中川雅治の発言 (本会議)
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○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。
私は、自由民主党及び公明党を代表し、ただいま議題となりました石原伸晃環境大臣に対する問責決議案に対し、断固反対する立場から討論を行います。
石原環境大臣が東京電力福島第一原子力発電所事故の除染に伴う土壌等を保管する中間貯蔵施設建設に関し発言した件について、ただいま御指摘がございました。しかし、大臣の真意は全く違うところにあります。
この発言の後の記者会見で、石原大臣は、最後は用地の補償額や地域振興策などの規模を示すことが重要な課題となると申し上げたと説明されております。
さらに、十九日の参議院環境委員会でも、発言の趣旨は、住民説明会の結果出た様々な政策的要望に対し、最後は予算措置をしっかりとつくっていかなければならない、すなわち、用地の補償、さらには生活再建、地域振興策の規模を示すことが重要な課題になると申し上げたもので、お金で全てを解決するという意図では全くないと述べられております。
そして、しかし、品位を欠き、誤解を招く表現により不快な思いを抱いた方が大勢いらっしゃる、そのことについては心からおわびを申し上げ、撤回させていただきたい、国会会期終了後、速やかに地元の福島を訪ねさせていただいて、直接おわびを申し上げる所存であるとも言われております。
さらに、中間貯蔵施設は、地元の皆様方の理解なくして成し遂げることはできない、安倍内閣の最大の重要課題の一つであるこの問題について、被災された皆様方の心に寄り添ってこれからも丁寧に仕事をさせていただきたいと説明しておられます。
また、石原大臣は、お金で物事が解決できると思っておりませんし、そんな気持ちは毛頭ございませんとはっきり述べられておりますし、また、環境省は二千億の予算の小さな役所であるから、これから多くの要望に対してしっかりと応えていくための予算を確保していかなければならないと決意を述べられたのであります。
これらの御発言が示すように、石原大臣の意図するところは、地元の皆様からの要望に応えるためにしっかりと予算を確保していかなければならないというところにあったのであります。このことを福島の皆様にも是非御理解をいただきたいと思うのであります。
石原環境大臣は、平成二十四年十二月の福島県知事との意見交換を始めとして、十七回福島に出張され、自治体の首長との意見交換や、除染現場の視察、また、ふくしまのこれからを考える座談会において地元の方々と懇談するなど、精力的に活動されておられます。問責決議案にある、大臣の責任感が欠如しているとの指摘は全く当たりません。石原大臣におかれましては、これからも引き続き、除染、中間貯蔵施設建設に取り組んでいただき、被災地の復興のために仕事をしていただきたいと思います。
現在、環境省は、中間貯蔵施設建設を始めとする復興問題だけでなく、地球温暖化対策など数多くの課題を抱えております。石原大臣におかれましては、これらの問題にこれからもしっかりと取り組んでいただくことが政治家としての責任であると考えます。
石原大臣は、大臣就任以来、懸案の多い我が国の環境行政に尽力され、一つ一つ実績を積み重ねてこられました。
昨年五月、東日本大震災により被災した三陸地域の復興に貢献するため、三陸復興国立公園を創設されました。昨年十月に、熊本市、水俣市で水銀に関する水俣条約の採択、署名のための外交会議を開催し、議長として会議を成功に導かれました。また、地球温暖化対策に熱心に取り組まれ、浮体式洋上風力発電を始めとした再生可能エネルギーや省エネ対策の推進に尽力されておられます。
さらには、東日本大震災により大量に発生した岩手県、宮城県の瓦れきについて、目標期日としていた今年三月末に処理を完了させました。これは石原大臣の強いリーダーシップがあったからこそ成し遂げられたものであります。今年四月には、日中韓三か国環境大臣会合を開催し、PM二・五を含む大気汚染について、今後の協力内容について合意いたしました。
このように、石原大臣は、これまでも強いリーダーシップと実行力で様々な課題の先頭に立ってこられました。しかしながら、まだまだ我が国の環境行政には多くの課題が山積しております。今後とも、粘り強く誠実なお人柄と強い指導力で困難な環境行政の諸課題に取り組んでいただきたいと強く念願いたします。
議員各位が石原環境大臣問責決議案に反対されることを切望し、私の反対討論を終わります。(拍手)