金子原二郎の発言 (農林水産委員会)
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○金子原二郎君 世界の中での好漁場ということで評価なされているわけなんですが、先ほどのお配りした資料を御覧になっていただきますように、沖合漁業ではマイワシが捕れるときには約四百トンぐらい捕れておった、それが現時点ではほとんどゼロに近いという中で、それでも日本の、残念ながら沖合漁業もまた沿岸漁業も養殖業も以前よりは非常に厳しくなっていっているんです。
だから、この厳しい状況が続いている中で、今大臣がおっしゃったように、これから本当にこれをチャンスと捉えてやっていくということであるならば、じゃ、具体的にどのような目標を立てて、その目標に到達するためにはどのようなビジョンでやるかというものを持っていないと、なかなかこれは難しいと思うんです。
しかも、漁業というのは非常に複雑です。沖合があれ、沿岸があれ、遠洋は正直言って今のところはカツオ、マグロ、大型の巻き網ぐらいですから、これからは沖合漁業とそれから沿岸漁業をどうこれからいろんな施策をもって、そしてできるだけ漁獲量がアップするような体制をつくっていくかと。そういった具体的なものを、例えば沖合でも巻き網があれば、一本釣りがあれば、またサンマの棒受けがあると。もう非常にいろいろなそういった漁法によってそれぞれの漁船があるわけなんでして、それぞれの漁法と漁船の対応をどうするかというものを考えておかないと、なかなか私は今言った目標を達成することは非常に難しいと思うんです。
そこで、当然その目標を達成するためにいろいろな施策をやらなきゃいけないんですが、先ほどの大臣の説明を聞いておりましても、この説明の中で、農業関係は大体一から八ぐらいまで述べているんですよ。漁業はただ一か所だけ。しかも、この予算案を見てみますと、二兆三千億のうちに水産予算というのは公共事業等を入れて一千四百億ぐらいですよ。
この差を考えていったときに、確かに農業のウエートと水産のウエートはいろいろな面で違いますけれども、地域にとっては大変、特に離島にとっては、これがなくなることによって人口がどんどん減少しているというのは、皆さん方に今お配りしておる長崎県の対馬の状況を見ていただければ、漁獲が減るとともにどんどん人口が減っていっている。これはもう、離島の場合は漁業しかないんですよ。
そういう状況の中で、果たしてこれだけの予算で、そしてそういった今後の対策をやることができるのかどうか、この点について大臣のお考えをお聞かせいただきたい。