本会議

2014-06-20 参議院 全119発言

⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

会議録情報#0
平成二十六年六月二十日(金曜日)
   午後六時一分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
○議事日程 第三十三号
  平成二十六年六月二十日
   午後五時三十分開議
 第一 建築士法の一部を改正する法律案(衆議
  院提出)
 第二 会社法の一部を改正する法律案(第百八
  十五回国会内閣提出、第百八十六回国会衆議
  院送付)
 第三 会社法の一部を改正する法律の施行に伴
  う関係法律の整備等に関する法律案(第百八
  十五回国会内閣提出、第百八十六回国会衆議
  院送付)
 第四 原子力委員会設置法の一部を改正する法
  律案(内閣提出、衆議院送付)
 第五 放送法及び電波法の一部を改正する法律
  案(内閣提出、衆議院送付)
 第六 行政書士法の一部を改正する法律案(衆
  議院提出)
 第七 小規模企業振興基本法案(内閣提出、衆
  議院送付)
 第八 商工会及び商工会議所による小規模事業
  者の支援に関する法律の一部を改正する法律
  案(内閣提出、衆議院送付)
 第九 学校教育法及び国立大学法人法の一部を
  改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
 第一〇 学校図書館法の一部を改正する法律案
  (衆議院提出)
 第一一 養豚農業振興法案(衆議院提出)
 第一二 花きの振興に関する法律案(衆議院提
  出)
 第一三 内水面漁業の振興に関する法律案(衆
  議院提出)
 第一四 介護・障害福祉従事者の人材確保のた
  めの介護・障害福祉従事者の処遇改善に関す
  る法律案(衆議院提出)
 第一五 アレルギー疾患対策基本法案(衆議院
  提出)
 第一六 国民が受ける医療の質の向上のための
  医療機器の研究開発及び普及の促進に関する
  法律案(衆議院提出)
 第一七 過労死等防止対策推進法案(衆議院提
  出)
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 一、環境大臣石原伸晃君問責決議案(榛葉賀津
  也君外七名発議)(委員会審査省略要求)
 一、日程第一より第一七まで
 一、国会法等の一部を改正する法律案(衆議院
  提出)
 一、参議院規則の一部を改正する規則案(長谷
  川岳君外二名発議)
 一、参議院情報監視審査会規程案(長谷川岳君
  外二名発議)
 一、議院運営委員長岩城光英君解任決議案(前
  川清成君外二名発議)(委員会審査省略要求
  )
 一、法務局、更生保護官署、入国管理官署及び
  少年院施設の増員に関する請願外三百二十一
  件の請願
 一、委員会及び調査会の審査及び調査を閉会中
  も継続するの件
     ─────・─────
この発言だけを見る →
山崎正昭#1
○議長(山崎正昭君) これより会議を開きます。
 この際、お諮りいたします。
 榛葉賀津也君外七名発議に係る環境大臣石原伸晃君問責決議案は、発議者要求のとおり委員会審査を省略し、日程に追加してこれを議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →
山崎正昭#2
○議長(山崎正昭君) 御異議ないと認めます。
 よって、本決議案を議題といたします。
 まず、発議者の趣旨説明を求めます。浜野喜史君。
    ─────────────
   〔議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔浜野喜史君登壇、拍手〕
この発言だけを見る →
浜野喜史#3
○浜野喜史君 民主党・新緑風会の浜野喜史です。
 私は、提出会派を代表して、ただいま議題となりました環境大臣石原伸晃君問責決議案の提案理由を説明させていただきます。
 まず、決議案の案文を朗読いたします。
  本院は、環境大臣石原伸晃君を問責する。
   右決議する。
 以下、提案の趣旨を申し述べます。
 石原大臣は、六月十六日、官房長官を訪ねた際、記者とのやり取りの中で、福島の中間貯蔵施設の建設に関し、最後は金目でしょと発言をしました。
 この発言は、故郷を追われて困難な生活を続けている被災地に寄り添うどころか、住民を侮蔑していると言われても仕方がないものであり、謝罪で許されるようなものではありません。大臣としてのみならず、政治家としての資質を疑わざるを得ない発言であります。かつて石原大臣が自民党幹事長だった時代に、民主党の大臣に対して放った言葉を引用すれば、まさに万死に値するものであります。
 石原大臣は、六月十九日の参議院環境委員会において釈明しました。要は、最後は金目でしょとの発言の趣旨は、住民説明会の結果、様々な要望が出たので、最後は予算措置をしっかりやっていくことが必要だということであると説明しました。しかし、どう好意的に見ても、また幅広に解釈をしても、最後は金目でしょは、最後は予算措置でしょとは受け取れません。
 被災地の皆さん、とりわけ中間貯蔵施設に関わる皆さんの不信を買い、福島復興に向けた数多くの関係者の御尽力を水泡に帰すことにつながりかねない今回の発言の結果責任を負っていただかなければなりません。
 大臣は、今回の発言に関して、被災地に寄り添って丁寧に説明していきたいなどと釈明していますが、そもそも石原大臣が被災地に寄り添って心から福島の復興を考えているのか疑問であります。先祖代々の土地、住み慣れた故郷を奪われ、いつ我が家に帰ることがかなうのかも分からない状況にある人たちを思えば、心から丁寧に話を伺うところから始まるはずではないでしょうか。
 しかし、石原大臣は、その労すら取っていないと言わざるを得ません。五月末から始まった十六回にわたる中間貯蔵施設に関する地元説明会に一度として出席していません。なぜでしょうか。大臣としての責任感があり、地元被災者を思う心があったならば、全ての回とは言わずとも、自ら説明会でお話を伺うことがあってしかるべきだったのではないでしょうか。しかも、副大臣、政務官も一度も出席していないということまで分かりました。
