岸田文雄の発言 (外務委員会)

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○岸田国務大臣 今回の訪朝ですが、特別調査委員会が立ち上がり、九月十八日の段階で、北朝鮮側から、調査は初期の段階であり、今この現状においては拉致被害者の方々お一人お一人の具体的な情報を提供することはできない、こういった通報がありました。
 これに対して、まず我々は、これは納得ができない、これは認めることができない、拉致問題、これは我が国にとりまして最重要課題であり、現状がどうなっているのか、それをしっかり確認させてもらわなければならない、そして、調査についても、速やかに調査を行って、そして、迅速に、正直に結果を通報してもらわなければならない、これを伝えるために訪朝を行ったわけであります。
 ですから、そもそも、北朝鮮側が拉致被害者の方々について安否情報を提供することができないと言ってきたことに対して、我が国の立場をしっかり伝えるために今回の訪朝を行った、今回の訪朝の目的、役割、これはここにあるんだということをまず申し上げなければなりません。
 加えて、委員もおっしゃいました、こうした交渉の扉があいたことについて、交渉が途切れてしまうリスク等もありました。このあたりを総合的に勘案して訪朝を決断した、こういったことでありました。
 事前に判明したとおり、安否情報、消息について具体的な情報は得ることができなかった、これは残念には思っていますが、当初の訪朝の目的、我が国の強い決意、立場、これを北朝鮮の最高指導部に伝えることができた、これは今回の訪朝で行われたというふうに思っていますし、また、北朝鮮側からは、過去の調査にこだわることなく新しい角度から調査を進めていく、あるいは特殊機関に対して徹底的に調査を行う、こうした説明等も受けてきました。
 こういったことから、我が国の立場を伝える、そして現状を確認する、そして迅速な通報をしっかり要求する、こういった申し入れはしっかり行われたと考えています。
 ぜひ、こうした派遣等を通じて、今後の調査促進をしっかり求めていく、迅速な通報につなげていく、こういったことが大切だと思っています。
 期限を区切って交渉に臨むべきではないか、あるいは、対北朝鮮措置をもとに戻すべきではないか、こういった意見があることも承知をしています。しかし、現時点では、まずはしっかりと迅速な通報を求めていく、これが重要だと思っておりますし、現時点において、北朝鮮の措置をもとに戻すこと、これは考えておりません。
 それぞれの時点において、北朝鮮側から前向きな、具体的な行動を引き出すためには何が最も適切なのか、このことを考えながら不断の検討を続けていく、こういった態度が重要なのではないかと、現状、我々は考えているところであります。

発言情報

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発言者: 岸田文雄

speaker_id: 6324

日付: 2014-11-12

院: 衆議院

会議名: 外務委員会