安倍晋三の発言 (本会議)
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○内閣総理大臣(安倍晋三君) 石川博崇議員の質問にお答えをいたします。
オバマ大統領の訪日についてお尋ねがありました。
今朝の閣議において、オバマ大統領を国賓としてお迎えすることを決定いたしました。オバマ大統領との首脳会談でいかなる議題を取り上げるか調整中でありますが、安全保障や経済といった二国間の課題のみならず、朝鮮半島情勢等の地域情勢、さらにはグローバルな課題等について、普遍的価値と戦略的利益を共有する日米同盟の首脳として率直な意見交換を行いたいと考えています。
オバマ大統領の訪日を通じて、アジア太平洋の平和と繁栄に貢献してきた日米同盟の役割を強調するとともに、力強い日米同盟を確認し、更なる具体的な協力を打ち出す考えであります。
日韓関係についてお尋ねがありました。
韓国は、基本的価値と戦略的利益を共有する最も重要な隣国であります。日韓の間には難しい問題もありますが、韓国と意思疎通を図っていくことは、北東アジアの平和と安定にとって有意義であります。
先般、核セキュリティ・サミットの際に行った日米韓首脳会談は、朴槿恵大統領との初の会談となりましたが、このような観点から非常に有意義な会談となりました。
日韓首脳会談については現時点で何ら決まっていませんが、日本側の対話のドアは常にオープンであります。先般の日米韓首脳会談を第一歩として、未来志向の日韓関係の構築に向けて互いに努力していくことが重要と考えています。
核兵器のない世界についてお尋ねがありました。
我が国は、核兵器の悲惨さを最もよく知る唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界に向けて世界を主導していく道義的責任を有しています。
来週、広島で政府が主催する軍縮・不拡散イニシアチブ、NPDI外相会合は、被爆地にNPDIメンバー国の外相を招き、核兵器のない世界に向けて政治的決意を表明する大変重要な機会であります。この会合では、核兵器の非人道性に関する国際社会の理解促進を始め、現実的かつ実践的な取組を着実に積み上げていく上で、我が国として有益な提案を積極的に行ってまいります。
また、我が国は、オバマ大統領による核兵器のない世界に向けた取組を支持しており、米国とも引き続き協力しつつ、国際社会の議論を主導していく考えであります。
ODA大綱の見直しについてお尋ねがありました。
ODA大綱の見直しについては、前回、二〇〇三年に改定して以降の環境の変化や、ODAの果たす役割についての様々な期待を踏まえ、ODAを一層時代の要請に合うものにしていくべきであるとの観点から行うものであります。
ODA大綱の見直しについては、外務大臣の下に設置された有識者懇談会で今後御議論をいただくと承知していますが、人間の安全保障や、平和で安定した社会を実現するためのODAなど、御指摘の点を踏まえ、政府として検討を行うことになります。
防衛装備移転三原則についてお尋ねがありました。
新たな防衛装備移転三原則は、国連憲章を遵守するとの平和国家の基本理念と、これまでの平和国家としての歩みを引き続き堅持し、また、武器輸出三原則等がこれまで果たしてきた役割に十分配意した上で、防衛装備の海外移転に係る具体的基準や手続、歯止めを今まで以上に明確化し、内外に透明性を持った形で明らかにしたものです。
これにより、国家安全保障会議における審査を含め、政府全体として厳格な審査と適正な管理を行う体制が構築されたものと考えており、今後、政府としては、本原則に従い、個別の案件ごとに厳正かつ慎重に対処するとともに、しっかりと情報公開を図ってまいります。
残余の質問につきましては、関係大臣から答弁させます。(拍手)
〔国務大臣小野寺五典君登壇、拍手〕