 説明会では、地元の方々から厳しい意見が出されたと聞いております。石原大臣は、説明会が終了したこと、今後の予定などを官房長官に説明した帰りに問題発言をしました。地元の方々の厳しい意見を伺うという政治家としての仕事を役人に押し付け、身内である官邸に報告に行くというところだけを自分でやろうとしたため、被災地に思いをはせることができずに、今回の結果を招いたと言わざるを得ません。
 また、石原大臣は、昨年八月十一日に福島で開かれた復興策を話し合う会合の挨拶で、中間貯蔵施設の建設について、福島県を始め皆さんが自ら行動するという認識をしっかりと持っていただくことが重要だと述べたと報じられています。中間貯蔵施設は政府の責任で設置するものであることを所管大臣ならば当然認識していたはずです。それにもかかわらず、中間貯蔵施設の設置の責任を福島県に負わせるかのような発言をしました。事故の被害者に対して事故の後処理の責任を取らせようとするなど、言語道断です。
 以上、石原大臣がいかに福島に思いを寄せることができないか、環境大臣の重責を任せるわけにはいかない理由を説明してきましたが、石原大臣は、この参議院において、今国会、失態を演じています。三月十七日の環境委員会への遅刻の件であります。重要な委員会審議に当たって遅刻することなどもってのほかですが、遅刻の理由についても、当初は事故渋滞などと、虚偽と言われてもしようがない報告をしていました。
 しかも、当日は、国賓であるベトナム国家主席の歓迎式典が宮中で行われていましたが、石原大臣はこれを欠席しています。民主党政権下において、国賓をお招きした宮中行事を欠席した大臣に対し、天皇陛下への侮辱であり、日本国民を愚弄した行為であり、大臣の資格はないとして問責決議案が提出されています。よもや良識ある議員は、民主党の大臣が宮中行事を欠席した場合は問責だが、自民党の大臣は不問であるなどと筋の通らないことをお考えにならないと思います。
 これまで申し述べましたように、石原伸晃君が福島県の復興にとって不可欠な除染や中間貯蔵施設の建設等を所管する環境大臣の重責を担い続けることこそが、福島復興の足かせになっていると断ぜざるを得ません。
 東日本大震災からの復興、福島県の復興を願う良識ある議員諸君には、自らの良心に従って、この環境大臣石原伸晃君問責決議案に御賛同いただきたい、そう願って、提案理由の説明を終わります。拍手
    ─────────────
この発言だけを見る →
山崎正昭#4
○議長(山崎正昭君) 本決議案に対し、討論の通告がございます。順次発言を許します。中川雅治君。
   〔中川雅治君登壇、拍手〕
この発言だけを見る →
中川雅治#5
○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。
 私は、自由民主党及び公明党を代表し、ただいま議題となりました石原伸晃環境大臣に対する問責決議案に対し、断固反対する立場から討論を行います。
 石原環境大臣が東京電力福島第一原子力発電所事故の除染に伴う土壌等を保管する中間貯蔵施設建設に関し発言した件について、ただいま御指摘がございました。しかし、大臣の真意は全く違うところにあります。
 この発言の後の記者会見で、石原大臣は、最後は用地の補償額や地域振興策などの規模を示すことが重要な課題となると申し上げたと説明されております。
 さらに、十九日の参議院環境委員会でも、発言の趣旨は、住民説明会の結果出た様々な政策的要望に対し、最後は予算措置をしっかりとつくっていかなければならない、すなわち、用地の補償、さらには生活再建、地域振興策の規模を示すことが重要な課題になると申し上げたもので、お金で全てを解決するという意図では全くないと述べられております。
 そして、しかし、品位を欠き、誤解を招く表現により不快な思いを抱いた方が大勢いらっしゃる、そのことについては心からおわびを申し上げ、撤回させていただきたい、国会会期終了後、速やかに地元の福島を訪ねさせていただいて、直接おわびを申し上げる所存であるとも言われております。
 さらに、中間貯蔵施設は、地元の皆様方の理解なくして成し遂げることはできない、安倍内閣の最大の重要課題の一つであるこの問題について、被災された皆様方の心に寄り添ってこれからも丁寧に仕事をさせていただきたいと説明しておられます。
 また、石原大臣は、お金で物事が解決できると思っておりませんし、そんな気持ちは毛頭ございませんとはっきり述べられておりますし、また、環境省は二千億の予算の小さな役所であるから、これから多くの要望に対してしっかりと応えていくための予算を確保していかなければならないと決意を述べられたのであります。
 これらの御発言が示すように、石原大臣の意図するところは、地元の皆様からの要望に応えるためにしっかりと予算を確保していかなければならないというところにあったのであります。このことを福島の皆様にも是非御理解をいただきたいと思うのであります。
 石原環境大臣は、平成二十四年十二月の福島県知事との意見交換を始めとして、十七回福島に出張され、自治体の首長との意見交換や、除染現場の視察、また、ふくしまのこれからを考える座談会において地元の方々と懇談するなど、精力的に活動されておられます。問責決議案にある、大臣の責任感が欠如しているとの指摘は全く当たりません。石原大臣におかれましては、これからも引き続き、除染、中間貯蔵施設建設に取り組んでいただき、被災地の復興のために仕事をしていただきたいと思います。
 現在、環境省は、中間貯蔵施設建設を始めとする復興問題だけでなく、地球温暖化対策など数多くの課題を抱えております。石原大臣におかれましては、これらの問題にこれからもしっかりと取り組んでいただくことが政治家としての責任であると考えます。
 石原大臣は、大臣就任以来、懸案の多い我が国の環境行政に尽力され、一つ一つ実績を積み重ねてこられました。
 昨年五月、東日本大震災により被災した三陸地域の復興に貢献するため、三陸復興国立公園を創設されました。昨年十月に、熊本市、水俣市で水銀に関する水俣条約の採択、署名のための外交会議を開催し、議長として会議を成功に導かれました。また、地球温暖化対策に熱心に取り組まれ、浮体式洋上風力発電を始めとした再生可能エネルギーや省エネ対策の推進に尽力されておられます。
