対してどのようなビジョンを持って取り組むのか、そしてまたどの水準までこれを引き上げようとしているのか、大臣のお考えをお伺いしたいと思います。

発言情報

speech_id: 118615007X00320140317_019

発言者: 金子原二郎

speaker_id: 7623

日付: 2014-03-17

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会