浜野喜史の発言 (本会議)

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○浜野喜史君 民主党・新緑風会の浜野喜史です。
 私は、提出会派を代表して、ただいま議題となりました環境大臣石原伸晃君問責決議案の提案理由を説明させていただきます。
 まず、決議案の案文を朗読いたします。
  本院は、環境大臣石原伸晃君を問責する。
   右決議する。
 以下、提案の趣旨を申し述べます。
 石原大臣は、六月十六日、官房長官を訪ねた際、記者とのやり取りの中で、福島の中間貯蔵施設の建設に関し、最後は金目でしょと発言をしました。
 この発言は、故郷を追われて困難な生活を続けている被災地に寄り添うどころか、住民を侮蔑していると言われても仕方がないものであり、謝罪で許されるようなものではありません。大臣としてのみならず、政治家としての資質を疑わざるを得ない発言であります。かつて石原大臣が自民党幹事長だった時代に、民主党の大臣に対して放った言葉を引用すれば、まさに万死に値するものであります。
 石原大臣は、六月十九日の参議院環境委員会において釈明しました。要は、最後は金目でしょとの発言の趣旨は、住民説明会の結果、様々な要望が出たので、最後は予算措置をしっかりやっていくことが必要だということであると説明しました。しかし、どう好意的に見ても、また幅広に解釈をしても、最後は金目でしょは、最後は予算措置でしょとは受け取れません。
 被災地の皆さん、とりわけ中間貯蔵施設に関わる皆さんの不信を買い、福島復興に向けた数多くの関係者の御尽力を水泡に帰すことにつながりかねない今回の発言の結果責任を負っていただかなければなりません。
 大臣は、今回の発言に関して、被災地に寄り添って丁寧に説明していきたいなどと釈明していますが、そもそも石原大臣が被災地に寄り添って心から福島の復興を考えているのか疑問であります。先祖代々の土地、住み慣れた故郷を奪われ、いつ我が家に帰ることがかなうのかも分からない状況にある人たちを思えば、心から丁寧に話を伺うところから始まるはずではないでしょうか。
 しかし、石原大臣は、その労すら取っていないと言わざるを得ません。五月末から始まった十六回にわたる中間貯蔵施設に関する地元説明会に一度として出席していません。なぜでしょうか。大臣としての責任感があり、地元被災者を思う心があったならば、全ての回とは言わずとも、自ら説明会でお話を伺うことがあってしかるべきだったのではないでしょうか。しかも、副大臣、政務官も一度も出席していないということまで分かりました。
 説明会では、地元の方々から厳しい意見が出されたと聞いております。石原大臣は、説明会が終了したこと、今後の予定などを官房長官に説明した帰りに問題発言をしました。地元の方々の厳しい意見を伺うという政治家としての仕事を役人に押し付け、身内である官邸に報告に行くというところだけを自分でやろうとしたため、被災地に思いをはせることができずに、今回の結果を招いたと言わざるを得ません。
 また、石原大臣は、昨年八月十一日に福島で開かれた復興策を話し合う会合の挨拶で、中間貯蔵施設の建設について、福島県を始め皆さんが自ら行動するという認識をしっかりと持っていただくことが重要だと述べたと報じられています。中間貯蔵施設は政府の責任で設置するものであることを所管大臣ならば当然認識していたはずです。それにもかかわらず、中間貯蔵施設の設置の責任を福島県に負わせるかのような発言をしました。事故の被害者に対して事故の後処理の責任を取らせようとするなど、言語道断です。
 以上、石原大臣がいかに福島に思いを寄せることができないか、環境大臣の重責を任せるわけにはいかない理由を説明してきましたが、石原大臣は、この参議院において、今国会、失態を演じています。三月十七日の環境委員会への遅刻の件であります。重要な委員会審議に当たって遅刻することなどもってのほかですが、遅刻の理由についても、当初は事故渋滞などと、虚偽と言われてもしようがない報告をしていました。
 しかも、当日は、国賓であるベトナム国家主席の歓迎式典が宮中で行われていましたが、石原大臣はこれを欠席しています。民主党政権下において、国賓をお招きした宮中行事を欠席した大臣に対し、天皇陛下への侮辱であり、日本国民を愚弄した行為であり、大臣の資格はないとして問責決議案が提出されています。よもや良識ある議員は、民主党の大臣が宮中行事を欠席した場合は問責だが、自民党の大臣は不問であるなどと筋の通らないことをお考えにならないと思います。
 これまで申し述べましたように、石原伸晃君が福島県の復興にとって不可欠な除染や中間貯蔵施設の建設等を所管する環境大臣の重責を担い続けることこそが、福島復興の足かせになっていると断ぜざるを得ません。
 東日本大震災からの復興、福島県の復興を願う良識ある議員諸君には、自らの良心に従って、この環境大臣石原伸晃君問責決議案に御賛同いただきたい、そう願って、提案理由の説明を終わります。(拍手)
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発言情報

speech_id: 118615254X03320140620_003

発言者: 浜野喜史

speaker_id: 34662

日付: 2014-06-20

院: 参議院

会議名: 本会議