 さらには、東日本大震災により大量に発生した岩手県、宮城県の瓦れきについて、目標期日としていた今年三月末に処理を完了させました。これは石原大臣の強いリーダーシップがあったからこそ成し遂げられたものであります。今年四月には、日中韓三か国環境大臣会合を開催し、PM二・五を含む大気汚染について、今後の協力内容について合意いたしました。
 このように、石原大臣は、これまでも強いリーダーシップと実行力で様々な課題の先頭に立ってこられました。しかしながら、まだまだ我が国の環境行政には多くの課題が山積しております。今後とも、粘り強く誠実なお人柄と強い指導力で困難な環境行政の諸課題に取り組んでいただきたいと強く念願いたします。
 議員各位が石原環境大臣問責決議案に反対されることを切望し、私の反対討論を終わります。拍手
この発言だけを見る →
山崎正昭#6
○議長(山崎正昭君) 大島九州男君。
   〔大島九州男君登壇、拍手〕
この発言だけを見る →
大島九州男#7
○大島九州男君 民主党の大島九州男です。
 私は、会派を代表して、石原環境大臣に対する問責決議案について、賛成の立場から討論をさせていただきます。
 私は、東日本大震災発災後、民主党副幹事長として、宮城県の担当の党務をさせていただいていました。その際、当時幹事長の輿石副議長に呼ばれて、原発事故の福島は、被災三県の中でも、放射能の恐怖、福島第一原発の汚染水問題、除染等いろんな課題が山積し、制度と現実の谷間がある、君は現地に行って、その現実と制度の谷間を埋めてこいと言われ、福島に入らせていただきました。
 そこで体験したことは、津波被害の被災者の皆さんは、多くの苦しみ、悲しみの中においても、家はなくなったけれど、家族が無事だったことが有り難い、家族は失ったけれど、私は元気です、亡くなった家族の分まで頑張って生きていきたい、多くの方々の家族の御遺体が見付からない中、私は御遺体に対面させていただけただけでも有り難い、このような前向きな言葉に私は心を痛め、何としてもこの復興を成し遂げねばならないと、宮城県の担当を誠心誠意させていただいておりました。
 福島に入らせていただいて感じたことは、津波被害と原発事故の被害は違うということでした。絶対安全と言われた原発が自分の郷土を奪った、お墓参りにも行けない、一緒に平和に暮らしていた家族がばらばらになった、行政に、東京電力にだまされた、その言葉を至るところで聞かせていただきました。被災地にとって本当に大切なことは、被災者の皆さんに寄り添い、その心と同じ心で仕事をさせていただく、そのことの重要性を改めて教えていただきました。
 それから、私は、飯舘村の除染の仮置場の問題や川俣町の農地除染の問題、いずれも現地に何度も足を運び、地元の皆さんの意見を聞かせていただいて、関係省庁と調整をさせていただきながら、担当大臣、副大臣、政務官に大事なところは現地に出向いていただいて、解決策を実行させていただいてきました。そこで生まれたのは地元の皆さんとの信頼であります。地元の皆さんと触れ合うからこそ、そこに信頼が生まれるのです。その信頼が何よりの宝です。
 問題が起こると私が指名をいただいて、何度も足を運ばせていただきました。中小企業立地補助金の関係で県と政府が対立し、立ち行かなくなったときも、現地に入り意見交換する中で、全国に対応する制度でなく、警戒区域と津波被害地域にしか対応できない制度に変えて、予算立てすることで解決することもできました。そんな知恵も、現地に入り、そこでみんなと触れ合いながら考えるからこそいただける知恵だったと思っています。
 私たち政治家に必要なことは、国民に直接関わり、その声を国政に反映する重大な使命とともに、役所にはできない難しい問題を正面から受け止めて、逃げずに、体を張って正面から立ち向かっていくところに政治家の大きな役割があるんです。
 しかし、石原大臣、あなたは、十六回にわたる中間貯蔵施設建設に関する地元説明会に一度として出席をしていません。なぜですか。大臣として責任感があり、地元被災者に寄り添う心があったならば、自ら説明会でお話を伺うことは当然じゃないですか。しかも、副大臣、政務官の政務三役も一度も出席をしていません。説明会では、なぜ大臣が来ないのか、多くの声をいただきながら、その言葉を無視してきたじゃありませんか。そんなことで国民の声の代弁者と言えるんですか。
 今回、石原大臣が、官房長官への報告の後のぶら下がり会見で、最後は金目でしょと。まさに、被災者の皆さんに触れず、寄り添うことを行ってこなかった大臣だから出た言葉です。ヤジ
 自民党の皆さんは、それが正しいというやじがありましたが、病院で胃ろう措置を見学した際の感想が、人間に寄生しているエイリアンが人間を食べて生きているみたいだ。信じられません。石原大臣、あなたこそ、被災者を不安のどん底に陥れ、真面目に取り組んでいる多くの国会議員や環境省職員をないがしろにする、国会議員の風上にも置けない国会に寄生するエイリアンだ。一人の人間として、国会議員として、政府の要職を任せることのできない人物であるということは、もはや明白であります。
 石原大臣は、この参議院においても、今国会、致命的な失態を演じています。三月十七日の環境委員会への十分間の遅刻。貴重な委員会審議に当たって遅刻することなどもってのほかであることは言うまでもありませんが、遅刻の理由についても、当初は事故渋滞などと虚偽報告をしていました。それはうそでしょう。しかも、当日は国賓であるベトナム国家主席の歓迎式典が宮中で行われていましたが、石原大臣はこれも欠席しています。
 民主党政権下において、国賓をお招きした宮中行事を欠席した大臣に対して、自民党及び公明党は、天皇陛下への侮辱であり、国民を愚弄した行為だと、大臣の資格はないとして問責決議案を提出しています。大臣の職責は党派は関係ありません。前回の問責決議案に賛成された議員の皆さんは当然賛成されるのが憲政の常道と考えますが、いかがでしょうか。
 私は、こういった資質のない大臣を任命した安倍総理の任命責任が一番重いと思います。自民党にはもっと現場を大切にし、体を張って対処できる人材が多くいらっしゃいます。
