猪口邦子の発言 (農林水産委員会)

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○猪口邦子君 ありがとうございます。自由民主党の猪口邦子でございます。
 四人の公述人の皆様からは自治体の取組や生産現場の直接の声をお聞かせいただき、大変参考になりました。本当にありがとうございました。
 私は千葉県選出の参議院議員でありまして、千葉県も非常に活発な大きな農業県であります。都市近郊農業ですので、苦労や課題は皆様と若干違うかもしれませんけれども、しかしながら、やはり国家の未来あるいは地域の発展というのは農業にこそあるんだという、こういう思いは本当に共通なんだなという感じがいたします。
 この度は、政府から提出されています、既に述べていただきました農業改革二法案、これは担い手の経営を支援する産業政策的なものと、あるいは農業の有する多面的機能、これを維持発展させるという地域政策的なもの、これを両輪として農業の維持発展を進めていこうという、こういう考えで国会で審議をしているところでございます。
 例えば中山間地域等直接支払あるいは環境保全型農業直接支援、優れた政策、実際に生かしていただいているということを昨日の視察を通じてもよく分かったんですけれども、やはり具体的な法律をもって政策を進めるということが今後どれほど強いことになるのかというこの決意の下でしっかりとした法制化をしなければならないと、一層その思いを私は強くしているところで、そのさなかにありまして、この地方公聴会、重要な御意見をたくさんいただきました。
 昨日も、まさに中山間地であります飯南町宇山地区、あるいは出雲市の窪田地区、窪田ふるさと会、これを視察させていただきまして、今のお話の一部にもそれが含まれていました。
 また、今日午前中は、新しい農業におきます革新的技術といいますかイノベーションといいますか、例えば鉄コーティング直播によります飼料米のコストを低減させるとか、あるいは今お話にもたくさんありました、飼料用米をどうミックスして、おいしい、そして飼料の輸入減にもつながるような努力をするか、そういう問題解決型の様々な努力がなされているということが分かりました。
 私がまず感じました感想を一言述べますと、やはり傑出したリーダーがいる、地域にいるんだと、これが全ての解決につながっているんだという感じがいたしました。やはりリーダーを中心にまとまり、折り合いを付けていく、それが地域の本当に賢い判断なんだと。いろんな問題もあるでしょうけれども、そうやって断固として発展し、生き延び、次世代がその地域を魅力的であると思ってくれるという、やはりこういう決意というのは本当の見識かなというふうに思いました。
 それからもう一つは、やはり技術による突破力、今、問題解決型のエンジニアリングのようなものを含めてなんですけれども、やはりそういう技術立国としての日本が農業にも、この局面にも立派にあるなという感じがいたしました。
 本日、長岡公述人からはたくさん重要な意見をいただきましたけれども、農政一貫してほしいという意見、ほかの公述人もおっしゃいました。トキがすめるという、それは本当に人間にとってすばらしい環境であるという象徴でもあるので、そういう全般的な思いを込めて象徴的な政策としてやっていらっしゃることに敬意を表します。また、中間管理機構についても御意見がありましたので、またそれについてもお伺いしたいと思います。
 岡田公述人からは、飼料用米をたくさん作る、そして、それがどこで必要とされているのか、まさに情報と、そういう意味での国民市場、そこを形成していくことが課題なのではないかなと、そういうことについてはきっと解決策があるかなという感じがいたしました。
 それから、山本公述人からは、草刈りなど高齢化したときに本当に大変であり、この多面的機能の法律の中にそのような部分がたくさん入っていますけれども、更なる充実が大切であるというお話もいただいたと思います。
 また、樋ケ副町長からは、人口減少に対する非常に具体的な、そして、努力すれば必ず達成できるであろう突破力といいますか、そこを議論していただき、非常に啓発的だったと思います。ありがとうございます。
 今年は国連が定めます国際家族農業年でありまして、日本のみならず、主としてヨーロッパで、また多くの地域で、やはり農業は家族農業からこれを守って発展させ、その先に地域農業あるいは会社経営型のもの、しかし、家族農業が核となってそういう発展するんですよという、こういう、何といいますかしら、国連が定めるそういう年で今年ございますので、公述人の御意見それぞれ、その文脈においても世界の思いにつながるものがあると思いました。
 質問といたしましては、御意見の中でも述べていただきましたけれども、長岡公述人、また樋ケ公述人に対しましては、いわゆるゲタ・ナラシ対策なんでございますけれども、この規模要件の撤廃、これをこの度の法律におきまして、担い手経営安定化法案の改正におきましてやろうとしているわけでございます。認定農業者あるいは集落営農あるいは認定新規の就農者、交付金は規模にかかわらず受けることができると。特に長岡公述人、これは市町村長が認定農業者と認めればこの交付金を受けられるという仕組みになっております。もちろん全体のこの改正案についての御意見もお述べいただきたいんですけれども、特に、この規模要件撤廃するということが地域農業にどういう影響を与えるのか、これをお話しいただければと思います。
 あと、続きまして、岡田公述人あるいは山本公述人からは、この多面的機能の法案について、先ほど申し上げましたとおり、これは中山間地域等直接支払あるいは環境保全型農業直接支援、これを法制化するという面もございまして、確固たる力強いものに発展させなければならないと思っております。そのような法制化の努力ということにつきましてどうお考えになっているか、お伺いしたいと思います。
 また、一ラウンドそれでお話を伺いまして、最後の方で、私は男女共同参画初代専任大臣を務めましたし、また少子化の初代専任大臣を務め、そのときに併せて食育の初代専任大臣を務め、第一次食育基本計画を策定した大臣の経験を持つものなんですけれども、やはり農村におきます女性の活用、これは安倍内閣の女性の活用の大きな流れがありますが、どのような条件がそこに必要なのか。また、樋ケ様がおっしゃったように、多くの若者が、新しいライフスタイルといいますか、そこに自分の居場所があるというようなことを求めて農村に帰ってくる場合もあると思うんですけれども、そういうことを受け止められるような政策といいますか、女性に優しい政策というのはどういうものか、これを二ラウンド目にお伺いしたいと思います。
 それでは、第一ラウンド目の先ほどお伺いしましたことを長岡公述人からお願いいたしたいと思いますが、委員長、よろしくお願いします。

発言情報

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発言者: 猪口邦子

speaker_id: 4512

日付: 2014-05-29

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会