 石原大臣、そもそもあなたは環境大臣などおやりになりたくなかったのではないですか。嫌々やっているようにしか私には見えません。日本の国民のための政治を行う行政のトップ、特に環境大臣は、東日本大震災、原発事故の収束、復興の要となる大切なポストです。そこにやる気の感じられない人材を登用するとは、安倍総理は本当に復興を推進する気概があるのでしょうか、私には感じられません。
 石原大臣、安倍総理に伝えてください。おごれる平家は久しからず。安倍総理、あなた自身が日本の総理大臣として謙虚になり、国民の声を聴く姿勢になれば、あなたが任命した大臣はその心を受けて、被災地に赴き、被災者に謙虚に寄り添い、本当に被災者の立場に立った政策の実行ができるようになるのです。石原大臣、あなたの失言は、安倍総理のおごりの心が導いたものです。
 集団的自衛権の憲法解釈変更を閣議決定で行おうとしている総理自身、その驕慢な心を変えない限り、この負の連鎖は止まりません。そして、安倍総理が、石原環境大臣のこのような発言が日本を壊す始まりであることに気付いていただかなければ、総理によってこの国は失われます。石原大臣もそのことをしっかり安倍総理に伝えてください。
 最後に、石原大臣が福島県の復興にとって不可欠な除染や中間貯蔵施設の建設等を所管する環境大臣の重責を担い続けることは、福島の復興のマイナスです。
 石原大臣には、自らの過去の発言を改めて省みていただき、強く猛省を促した上で、問責すべきものとし、東日本大震災からの復興、福島県の復興を願う国民から選出された議員の皆さん、この環境大臣石原伸晃君問責決議案に御賛同いただくことを願い、私の賛成討論とさせていただきます。拍手
この発言だけを見る →
山崎正昭#8
○議長(山崎正昭君) 清水貴之君。
   〔清水貴之君登壇、拍手〕
この発言だけを見る →
清水貴之#9
○清水貴之君 日本維新の会・結いの党の清水貴之です。
 私は、会派を代表いたしまして、ただいま議題となりました石原伸晃環境大臣への問責決議案に賛成の立場から討論を行います。
 石原大臣は、今週、福島第一原発事故に伴う中間貯蔵施設の建設をめぐり、最後は金目でしょと発言しました。この発言をめぐって大臣は釈明と陳謝に追われ、直後には、正確な発言を覚えていない、正式な会見での発言ではないとかたくなに撤回を拒んでいましたが、その後、品位を欠く表現で不快な思いをされた方には心からおわびし撤回したいなどと発言、朝令暮改の混乱は、昨今の環境行政に対する信頼を失墜させました。
 福島県知事が、この発言に対し、住民の皆さんのふるさとを思う気持ちを踏みにじり、誠に遺憾だと表明し、同県議会も全会一致で抗議文を提出していることは皆様御承知のとおりでありますが、言うまでもなく、福島県の皆さんが今求めているのは、金目ではなく、放射能なんか全く気にしなくてよかった日々であり、子供や孫と笑って暮らせる生活であることを思うと、この度の発言と対応は本当に残念でなりません。
 先祖代々の土地やお墓、家族で暮らしていた家を手放すことに、福島の復興のためならばと、日本の未来のためならばと、泣く泣く協力しようとしてくださる方に対し、まるで金を出せばいいんだろうとも受け取れる発言。大臣、金銭に代えられない有形無形のふるさとの財産を喪失し、未来に不安を抱え、日々重苦しい生活を余儀なくされている皆さんのことを、もう一度、もう一度考えてみてください。
 信頼なくして復興なし。石原大臣は以前、公共の電波を使って、福島第一原発のことを福島第一サティアンと発言しました。本来はこの時点で復興の任務をつかさどる大臣に向かないことが明らかでありますが、大臣就任以降も、今年三月十七日の参議院環境委員会に遅刻をし、あわせて、不誠実な理由説明をして国民を欺いたことで、既にイエローカードを提示されている立場であります。
 今回の発言は、日頃の本音がかいま見えるものとして、著しく福島県民の信頼を損ね、二度目のイエローカードで、いえいえ、若しくは一発レッドカードで退場を促された大臣が、幾ら今後も職責を全うしたいと言っても、それはもはや国民の胸には響きません。石原大臣が今のポストに居座り続けること自体、中間貯蔵施設の議論を前に進めることに際しての障害となります。
 先月末から十六回にわたって開かれた中間貯蔵施設に関する政府説明会、なぜこんな大事な説明会に大臣を始め政務三役が一人も一度も出席をしていないのでしょうか。大臣の公務スケジュールを環境省から出してもらいました。その説明会の日程と突き合わせてみましたが、大臣公務によってどうしても出席できなかったのは、六月九日、参議院決算委員会が開かれていた日、一日だけです。
 六月八日、日曜日の説明会は、この国会のすぐ近くの砂防会館で開かれました。行こうと思えばすぐに行ける距離です。六月十四日、土曜日ですが、この日、福島県で三回説明会が開かれています。その日の大臣のフェイスブックには、御自宅の御近所の中華料理店のおいしそうな冷やし中華の写真が投稿されています。暑くなってきましたから、冷やし中華を食べたくなる気持ち、よく分かります。
 そのようなプライベートな御予定もあるでしょう。大臣公務以外の御自身の政治活動もあるでしょうから、全てに参加するべきだとは言いませんが、会場からは、なぜ大臣が来ないのだという意見も多く出ていたと聞きます。一度ぐらいは会場に足を運び、直接住民の皆さんの声に耳を傾けてもよかったのではないでしょうか。
 大臣は、実務的な説明会なので実務者に任せていた、出てきた意見をまとめた三センチぐらいの冊子をいつも持ち歩いているとおっしゃっていますが、文章でコメントを読むのとじかに話を聞くのとでは全く違います。もっと大臣には、住民の皆さんの複雑な思い、なかなか口に出すことができない心の奥底にある思いにまで気持ちを寄せてほしかった。そうすれば、あのような最後は金目でしょなどという発言は出てこなかったのではないかと思います。
 国会が閉会して、これから失言による謝罪のために福島に足を運ぶことになるとは何とも皮肉な結果ではありますが、このままでは、震災復興どころか、復興事業の停滞と政治不信にますますの拍車を掛けることになります。双葉町の伊澤町長が、町民は感情を害している、施設は大切だが、進展は厳しい状況だと話しているとおり、今後、福島の皆さんは交渉のテーブルには決してフラットな気持ちで立つことはできないでしょう。
 課題が山積する復興事業ですから、いち早く国民が納得する形で責任を取り、新しい体制の下に復興事業と環境行政が強力に推進されることが望まれます。
 潔い、そして速やかな大臣の退陣を求めて、私の賛成討論といたします。拍手
この発言だけを見る →
山崎正昭#10
○議長(山崎正昭君) 水野賢一君。
   〔水野賢一君登壇、拍手〕
この発言だけを見る →
水野賢一#11
○水野賢一君 みんなの党の水野賢一です。
 石原伸晃環境大臣に対する問責決議案に賛成の立場から討論をいたします。
 今回の、最後は金目でしょという発言に多くの人が怒っているのはなぜでしょうか。それは、この発言の背景には、金さえあれば最後は何とでもなるという大臣の本音が表れているからではないですか。口では被災地に寄り添うと言いながら、実際には被災地を愚弄し、国民を愚弄していると感じるからではないですか。大臣は誤解だと言います。しかし、誤解ではなく、あれこそ大臣の本音なのではないですか。
 発言については、大臣御自身も品位を欠いていたと認めておられます。しかし、品位を欠いた発言が出てくるのは、大臣御自身が品位を欠いた本音を持っているからではありませんか。
 三年前に、当時の鉢呂経済産業大臣が福島第一原発を訪問したときに、死の町などと発言したと報じられました。そのときに万死に値すると強く批判したのは一体全体誰だったんですか。当時の自民党幹事長、石原伸晃氏ではないですか。そして、記者会見で、良識ある大人が、酔っ払っても、どんな状態でもそんな話をしてはいけないと強く批判したのは一体全体誰だったんですか。これまた当時の自民党幹事長、石原伸晃氏ではないですか。
 万死に値するにしても、どんな状態でも大人が言ってはいけないにしても、まさに今回の最後は金目でしょ発言のためにあるような言葉ではないですか。
 さて、国会質疑の中では、大臣の最後は金目でしょの発言が今後の中間貯蔵施設建設に悪影響があるかどうかも議論をされました。さすがに大臣も悪影響はないとまでは言えなかったのでしょう、はぐらかし答弁を続けました。しかし、代わりに驚くべき答弁をした人がいます。井上信治副大臣です。中間貯蔵施設などに関して、地元の理解を得るのにマイナスの影響があるとは思いませんかという質問に、思いませんとはっきり答弁をしたんです。
 どういう神経をしているんですか、この副大臣は。地元との信頼関係が崩れたんです。何の影響もないわけないじゃありませんか。しかも、何で悪影響はないと言えるのかの根拠を問われると、今度ははぐらかして、悪影響がないように頑張りますと言うだけなのですから、開いた口が塞がりません。まさに、大臣も大臣ならば副大臣も副大臣と言わざるを得ないじゃありませんか。
 さて、環境省の外局に原子力規制委員会があります。この人事は国会同意人事ですから、今国会にも人事案が提示をされました。
 ところで、この原子力規制委員会の人事は、規制組織である以上、原子力事業者と余りにも密接な関係のある人を避けるべきなのは当然のことです。そこで、法律が成立をした二年前の国会審議で、委員を選考するに当たってのガイドラインを策定することになったわけです。そして、当時の民主党政権が、原発関係者から過去三年にわたって五十万円以上の資金を受け取った者は委員になれないといったガイドラインを作りました。
 しかし、今回の人選に当たっては、石原大臣は、そのガイドラインは全く考慮しなかったと明言しています。民主党政権の策定したガイドラインに拘束されないというだけならばまだ分かります。しかし、それに代わる新たなガイドラインを作ったのかといえば、それもしていません。
 ガイドラインを策定するということは、国会審議の中で法案提出者が再三再四答弁していることです。立法者の意思なんです。それをいとも簡単にほごにするとはどういうことですか。前の政権のガイドラインに拘束されたくないというだけならばまだしも、立法者の意思に拘束されるのは当たり前のことじゃないですか。
 行政府の役割とは、国会で立法された法律を忠実に執行することです。国会審議で示されたガイドラインを作るという立法者の意思などどうでもいいというのでは、国会審議の意味がなくなってしまうではないですか。
 国会軽視といえば、所管委員会の遅刻も忘れてはなりません。こうした数多くの問題の背景にあるのは石原大臣の、いや自民党政権のおごりがあるのではないですか。
 もちろん、こうしたおごりを許してきてしまった私たち野党も反省しなければなりません。力を合わせて自公政権を追い込んでいくだけの迫力ある野党勢力づくりも必要でしょう。一強多弱の一強と言われる自民党も決して安泰ではないでしょう。おごれる者は久しからずです。そのことを私たち野党の力で示していかなければなりません。
 本日は、国会のルールに従って、みんなの党という会派を代表する形で討論をいたしました。しかし、僣越ながら、私の申し上げたことは、我が会派のみならず多くの野党の共有する思いだと信じます。いや、野党だけではないはずです。与党の方々の中にも、人間としての品性や良識を持っている方々は多くいらっしゃるはずです。そうした方々は、さすがに今回の石原大臣の発言だけは許せないと内心思われていらっしゃるのでしょう。投票に当たっては、そうした方々の良識に期待をしながら、私の賛成討論といたします。拍手
この発言だけを見る →
山崎正昭#12
○議長(山崎正昭君) 市田忠義君。
   〔市田忠義君登壇、拍手〕
この発言だけを見る →
市田忠義#13
○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、石原伸晃環境大臣の問責決議案に賛成する討論を行います。
 中間貯蔵施設の建設をめぐっての石原環境大臣の最後は金目でしょという発言は、大臣が環境委員会で釈明した、被災者の皆様の心に寄り添ってどころか、全く正反対の被害者の気持ちを踏みにじる重大発言と言わなければなりません。
 この大臣発言に対して、佐藤福島県知事は、避難している住民や県民がこの三年四か月の間どれほど苦しんできたかを本当に理解しているのか、住民のふるさとへの気持ちを全く顧みない発言だと述べています。建設候補地とされ、帰還困難区域が九六%を占める双葉町の伊澤町長も、本当に困る発言だ、補償や賠償など金が目当てだと誤解を招く、大熊町の渡辺町長も、とても受け入れられない問題発言だと怒りをあらわにしているのは当然のことであります。双葉町は昨年十一月、国に対して、原子力発電所事故からの復興という、前例のない取組の中で、多くの課題を抱え、困難な状況にありますと、厳しい現状を痛切に訴えていたのであります。さらに、福島県議会は、自民党を含む全会派の一致した意思として平出議長名で、住民の尊厳を踏みにじるものであり、到底容認できるものではない、大臣自らが真摯で誠意のある対応を住民に示すよう求めると、抗議文を石原大臣宛てに送っています。
 石原大臣は、誤解を与えたことをわびると言いました。これは、自分の発言は正しいが、誤解をした者が悪いと言っているのと同じであります。しかし、皆さん、国民は誰も誤解はしていません。多くの国民は、大臣の発言が、原発事故に何の責任も痛みも感じない暴言であり、本音を述べたものだと正しく受け取っています。石原大臣の暴言に対して、十三万人を超える避難者を始め多くの国民が怒りの声を上げていることに、石原大臣自身はもちろんのこと、安倍政権全体が真摯に受け止めるべきだということをまず厳しく指摘しておきたいと思います。
 問責決議案に賛成する第一の理由は、石原大臣の最後は金目でしょという発言が、福島第一原発事故を引き起こして住民や県民に苦しい避難生活を強いてきた国の反省と責任が全く感じられない重大な発言であり、単に誤解を招いたとして陳謝、撤回すれば済むというものではない、まさに環境大臣としての資格そのものが厳しく問われているからであります。
 福島第一原発事故に何の責任もない福島県の住民が、苦しい避難生活を強いられ、その上に中間貯蔵施設建設の候補地にされています。石原大臣の発言は、このようにふるさとを追い出された住民、帰還したくても帰還できない住民の思いを逆なでするものであります。避難住民が用地の補償、生活再建、地域振興の具体的な金額や施策を求めるのは当然ではありませんか。それを金目当てだと言い張る発言は、大臣としてはもちろん、政治家としての資質も疑われるものであり、即刻辞任すべきであります。
 第二の理由は、大臣は釈明の中で、被災者の皆さんの心に寄り添って丁寧に説明し、対応していく心構えや行動に何の変更もないと述べておられます。しかし、実際は、町や住民が中間貯蔵施設建設に同意しなければ具体的な金額や施策を明らかにしないという姿勢であり、到底被災者の心に寄り添って対応しているとは言えないからであります。
 大臣も副大臣も政務官も、中間貯蔵施設の説明会には一度も出席はしていません。そればかりか、環境省は、住民説明会の中で、用地の補償、生活再建、地域振興の具体的な金額や施策についても住民には一切示してはいません。十四日の説明会終了後、伊澤双葉町長は、言葉は丁寧だが、町民が聞きたいことに対する答えになっていない、今後、国に具体的な回答を求めていくと述べ、渡辺大熊町長も、持ち帰ります、検討しますという回答が多く、こんな不誠実な対応ではかえって町民の間に不信感が募ると批判しておられます。
 第三の理由は、石原大臣のこうした発言は、最終処分場の確保については国が責任を持って行うといいながら、最終処分先も決めないまま、住民の全てが生まれ育ったふるさとを追われたままの双葉町などに、中間貯蔵施設先にありきで押し付けようとする国の姿勢を露骨に示したものであり、到底容認できないからであります。
 必死に帰還と町の復興に力を尽くしているところに、中間貯蔵施設の建設計画が持ち上がりました。町長や住民は、ふるさとの土地が取られてしまう、帰還したくとも帰還できなくなる、中間貯蔵施設によって町全体が分断され、復興、再興ができなくなってしまうなどの不安を訴えています。
 ところが、国は、最終処分先も決めないまま、来年一月の搬入開始というスケジュールに合わせて二つの候補地に中間貯蔵施設の建設を無理やり押し付けようとしています。また、環境省は、中間貯蔵開始後三十年以内に福島県外で最終処分を完了する旨を日本環境安全事業株式会社法に規定したいとしています。しかし、これによって三十年以内が担保されているわけでは決してありません。PCB対策が専門で放射性物質対策のノウハウが全くない同会社では、何らの保障措置にならないことは明らかであります。
 最終処分先を決めてから中間貯蔵施設の建設を提案するのが国の責任であります。中間貯蔵施設ありきの強行的な国の姿勢が、最後は金で解決すればいいという大臣の高慢な発言となって象徴的に現れているのであります。絶対に許されるものではありません。
 第四の理由は、石原大臣発言が、福島第一原発事故の原因もいまだに明らかではなく、収束どころか、日々被害が広がっているにもかかわらず、原発を重要なベースロード電源と位置付けたエネルギー基本計画を閣議決定し、あくまでも再稼働させようとする安倍政権の姿勢と軌を一にしたものだからであります。
 さきの原子力規制委員会委員の任命においても、安倍政権は、原発の再稼働を早める体制づくりのため、欠格要件に抵触する団体から資金提供を受けていた人物や、地震、断層が専門とは言えない人物を登用するなど、独立、中立、公正であるべき原子力規制機関の存在をゆがめる人事を強行いたしました。こうした安倍政権の再稼働ありきの態度が、石原大臣の中間貯蔵施設を金の力で強引に決着させようとする姿勢と結び付いているのであります。
 以上述べたように、大臣としての資格に欠けるこの間の数々の言動は、石原大臣自身の責任にとどまらず、任命した安倍首相の責任も重大だと言わざるを得ません。
 最後に、今年五月、福井地裁は、安倍政権の原発再稼働への暴走に待ったを掛ける画期的、歴史的な判決を下しました。憲法に保障された人格権、すなわち、国民の命と暮らしを守ること以上に大切なことはないという立場に立って、関西電力大飯原発三、四号機の運転差止めを命じるとともに、国民の命や安全よりもコストを優先する考え方をきっぱり退けた判決でした。これは国民の世論と運動が生み出した判決であり、安倍政権は、全国全ての原発の再稼働を断念し、即時原発ゼロの政治決断をすべきであります。
 日本共産党は、安倍政権がこの判決の内容を重く受け止めるとともに、大臣としての資格に全く欠ける石原環境大臣の辞任を強く求めて、賛成討論を終わります。拍手
この発言だけを見る →
山崎正昭#14
○議長(山崎正昭君) これにて討論は終局いたしました。
    ─────────────
この発言だけを見る →
山崎正昭#15
○議長(山崎正昭君) これより採決をいたします。
 足立信也君外五十七名より、表決は記名投票をもって行われたいとの要求が提出されております。
 現在の出席議員の五分の一以上に達しているものと認めます。
 よって、表決は記名投票をもって行います。本決議案に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上、御投票を願います。
 議場の閉鎖を命じます。氏名点呼を行います。
   〔議場閉鎖〕
   〔参事氏名を点呼〕
   〔投票執行〕
この発言だけを見る →
山崎正昭#16
○議長(山崎正昭君) 投票漏れはございませんか。──投票漏れはないと認めます。投票箱閉鎖。
   〔投票箱閉鎖〕
この発言だけを見る →
山崎正昭#17
○議長(山崎正昭君) これより開票いたします。投票を参事に計算させます。議場の開鎖を命じます。
   〔議場開鎖〕
   〔参事投票を計算〕
この発言だけを見る →
山崎正昭#18
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数        二百三十七票  
  白色票            百四票  
  青色票          百三十三票  
 よって、本決議案は否決されました。拍手
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
この発言だけを見る →
山崎正昭#19
○議長(山崎正昭君) 日程第一 建築士法の一部を改正する法律案(衆議院提出)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。国土交通委員長藤本祐司君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔藤本祐司君登壇、拍手〕
この発言だけを見る →
藤本祐司#20
○藤本祐司君 ただいま議題となりました法律案につきまして、国土交通委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
 本法律案は、建築物の設計及び工事監理の業務の適正化並びに建築主等への情報開示の充実を図るため、設計受託契約等の原則、及び延べ面積が三百平方メートルを超える建築物に係る設計受託契約等の締結に際しての書面の相互交付義務を定めるものです。また、延べ面積が三百平方メートルを超える建築物の新築工事に係る設計又は工事監理についての一括再委託の禁止、管理建築士の業務の明確化、建築士免許証の提示義務等について定めようとするものです。
 委員会におきましては、提出者衆議院国土交通委員長より趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、報告いたします。拍手
    ─────────────
この発言だけを見る →
山崎正昭#21
○議長(山崎正昭君) これより採決をいたします。
 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
この発言だけを見る →
山崎正昭#22
○議長(山崎正昭君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
この発言だけを見る →
山崎正昭#23
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百三十九  
  賛成           二百三十九  
  反対               〇  
 よって、本案は全会一致をもって可決されました。拍手
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
この発言だけを見る →
山崎正昭#24
○議長(山崎正昭君) 日程第二 会社法の一部を改正する法律案
 日程第三 会社法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案
  (いずれも第百八十五回国会内閣提出、第百八十六回国会衆議院送付)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。法務委員長荒木清寛君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔荒木清寛君登壇、拍手〕
この発言だけを見る →
荒木清寛#25
○荒木清寛君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、会社法の一部を改正する法律案は、株式会社をめぐる最近の社会経済情勢に鑑み、社外取締役等による株式会社の経営に対する監査等の強化並びに株式会社及びその属する企業集団の運営の一層の適正化等を図るため、監査等委員会設置会社制度を創設するとともに、社外取締役等の要件等を改めるほか、株式会社の完全親会社の株主による代表訴訟の制度の創設、株主による組織再編等の差止め請求制度の拡充、特別支配株主の株式等売渡し請求制度の創設等の措置を講じようとするものであります。
 次に、会社法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案は、会社法の一部を改正する法律の施行に伴い、商法その他の関係法律の規定の整備等を行おうとするものであります。
 なお、衆議院において、これらの法律案の法律番号中、平成二十五年を平成二十六年に改める等の修正及び、水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法第十二条第一項の特定事業者のうち特定会社については、子会社の株式等の譲渡に係る親会社の株主総会の特別決議による承認に関する規定は適用しないこととする等の修正が行われております。
 委員会におきましては、大久保勉君外六名発議の会社法の一部を改正する法律案と一括して審査を行い、今回の改正の趣旨と目的、監査等委員会の独立性を確保するための仕組み、社外取締役の導入を促進するための具体的措置と人材の確保、改正案において社外取締役の選任を義務付けなかった理由と社外取締役の適正人数、会計監査人の報酬の決定権を監査役に付与しなかった理由、支配株主の異動を伴う募集株式の発行に当たり、規律の対象とする募集株式発行後の議決権の割合を二分の一超とした理由とその妥当性、多重代表訴訟制度創設の意義と原告適格の妥当性、特別支配株主による株式等売渡し請求制度において少数株主の権利を侵害する懸念、会社法の条文を分かりやすくする必要性、衆議院の修正で、水俣病特措法の特定会社について会社法の規定を適用除外とした理由とその妥当性等について質疑が行われ、また、株式会社の実務関係者、水俣病患者代表等の参考人から意見を聴取いたしました。
 両法律案に対する質疑終局の動議が提出され、多数をもって質疑を終局することを決した後、討論に入りましたところ、民主党・新緑風会を代表して小川理事、日本共産党を代表して仁比委員より、それぞれ両法律案に反対する旨の意見が述べられました。
 討論を終局し、順次採決の結果、両法律案はいずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。拍手
    ─────────────
この発言だけを見る →
山崎正昭#26
○議長(山崎正昭君) 両案に対し、討論の通告がございます。発言を許します。小川敏夫君。
   〔小川敏夫君登壇、拍手〕
この発言だけを見る →
小川敏夫#27
○小川敏夫君 私は、ただいま議題となりました会社法の一部を改正する法律案等に対して、反対の立場で討論いたします。
 本法案は、社外取締役の導入の促進等、多岐にわたる改正事項に及ぶものであります。
 次に述べる特別支配株主による株式等売渡し請求制度の創設を除いては賛成し得るものと考えておりますが、同売渡し請求については、当院における審議におきまして許容し難い欠陥があることが明らかとなりましたので、結論として本法案に反対するものであります。
 同法案の問題点について述べる前に指摘しなければならないことは、質疑に先立って法務省が行った我が党ら議員に対する法案説明において、同売渡し請求制度の新設を除外した法案説明資料を作成して配付した上、同売渡し請求制度の新設について何も説明しなかったことであります。
 このような不当な説明によって、同売渡し請求制度に関する質疑が行われず、あるいは充実した質疑が行えないおそれを生じさせたものであります。これは国会を軽視するも甚だしい行為であると言わざるを得ません。法務省に対して、その経過を調査して責任の所在を明確にし、かかる行為が二度と行われることのないよう猛省することを求めるものであります。
 同売渡し請求制度は、売渡し株主の財産権である株式をその意に反して奪うものでありますから、その制度の導入に当たっては、合目的性と売渡し株主に対する正当な対価が確実に支払われる仕組みを備えなければならないことは当然至極であります。
 しかし、合目的性について、法務省は、企業の長期的経営戦略を容易にするなどといった抽象的な説明をするのみであって、人の財産権を強制的に取得することを正当化する合目的性としては甚だ脆弱であって、具体性に欠けた説明しかしておりません。
 また、そもそも、法文上は、いかなる目的であっても、あるいは何らの理由を持たずとも、特別支配株主に該当しさえすれば少数株主に対して売渡し請求を行うことができるものとなっております。これでは、人の財産権をその意に反して奪うことを正当化できる根拠に欠けていると言わざるを得ず、憲法で保障する財産権の侵害に当たることさえ考えられるものであります。
 また、売渡し株主が受けるべき対価について、正当な対価が確実に支払われることが絶対に必要でありますが、本法案では、代金の支払が未了のまま売渡し株主の株式が強制的に特別支配株主に移転することとなっており、売渡し株主の同時履行の抗弁権が奪われています。そして、その後の履行を確保する十分な手だてが講じられていません。
 本法案では、売渡し株主に、手続が違法である場合や、売渡価格に異議がある場合などに裁判手続を申し立てられるとの制度が設けられております。しかし、そうした手続が裁判所に申し立てられても、代金が支払未了のまま特別支配株主に移転してしまうことに変わりはなく、これでは、売渡し株主が株式を取られた後に、裁判の結果が出るまでの間に株式を取得した特別支配株主が破綻してしまえば、売渡し代金の支払は確保されません。さらには、特別支配株主が悪意を有して、内心、逃亡、隠匿などを予定して行う場合などには、売渡し株主の被害を防止することは困難であります。
 売渡し請求手続は、企業やその支配株主の利益や便宜を優先して特別支配株主に少数株主の株式を強制的に取得することを認めた制度でありながら、株式を取られる売渡し株主が代金の支払を受けられないリスクを一方的に負わせられ、これを防止する事務は売渡し株主の負担とされ、なおかつ十分な防止効果を期待できないというのが本法案における制度の仕組みであり、著しく公平、妥当性を欠いたものであります。この売渡し請求制度が実施された後、株式を取られながら代金を受け取れない被害者が間違いなく現れるでしょう。
 よって、このような欠陥条項を含んだ本法案に対しては反対せざるを得ないのでありますから、反対いたします。
 以上で討論を終わります。拍手
この発言だけを見る →
山崎正昭#28
○議長(山崎正昭君) これにて討論は終局いたしました。
    ─────────────
この発言だけを見る →
山崎正昭#29
○議長(山崎正昭君) これより両案を一括して採決いたします。
 足立信也君外五十七名より、表決は記名投票をもって行われたいとの要求が提出されております。
 現在の出席議員の五分の一以上に達しているものと認めます。
 よって、表決は記名投票をもって行います。両案に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上、御投票を願います。
 議場の閉鎖を命じます。氏名点呼を行います。
   〔議場閉鎖〕
   〔参事氏名を点呼〕
   〔投票執行〕
この発言だけを見る →
← 戻る